The Rolling Stones Bootleg Reviews written by Hara  
 
 



『1973 European Tour』(SODD)
sodd1973europeantour

『1973 European Tour』(SODD 081) 1CD

Sep.9 1973 Empire Pool,Wembley,UK
Oct.14 1973 Ahoy Hall,Rotterdam,Holland (2nd Show)
Oct.17 1973 Foret Nationale,Brussels,Belgium (1st Show)

Stereo Soundboard Recording
Quality:Excellent

1.Brown Sugar(10/14 2nd)/2.Gimme Shelter(10/17 1st)/3.Happy(10/17 1st)/4.Tumbling Dice(10/17 1st)/5.Dancing With Mr.D(10/17 1st)/6.Angie(10/17 1st)/7.You Can't Always Get What You Want(10/17 1st)/8.Midnight Rambler(10/17 1st)/9.Honky Tonk Women(10/17 1st)/10.All Down The Line(10/17 1st)/11.Rip This Joint(10/17 1st)/12.Jumping Jack Flash(10/17 1st)/13.Street Fighting Man(9/9)

SODDからまたもやリリースの1973KBFH音源。

今回は「Wolfgang Vault」にて10月17日ブリュッセル公演の1stショーと称して公開された音源 + そのブリュッセル公演の"All Down The Line"から作成。

さすがにSODDもサイトのクレジットミスには気付いていたのか、ジャケにもきちんとクレジットされているように本作は3公演から構成されています。

ちなみに1曲目の"Brown Sugar"、事典では10月13日のロッテルダム公演と明記しましたが、改めて3回行われたロッテルダム公演の内、13日と14日の1stショーを収録した『The Rotterdam Tapes 1973』(SC005-2)をチェックしたところ、歌い出し前のかけ声が異なっていることから、本作にもクレジットされている通り14日の2ndショーということになりますので、ここで訂正しておきます。

rotterdamtapes1973

さて、本作の中身の方ですが、曲目を見ても分かるように新たな音源は無く、ミックスの違いも無し。

更に音自体も、ラジオショーディスク等から作成された既発KBFH収録タイトルと比べると、最近の中低域に厚みを持たせるSODD特有の音作りの影響からか、高域の抜けが悪い印象を受けがち。

そんな本作の聴き処と言えば、初登場となる"Brown Sugar"演奏開始前の
メンバー音出し部分と"Angie"前のMCのみ。

とはいえ、その"Brown Sugar"演奏開始前のメンバー音出し部分もその大半はアナログ『The King Biscuit Flower Hour The Rolling Stones Concert that rock the World volume 2』(-)で、"Brown Sugar"演奏前のラジオアナウンスのバックで聴くことが出来ますが・・・。

kbfhvol2lp

といったことから本作に関しては、既発のラジオ音源収録盤を全く未所持の初心者ならともかく、あまりにメジャーな音源故、やはり前述したほんのわずかな初登場部分に価値を見いだせる様なマニア向けのタイトルなのかなと。

by Hara ¦ 00:53, Thursday, Sep 24, 2009 ¦ 固定リンク

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