The Rolling Stones Bootleg Reviews written by Hara  
 
 



『Beautiful Birthday Boy Bill 1981』(IMP)
imphappybill

『Beautiful Birthday Boy Bill 1981』(IMP-N-015) 2CD

Oct.24 1981 Tinker Field & Tangerine Bowl,Orland,FL

Stereo Audience Recording
Quality:Excellent-Very Good

(Disc-1)
1.Under My Thumb/2.When The Whip Comes Down/3.Let's Spend The Night Together/4.Shattered/5.Neighbours/6.Black Limousine/7.Just My Imagination/8.Twenty Flight Rock/9.Let Me Go/10.Time Is On My Side/11.Beast Of Burden/12.Waiting On A Friend/13.Happy Birthday Dear Bill/14.Let It Bleed/15.You Can't Always Get What You Want
(Disc-2)
1.M.C./2.Little T&A/3.Tumbling Dice/4.She's So Cold/5.All Down The Line/6.Band Intoroduction/7.Hang Fire/8.Star Star/9.Miss You/10.Start Me Up/11.Honky Tonk Women/12.Brown Sugar/13.Jumping Jack Flash/14.Satisfaction

ビル・ワイマンの誕生日にあたるオーランド2日連続公演初日。

この公演を収録したブートに関しては、幾つかのタイトルが出ていましたが、どれも同じ音源からの作成されており、その中ではVGPが別名で制作した『Happy Birthday Willy 1981』(WIZARD REKORDS)を代表盤として、事典で挙げていましたが・・・。

vgphappybill

本作収録の音源も既発と同じで、盛りあがる部分では歓声や拍手が多めですが、やや遠目の録音にしては演奏を大きく拾っている良好録音。

ただし、基テープのジェネレーションがかなり若いようで、所謂これまでの音源のアップグレード版的なタイトル。

まず、VGP盤にあった"Beast Of Burden""All Down The Line""Hang Fire"のイントロカット。
IMP盤は、いずれもカット無しで頭からきちんと聴くことが出来ます。

続いてVGP盤ではチャーリー迄で途中切れしており、ロニー・ビル・キース部分がカットされていたメンバー紹介。
こちらもIMP盤は収録しており、タイトル名として採用した「Beautiful Birthday Boy Bill Wyman」という紹介も聞くことが出来ます。またこの日参加したボビー・キーズをここで紹介していないことも、本作のリリースにより判明。

続いて惜しくもテープチェンジにあたった"Brown Sugar"終了直後。
VGP盤は音が飛んだように聞こえる雑な編集になっているのに対し、IMP盤は急に歓声が無くなった様には聞こえてしまいますが、すんなりと繋がる編集を施しています。

音質に関しては、VGP盤が"Under〜"から"Band Intoroductions"までは割れ気味で低域強めの音、そして"Hang Fire"以降は高域を引っぱるイコライジングの影響でシンバル類が耳につくという荒い印象の音なのに対し、IMP盤は全体的にマイルドな音で格段に聞きやすい印象。また音質変化も無し。

惜しむらくは、既発同様に"A列車""星条旗"がカットされているのと、時折あるマイクの向きによる定位の片寄りが修正されていないのがやや残念。

ちなみにディスク1の"Happy Birthday Dear Bill"は、ミックがアカペラで歌う"Happy Birthday To You"にチャーリーが軽く合わせているだけのもの。

また、ディスク2冒頭の"M.C."は、ミックの"Little T&A"曲紹介MCに加え、イントロ迄のしばしの沈黙をトラック分けして、"Little T&A"の頭出しを容易にする為の配慮。

余談ですが、TASBの方で番外編として取りあげた、翌日公演収録の同じIMP作成のCD-R『Street Fighting Satisfaction 1981』(OHC-016)。

ohcorland

音的にはやや高域強めの傾向がありますが、録音自体はほぼ同等のクオリティなのと、レアな"SFM""Satisfaction"そろい踏みという珍しい公演でもあり、プレスで単体リリースするにはSBD音源だらけの81年ツアーブートでは弱いということであれば、このIMP盤と組み合わせて低価格に押さえた4枚組プレス盤でリリースしてもらえれば良かったのにと、個人的には思うのですが・・・。

by Hara ¦ 11:22, Monday, Feb 12, 2007 ¦ 固定リンク

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