|
『Birmingham Remaster 1973』(IMP) |
『Birmingham Remaster 1973』(IMP-N-016) 1CD
Sep.19 1973 Odeon Theatre,Birmingham,UK (1st Show)
Stereo Audience Recording Quality:Excellent
1.Opening/2.Brown Sugar/3.Gimme Shelter/4.Happy/5.Tumbling Dice/6.Star Star/7.Dancing With Mr.D/8.Angie/9.You Can't Always Get What You Want/10.Midnight Rambler/11.Honky Tonk Women/12.All Down The Line/13.Rip This Joint/14.Jumping Jack Flash/15.Street Fighting Man
1973欧州ツアー音源の中では、トップランクに入る好録音である バーミンガムでの1stショー音源。
この音源、音が近いバランスの良い好録音であると同時に、カットはテープチェンジによるランブラー終了後の一箇所だけの曲中カット無しの全曲収録と、なかなか優れた音源でしたが、既発ブート3タイトルはいずれも何かしらの欠点を抱えています。
まずは事典で代表作に挙げた『Rainy Days In Birmingham』(STO-002)。音質はクリアーですが、テープ劣化による音ユレがある上、ピッチは遅め。
続いて『Birmingham Odeon 1973』(Oh Boy 1-9168)。音質・音ユレは前述STO盤と同等。ピッチはSTO盤より更にやや遅め。
そして『British Tour 1973』(SC-004)。ピッチはほぼ正常に近いんですが、音質は前2タイトルよりかなり落ちており、前の2タイトルがExcellentだとこちらはVery Good程度。
といった具合で、STO盤かOh Boy盤のピッチを修正してリリースし直せば、 基の音源が良いだけに即名盤となるのに、どういう訳かこれまで コピー盤メーカー含めどこもそれをやらず終いでした。
そしてようやく出た今回のIMP盤。 演奏のテンポが早い為、高めに感じますがピッチはほぼ正常。
更に既発にあったヒスノイズを除去して一段と聴きやすくはしていますが、それにより一部左右の音量バランスが崩れている部分があるので、ここは修正して欲しかったかも。まあ、これは大した点ではありませんが・・・。
残念ながら"Happy"から"Star Star"まで左チャンネルで起きる、テープ劣化による周期的な音量ダウンによる音ユレはそのままなのと、スネアとミックのヴォーカルが時折耳に刺さる箇所があるので、全体的にこの辺りの周波数をやや下げて作ってくれればとは感じますが、現時点ではようやくまともなこの音源の収録盤が出たといった感の強いタイトル。 |
by Hara ¦ 07:31, Friday, Feb 09, 2007 ¦ 固定リンク
|
Links |
|
|
|