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『Philadelphia 1989 First Night』(-) |
『Philadelphia 1989 First Night』(-) 2CD
Aug.31 1989 Veteran's Stadium, Philadelphia,PA
Stereo Audience Recording Quality:Very Good
(Disc-1) 1.Continenntal Drift/2.Start Me Up/3.Bitch/4.Shattered/5.Sad Sad Sad/6.Undercover Of The Night/7.Harlem Shuffle/8.Tumbling Dice/9.Miss You/10.Ruby Tuesday/11.Play With Fire/12.Dead Flowers/13.One Hit/14.Mixed Emotions/15.Honky Tonk Women/16.Rock And A Hard Place (Disc-2) 1.Midnight Rambler/2.You Can't Always Get What You Want/3.Little Red Rooster/4.Before They Make Me Run/5.Happy/6.Paint It Black/7.2000 Light Years From Home/8.Sympathy For The Devil/9.Gimme Shelter/10.It's Only Rock'n Roll/11.Brown Sugar/12.Satisfaction/13.Jumping Jack Flash/14.Carmen〜The Ride Of Valkyries
1989年Steel Wheelsツアー初日となる8月31日フィラデルフィア公演収録盤。
7年ぶりに復活ツアーの初日ということで注目度も高かったはずのこの公演、当時はLPでのリリース告知もあったようですが結局実現せず、ステージでの停電発生でライブが中断するハプニングが起きた"Shattered"のみが『20 Years Rare Live 1969-1989』(GF 002)等幾つかのタイトルでリリースされてきただけでしたが、
ようやくライブから10年後の1999年にDirty Work Productionがリリースした『Electrical Discharge』(DWP-003)で、この公演の全曲が聴けるようになったのでした。
このDWP盤、音の輪郭はやや甘めながら演奏を大きめに捉えたバランスの良い音源から作成されていましたが、本作はそのDWP盤と同じ音源ながらジェネレーションが低いテープが基となっているため、ヒスノイズが少なくなっている分だけ聴き易さが若干向上。
本作が基にしたテープは終演後も長く収録されており、DWP盤では"Jumping Jack Flash"が終わったらフェードアウトでディスク終了となっていたのに対し、本作はその後の場内で流れる"Carmen"と"The Ride Of Valkyries"も聴けるようになっています。
また、DWP盤で若干早めだったピッチも正常になっていることに加え、録音レベル調整により音量が上下していた"Start Me Up"もほぼ均等になるよう修正されています。
ちなみにDWP盤が基にしたテープでは"Dead Flower"の前が意図的にカットされていたようで (カットの前にテープチェンジ後の曲間部がほんの僅か聞こえる)、イントロが若干欠けていましたが、本作はyoutubenにもアップされているオーディエンス映像の音声を補填して、"Play With Fire"終了後から"Dead Flowers"が始まるまでをスムーズに聴けるようにしたことにより、DWP盤では聴けなかったミックの曲紹介MCも聴けるようにしています。
惜しむらくは、"Happy"終了後から"Paint It Black"のイントロを弾き出すまでののカット部も同様の処理がされていれば、なかなかキースがイントロを弾き始めないため、場繋ぎ(?)として発したミックの言葉が聴けるだけでなく、翌9月1日フィラデルフィア公演の"Paint It Black"のイントロをキーボードが受け持つことになった理由が、これではないかということが分かったのにという点で残念。 |
by Hara ¦ 23:15, Wednesday, May 12, 2021 ¦ 固定リンク
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