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2008年 9月
『Touring Party Vol.2』(DAC) |
『Touring Party Vol.2』(DAC-080) 2CD
●Disc-1
June.27 1972 Muncipal Auditorium,Mobile,AL
Mono Audience Recording
Quality:Very Good
●Disc-2
July.07 1972 Civic Arena,Knoxville,TN
Mono Audience Recording
Quality:Very Good
(Disc-1)
1.Brown Sugar/2.Bitch/3.Rocks Off/4.Gimme Shelter/5.Happy/6.Tumbling Dice/7.Love In Vain/8.Sweet Virginia/9.You Can't Always Get What You Want/10.All Down The Line/11.Midnight Rambler/12.Band Introductions/13.Bye Bye Johnny/14.Rip This Joint/15.Jumping Jack Flash/16.Street Fighting Man
(Disc-2)
1.Brown Sugar/2.Bitch/3.Rocks Off/4.Gimme Shelter/5.Happy/6.Tumbling Dice/7.Love In Vain/8.Sweet Virginia/9.You Can't Always Get What You Want/10.All Down The Line/11.Midnight Rambler/12.Band Introductions/13.Bye Bye Johnny/14.Rip This Joint/15.Jumping Jack Flash/16.Street Fighting Man
シリーズ第二弾(?)は、1972年ツアー中盤の2公演をカップリングしたタイトル。
ディスク1に収録されているのは6月27日のアラバマ公演で、この公演に関しては、2つのソースがブート化されていますが、本作は『Alabama Jubilee』(VGP-306) にてブート化された所謂後発のソースBにて作成。
このソースB、"You Can't Always Get What You Want"と"All Down The Line"の曲間がテープチェンジによりカットされている以外は曲中カット無しの全曲収録。
録音自体はやや遠目であるものの、さほど音が団子状態ににならずに分離良く聞こえる上、音質の方もかなりクリアーで、当時のオーディエンス録音としては上質といえる部類の音。
ただし、"Midnight Rambler"の序盤や"JJF""SFM"といった後半の観客が盛りあがる曲になると、手拍子のはるか奥から演奏が聞こえるというバランスになってしまうのと、"Rip This Joint"の間奏以降ちょっとの間、マイクを隠したようで、音が妙に遠くなっているのが難点。
このソースBを収録した既発タイトルは、前述の『Alabama Jubilee』とBad Wizard『Turn The Heat Up!』(BW6-24/25/27-72)。
事典では説明しきれなかった箇所も含めて整理しておきますと・・・。
Bad Wizard盤の方は、やや高域が不自然に持ち上げられた感はあるものの、音の鮮明度はVGP盤より上ですっきりとした仕上がり。
ただし、Bad Wizard盤は、"Gimme Shelter"前の歓声を何故かダブって収録していたり、前述のテープチェンジによる"You Can't Always Get What You Want"と"All Down The Line"の曲間はきちんと編集されたVGP盤と違って切れたまま、そして定位に関しても、VGP盤がある程度きちんと修正しているのに対し、片寄ったまま。
また、VGP盤には、オープニングやエンディングのアナウンスが収録されていますが、Bad Wizard盤は未収録といった具合につき、事典では総合的にみて音的には若干劣るVGP盤を代表盤として挙げてはいましたが、実のところはどっちもどっちといった感。
さて本作、全体的な音質はBad Wizard盤に高域の伸びは若干譲るものの、自然な伸びの高域に加え中低域に厚みを持たせている為、Bad Wizard盤にて感じた高域の不自然さや音の軽さは無く、所謂Bad Wizard盤とVGP盤のいいとこ取りの様な音となっています。
当然の事ながらVGP盤同様に、"You Can't Always Get What You Want"と"All Down The Line"の切れた曲間はきちんとクロスフェード処理。
また、VGP盤収録のオープニングアナウンス部に関しては、VGP盤がアナウンスが始まる寸前からのフェードインに対し、本作はそれより前の歓声から収録している分、VGP盤より更に長くなっています。ちなみに終演後のアナウンス部分の長さに関してはVGP盤と同じ。
なお、Bad Wizard盤とVGP盤両方に共通したあった"Midnight Rambler"中間部でのドロップアウトに関しても本作は解消といった具合で、さすがに後発ならではの仕上がりとなっています。
変わってディスク2は、VGP『Drippin' Honey』(VGP-294)でのみブート化されていた7月7日のテネシー公演で、このツアーのブートではなかなかない、オープニングSEの"2000光年"からエンディングのアナウンスまでを収録した音源。
本作収録の音源もVGP盤と同じではありますが、VGP盤よりジェネレーションの若いテープから作成されたようで、全体的に団子状態で聴きづらかった音は、幾分かすっきりとした印象となって聴きやすく改善。
また、VGP盤ではヒスノイズ除去の弊害で曲間の歓声が不自然となっていましたが、本作はヒスノイズこそVGP盤より若干あるものの、曲間の不自然さは解消されています。
なお、この音源、"Love In Vain"前の曲間と"You Can't Always Get What You Want"の最後の最後がテープチェンジにあたり、VGP盤では"You Can't Always Get What You Want"最後のの絞りが不自然に感じましたが、本作は綺麗にミックのMCにクロスフェードしており、ぱっと聴きではその編集に気付かない位の見事な編集がなされています。 |
by Hara ¦ 02:24, Tuesday, Sep 16, 2008 ¦ 固定リンク
『2120 South Michigan Avenue』(Chess 64) |
『2120 South Michigan Avenue』(Chess 64) 1CD
June.10-11 1964 & Nov.8 1964 & May.10 1965 Chess Studio,Chicago,IL,USA
(※)Track 18 BBC'Saturday Club'
Stereo Soundboard Recording
Quality:Excellent
(※)Track 13-15,18,21-27
Mono Soundboard Recording
Quality:Excellent
1.It's All Over Now/2.I Can't Be Satisfied/3.Stewed And Keefed/4.Around And Around/5.Confessin' The Blues/6.Down In The Bottom/7.Empty Heart/8.Hi-heel Sneakers/9.Down The Road Apiece/10.If You Need Me/11.Look What You've Done/12.Tell Me Baby/13.Time Is On My Side(Version 1)/14.Reelin' And Rockin'/15.Don't Lie To Me/16.2120 South Michigan Avenue/17.What A Shame/18.Fanny Mae/19.Little Red Rooster/20.Time Is On My Side(Version 2)/21.Goodbye Girl/22.Key To The Highway/23.Mercy,Mercy/24.Mercy,Mercy/25.That's How Strong My Love Is/26.The Under-Assistant West Coast Promotion Man/27.Satisfaction
副題に「The Unreleased 1964 Blues Album」と表記されてはいますが、実のところは1964年から1965年にかけてのチェススタジオ録音集。
同傾向の既発タイトルとしては、日本編集のオフィシャル・アナログ盤の
拡大複刻版として、VGPがレーベル名を伏せてリリースした『Chicago Chess Sessions』(London)がありましたが、こちらは1964年6月10-11日のセッション音源を主としたタイトル。
本作は、その1964年6月10-11日のセッション音源に加え、1964年11月8日および1965年5月10日のセッション音源も収録した、所謂チェススタジオ音源の集大成的タイトル。
冒頭16曲は1964年6月10-11日のセッションから。
残り15曲では、"Time Is In My Side(オルガンイントロバージョン)"と"Reelin' And Rockin'"の2曲がモノラルミックスで、後はステレオミックスを収録しており、"2120 South Michigan Avenue"はロングバージョンの方のステレオミックス。
ちなみにVGP盤は、"2120 South Michigan Avenue"ロングバージョンのステレオミックスがVGP盤リリース後の発掘につき未収録、そして何故か"Time Is In My Side"が未収録となっていますが、その代わりに"It's All Over Now""Confessin Blues""I Can't Be Satisfied""Look What You've Done"のモノラルミックス、"2120 South Michigan Avenue"のショートバージョンのステレオミックスおよびロングバージョンのモノラルミックスを収録しています。
ちなみにVGP盤には"Good Times,Bad Times"が収録されていますが、これは1964年2月25日のロンドン・リージェントスタジオでの録音。しそたがって、本作・VGP盤のどちらにもチェスとは関係の無い音源が紛れ込んでいることとなります。
なお、VGP盤ではイントロが欠けている"Reelin' And Rockin'"ですが、本作はイントロ4回の内欠けている1回目を丸々カットして3回にしている為、ぱっと聞きでは気付かないような編集になっています。
続いて17曲目から23曲目は、1964年11月8日のセッションからですが、18曲目の"Fanny Mae"だけは1965年8月20日録音のBBCラジオ音源。なお、この11月8日のセッションでは全7曲が録音されており、その内の6曲は本作に収録されましたが、唯一発掘されていない残りの1曲が"Fanny Mae"ということで、制作者は音の良いBBC音源で代用しようと考えたのかなと。
ちなみに、その本作収録のBBC録音"Fanny Mae"、曲の最後のシンバルの余韻にアナウンスが被る為、他のBBC収録ブートはいずれも絞りが早かったりして、曲終了の余韻が若干おかしかったりするのですが、本作はうまくリバーブ処理を施しているようで、違和感なくすっきりと曲が終わるようになっています。これに関しては、ポイントは高いのですが、チェス録音集というコンセプトを考えると、やはり未収録にしておいてくれた方が良かったかなとは思いますが・・・。
なお、"What A Shame""Time Is On My Side(ギターイントロバージョン)"はステレオミックス。
そして最後に24-27曲目は1965年5月10日のセッション。
このセッションで演奏した5曲中4曲を本作は収録していて、未収のJBカヴァー"Try Me"は未だ発掘されていません。
ちなみに、本作では23曲目と24曲目に"Mercy Mercy"を収録していて、半年間での曲のアレンジの進化を続けて聴くことが出来るという曲の並べ方はなかなか便利。
"The Under-Assistant West Coast Promotion Man"は3分18秒の最長バージョン。
ラストの"Satisfaction"はTVショー「SHINDIG」での放送音源落としですが、その放送で使われた音源は、この1965年5月10日のセッションで録られたテイク。ハーモニカの入った珍しいテイクではありますが、本作は状態の悪い音源から作成されており、ドロップアウトが頻繁にあったり、
曲中に被るアナウンスをカットしようという意図から曲中にフェードアウト・インが2箇所もあったりと、散々な音。ちなみに、VGP『Still I'm Gonna Miss You』(VGP-073)にも同音源が収録されていますが、こちらはテープ劣化によるドロップアウトは無く、最後のフェードアウトも本作より若干長く収録されていますが、本作でいう1回目のフェードインから2回目のフェードアウトにあたる部分がカットされている上、音のレンジが本作より若干狭まっています。
といった具合で、せっかくのチェススタジオ録音の集大成的タイトルなのに、別スタジオでの"Fanny Mae"が収録されちゃっているのがちょい残念なタイトル。 |
by Hara ¦ 02:16, Tuesday, Sep 16, 2008 ¦ 固定リンク
『BBC Sessions』(Beeb1/2) 2CD
Compilations album of broadcast take
Stereo & Mono Soundboard Recording
Quality:Excellent-Very Good
(Disc-1)
●Saturday Club Sep.26 1963 The broadcasting day is Oct.26
1.Come On/2.Memphis Tennessee/3.Roll Over Beethoven
●Saturday Club Feb.3 1964 The broadcasting day is Feb.8
4.Don't Lie To Me/5.Mona/6.Walking The Dog/7.Bye Bye Johnny/8.I Wanna Be Your Man/9.You Better Move On
●Saturday Club February or Early March 1964 The broadcasting day is Mar.8
10.Roll Over Beethoven/11.Beautiful Delilah
●Blues In Rhythm Mar.19 1964 The broadcasting day is May.9
12.Route 66/13.Cops And Robbers/14.You Better Move On/15.Mona
●The Joe Loss Pop Show Apr.10 1964 The broadcasting day is Apr.10
16.Hi-Heeled Sneakers/17.Little By Little/18.I Just Wanna Make Love To You/19.I'm Moving On
●Saturday Club Apr.13 1964 The broadcasting day is Apr.18
20.Not Fade Away/21.Walking The Dog/22.I Just Wanna Make Love To You/23.Beautiful Delilah/24.Hi-Heeled Sneakers/25.Carol
●Big Beat'64 Apr.26 1964 The broadcasting day is May.3&10
26.Not Fade Away/27.I Just Wanna Make Love To You/28.I'm Alright
(Disc-2)
●Saturday Club May.25 1964 The broadcasting day is June.6
1.Down In The Bottom/2.You Can Make It If You Try/3.Route 66/4.Confessin'The Blues/5.Down The Road Apiece
●The Joe Loss Pop Show July.17 1964 The broadcasting day is July.17
6.It's All Over Now/7.If You Need Me/8.Confessin'The Blues/9.Carol/10.Mona
●Top Gear July.17 1964 The broadcasting day is July.23
11Around And Around/12.If You Need Me/13.I Can't Be Satisfied/14.Crackin'Up
●Rhythm And Blues Oct.8 1964 The broadcasting day is Oct.31
15.Ain't That Loving You Baby/16.2120 South Michigan Avenue
●Top Gear Mar.1 1965 The broadcasting day is Mar.6
17.Down The Road Apiece/18.Interview with Mick & Brian/19.Everybody Needs Somebody to Love/20.The Last Time
●Big Beat'65 Apr.11 1965 The broadcasting day is Apr.18
21.Everybody Needs Somebody to Love/22.Around And Around/23.The Last Time
●Yer!Yer! Aug.20 1965 The broadcasting day is Aug.30
24.Mercy Mercy/25.Oh Baby/26.The Spider And The Fly/27.Satisfaction
●Saturday Club Aug.20 1965 The broadcasting day is Sep.18
28.Cry to Me/29.Fanny Mae
BBC音源集。本作は『Beat Beat Beat At The Beeb』(IU 9428-2)をコピーし、追加でBBCと全然関係のない、毎度お馴染みNME Pollwinner's Concertの放送音源(ディスク1の26-28曲目、ディスク2の21-23曲目)を収録したタイトル。
ちなみにBBC音源を収録した既発タイトル『The Lost Treasure』(VGP-172)に収録されていた1964年7月17日収録(VGP盤では1964年7月23日表記)の「The Joe Loss Pop Show」リハーサルの"It's All Over Now"は未収録。
なお、VGP盤では1964年7月23日、IU盤では1964年2月8日と表記されていた"Ain't That Loving You Baby"ですが、本作ではNicoのHPに準じて1964年10月8日の「Rhythm And Blues」と表記されています。
どうでも良いNME音源を収録する位なら、前述のIU盤未収録の"It's All Over Now"リハーサルを収録すればいいのにと思ってしまう、なんとも中途半端な感を受けるタイトル。 |
by Hara ¦ 02:09, Tuesday, Sep 16, 2008 ¦ 固定リンク
『You Always Get What You Want』(-) |
『You Always Get What You Want』(-) 8CD+1DVD
All tracks are out-fakes
Stereo & Mono Soundboard Recording
Quality:Excellent
(Disc-1)
1-4.19th Nervous Breakdown/5.Sad Day/6-8.Mothers Little Helper/9-11.Doncha Bother Me/12-16.Goin' Home/17.19th Nervous Breakdown/18.Mothers Little Helper/19.Doncha Bother Me
(Disc-2)
1-3.Take It Or Leave It/4-6.Think/7-9.Ride On Baby/10-12.Sittin' On A Face/13-15.Paint It Black/16.Long Long While/17-20.Lady Jane/21.Take It Or Leave It/22.Think/23.Ride On Baby/24.Sittin' On A Face/25.Lady Jane
(Disc-3)
1-2.Stupid Girl/3-4.Flight 505/5-6.High And Dry/7-8.I Am Waiting/9-10.If You Let Me/11-12.It's Not Easy/13-14.Out Of Time/15-16.Under My Thumb/17-18.What To Do
(Disc-4)
1-2.Paint It Black/3-4.Stupid Girl/5-6.Flight 505/7-8.High And Dry/9-10.I Am Waiting/11-12.If You Let Me/13-14.It's Not Easy/15-16.Out Of Time/17-18.Under My Thumb/19-20.What To Do
(Disc-5)
1.Sway/2.Moonlight Mile/3.You Got The Silver/4.Brown Sugar/5.Bitch/6.Wild Horses/7.Can't You Hear Me Knocking/8.Dead Flowers/9.Sister Morphine/10.Brown Sugar/11.Wild Horses/12.Moonlight Mile/13.Sister Morphine/14.You Gotta Move/15.I Got The Blues/16.Moonlight Mile
(Disc-6)
1.Live With Me/2.You Can't Always Get What You Want/3.You Got The Silver/4.Gimme Shelter/5.Monkey Man/6.Midnight Rambler/7.Let It Bleed/8.Live With Me/9.Country Honk/10-11.Love In Vain/12.Monkey Man/13-14.You Got The Silver/15.You Can't Always Get What You Want/16.Live With Me/17.Let It Bleed
(Disc-7)
1.Sympathy For The Devil/2.Stray Cat Blues/3.Street Fighting Man/4.Factory Girl/5.Parachute Woman/6.No Expectations/7.Stray Cat Blues/8.Jig Saw Puzzle/9.Sympathy For The Devil/10-11.Dear Doctor/12.Salt Of The Earth/13.Jig Saw Puzzle/14.Parachute Woman/15.No Expectations/16.Factory Girls/17.Dear Doctor/18.Sympathy For The Devil
(Disc-8)
1-3.Jumping Jack Flash/4.Child Of The Moon/5.Dandelion/6.Honky Tonk Women/7.We Love You/8..Jumping Jack Flash/9.Honky Tonk Women/10.Jumping Jack Flash/11.Dandelion/12.Child Of The Moon/13.We Love You/14.Jumping Jack Flash/15.Honky Tonk Women/16.Dandelion/17-18.Jumping Jack Flash
(DVD)
1.Sympathy For The Devil/2.Intervista A Giovani/3.Jagger Per Schifano/4.Denmark,June 26th,1965/5.Denmark,March 25th,1965/6.Sweden,April 1st,1965-Part.1/7.Sweden,April 1st,1965-Part.2/8.Norway,June 23rd & 24th,1965/9.Norway,June 24th,1965/10.Finland,June 25th,1965
付属のブックレットにも明記されているように、最初のディスク4枚に渡って収録されている『Aftermath』音源を中心とした全トラックがフェイク音源にて構成されているタイトル。
フェイクといっても、余計な音を追加して別テイクと偽ったり、音を繋げてロングバージョンと偽ったりといった類のものではなく、オフィシャル音源をPCソフトを使って可能な限り分離して、いかにもマルチトラック音源を入手したかのような音を聴かせるというもの。
収録されているテイクによっては、他の音が見事に消えていて、本当にマルチトラックを抜き出した様に聞こえるものもあったりはしますが、所詮はオフィシャル音源から作成された音につき、楽器を弾く人でパートを細かく聴いてみたいという人にとっては、テイクによって重宝するかもしれませんが、基本的にはバランスがただ悪いだけで、あまり聴いていて楽しいアイテムとは思えない代物。
なお、オマケ扱いのDVDはドキュメンタリーが主で、時折ブライアン期のライブ映像が挟み込まれるのですが、音は残念ながらアテレコ。個人的に目を引いたのは、トラック3の"Jagger Per Schifano"とクレジットされた1969年4月のイタリアのTV番組でのミック。これはオフィシャルの"Street Fighting Man"に合わせて、スポットライトを浴びたミックが一人で口パクで歌い踊るといったもので、残念ながら完走ではなく2コーラスだけの収録ですが、サビのSleepy London townの箇所では両手を合わせて頬に付けて眠る格好をする等、いくらプロモーション活動とはいえ、よくもこんな剽軽なアクションまでやるよな(笑)といった感の映像。 |
by Hara ¦ 02:03, Tuesday, Sep 16, 2008 ¦ 固定リンク
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