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2017年12月
『Yokohama 2003』(-) 2CD
Mar.12 2003 Yokohama Arena,Yokohama,Japan
Stereo Audience Recording
Quality:Excellent
(※)Disc-2 Track 5-7
Stereo Audience Recording
Quality:Very Good-Good
(Disc-1)
1.Intro/2.Street Fighting Man/3.It's Only Rock'n Roll/4.If You Can't Rock Me/5.Don't Stop/6.Monkey Man/7.You Got Me Rocking/8.Ruby Tuesday/9.Loving Cup/10.All Down The Line/11.Tumbling Dice/12.Band Introductions/13.Slipping Away/14.Happy
(Disc-2)
1.Sympathy For The Devil/2.Start Me Up/3.Honky Tonk Women/4.Satisfaction/5.Mannish Boy/6.When The Whip Comes Down/7.Brown Sugar/8.Jumping Jack Flash
2003年の「Licks Japan Tour」2公演目となる横浜アリーナ公演を、オーディエンス音源で全曲収録したタイトル。
横浜アリーナ公演の既発オーディエンス音源収録盤としては、ボックス『Front Row』(VGP-330)と『Licks Japan Tour 2003 Complete Box』(OOC 001-012)、そして単体リリースの『Live At The Yokohama Arena』(SD-002A/B)の3タイトルがリリースされてきましたが、本作はこれらとは異なるオーディエンス音源にて作成されています。
ややエコーがかってはいるものの分離が良く、低域もしっかりと捉えた好録音。またメインステージ部は周りも静かな上、クリアーながら耳につくことのないバランスの良い聞きやすい音となっています。
最後までこのままの音質でいけば良かったのですが、残念ながらBステージでは"Mannish Boy"が始まるとすぐに、録音者が体の向きを変えてしまったようで、完全にスピーカーに背を向けてしまったことから出音を背負った状態となってしまい、音の遠いぼやけた音となっている上、振り向いた側の観客は結構盛り上がっていたことから、歓声で音が埋もれてしまっているところも。
後発でいてこのBステージの音はいただけないので、Bステージ部分だけは思い切って既発の良好音源と差し替えた方が良かったのではといった感のタイトル。 |
23:30, Sunday, Dec 31, 2017 ¦ 固定リンク
『Sympathy For The Devil』(Tarantura) |
『Sympathy For The Devil』(TCDRS-22-1,2) 2CD
May.23 1976 Earl's Court Arena,London,England
Stereo Audience Recording
Quality:Very Good
(Disc-1)
1.Fanfale For The Common Man/2.Honky Tonk Women/3.If You Can't Rock Me/4.Get Off Of My Cloud/5.Hand Of Fate/6.Hey Negrita/7.Ain't Too Proud To Beg/8.Fool To Cry/9.Hot Stuff/10.Star Star/11.You Gotta Move/12.You Can't Always Get What You Want/13.Band Intro/14.Happy/15.Tumbling Dice/16.Nothing From Nothing/17.Outa Space
(Disc-2)
1.Midnight Rambler/2.It's Only Rock'n Roll/3.Brown Sugar/4.Jumping Jack Flash/5.Street Fighting Man/6.Sympathy For The Devil
1976年ツアー最初のハイライトであるアールズコート6連続公演の3日目にあたる5月23日公演収録盤。
まず、この公演の既発盤に触れておくと、1枚物のLPなのに13曲60分近くも収録していた『British Venues 1976/Have You Seen Keef?』(-) と、このLPで遅かったピッチを修正し、スクラッチノイズも丁寧に除去した復刻CD『British Venues 1976/Have You Seen Keef?』(-)
これらタイトルに加えて『Another Earls Court 1976』(VGP-022)やそのコピーと思しきタイトル『Down And Out In Paris』(RS 066/67)には、アンコールで演奏されたこのツアーのレア曲"Sympathy For The Devil"が収録されており、合わせるとこの日演奏した20曲中("If You Can't Rock Me"と"Get Off Of My Cloud"のメドレーは1曲とカウント)14曲を聴くことが出来ました。
本作はこれら既発タイトルで聴くことが出来なかった"If You Can't Rock Me〜"Get Off Of My Cloud""Star Star""You Gotta Move"
"You Can't Always Get What You Want""Outa Space""Midnight Rambler"を含めた全曲収録タイトル。
本作の基となった音源もこれら既発タイトルと同じで、会場特有のホールエコーの影響でやや音の輪郭が甘目な傾向はありますが、演奏を大きく捉えており、歓声も良い感じで入っているバランスの良い好録音。
テープチェンジは"Fool To Cry"と"You Can't Always Get What You Want"終了後ですが、タイミングと交換の手際が良かったようで、次の"Hot Stuff"は頭からノーカットで、そしてメンバー紹介も全員分聞くことが出来ます。
また既発の"Sympathy For The Devil"では、曲の終盤でジェネレーションの異なる別音源に切り替わり。突如音がモノラルになってしまうという難点がありましたが(『Another Earls Court 1976』6分47秒、『Down And Out In Paris』6分34秒)、本作はそのような音質変化も無し。
・・・とここまでは良い点ばかりを挙げてきましたが、残念なのが肝心の音質。既発タイトルはマイルドな耳あたりの良い音質だったのに対し、本作は中域が響き気味の上下のレンジが更に狭まった音となってしまっていることに加えて、音圧の上げ過ぎで音の端々が時折バリバリと歪んでしまっているという難点あり。
またピッチも気になるレベルではないものの若干早めと、せっかくの好素材だったのでもう少し丁寧に造ってあればと何とも残念なタイトル。
なお、この日はいきなりミックが"Honky Tonk Women"で歌い出せず、しばらくインスト状態が続いたり、"If You Can't Rock Me"の入りではチャーリーが最初のフィルインの後ですぐに止まってしまったりと、安定した演奏という印象を受けるこのツアーにしては珍しいミスの連発を聴くことが出来ます。 |
11:53, Sunday, Dec 31, 2017 ¦ 固定リンク
『The Relative Independence Of Mercia』(Tarantura) |
『The Relative Independence Of Mercia』(TCDRS-21-1,2) 2CD
May.18 1976 The New Bingley Hall,Stafford,England
Mono Audience Recording
Quality:Very Good
(Disc-1)
1.Opening/2.Honky Tonk Women/3.If You Can't Rock Me/4.Get Off Of My Cloud/5.Hand Of Fate/6.Hey Negrita/7.Ain't Too Proud To Beg/8.Fool To Cry/9.Hot Stuff/10.Star Star/11.You Gotta Move/12.You Can't Always Get What You Want
(Disc-2)
1.Band Introduction/2.Happy/3.Tumblinhg Dice/4.Nothing From Nothing/5.Outa Space/6.Midnight Rambler/7.Jumping Jack Flash/8.Street Fighting Man/9.Announcement - Military Marches(tape)
1976年欧州ツアーから初のブート化となる5月18日のスタッフォード公演収録盤。
若干エコーがかってはいるものの演奏を大きく捉えた好録音で、耳障りな手拍子や叫び声もほとんど無し。
残念ながら全曲収録ではなく、ライブ終盤の"It's Only Rock'n Roll""Brown Sugar"が未収録。加えて"Tumbling Dice"もテープチェンジにあたってしまったのか、イントロ途中からの収録。
本作が基とした音源は、ダビングを何度か経たテープジェネレーションの高いものだったようで、ヒスノイズ多めの全体的にやや荒れ気味な音になっていますが、それに加えて本作は硬質な音造りとしていることから、時折高域が耳につく箇所があったりします。
"You Can't Always Get What You Want"では、おそらくダビング時に新たに出来たと思われるオリジナルとは別のテープチェンジによる欠落があり、その箇所には音質の異なる同音源が補填されていますが(2分18秒〜7分1秒)、この補填音源の方がおとなしめな音となっている分だけ聴きやすかったりしたので、こちらの音質に合わせた音造りにした方が良かったような気も。
ただ本作は音質云々以前に、全体的にピッチがかなり遅いという難点があったりするので、最低限ここは何とかしておいてもらいたかったところ。
なお、演奏の方はこれといって耳を惹くようなことのない安定した平均的なものとなっています。 |
22:29, Friday, Dec 29, 2017 ¦ 固定リンク
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