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『Training Wheels』(Social Graces) |
『Training Wheels』(Social Graces 001/002) 2CD
Studio Outtakes Mar.29 - May.5 1989 Air Studios,Monserrat,West Indies
Stereo Soundboard Recordings Quality:Excellent
(Disc-1) 1.Blinded By Love/2.Terrifying/3.Continental Drift/4.Break The Spell/ 5.Can't Be Seen/6.For Your Precious Love/7.Fancy Man Blues/8.Slipping Away (Disc-2) 1.Rock And A Hard Place/2.Ready Yourself/3.Sad Sad Sad/ 4.Mixed Emotions/5.Almost Hear You Sigh/6.Giving It Up/ 7.Hearts For Sale/8.Hold On To Your Hat
『Steel Wheels』のアウトテイクというと、DAC『For Your Precious Love』(DAC-057)やIMP『Steel Wheels Primitive Mixes 1989』(IMP-N-007)に代表される音源がこれまでリリースされていましたが、本作は新たに発掘された、これらよりも前の段階のアウトテイクを集めたもので、既発とのダブりは無し。
厳密に言うと、1989年12月10日にBBCで放送されたTV番組「Rhythms Of The World "The Rolling Stones In Morocco"」にて、"Continental Drift"のベーシックトラックの断片が放送されていましたが、本作収録の"Continental Drift"は、正にそのベーシックトラックの全長版。
ちなみにこの放送は、「Remasterd Version」と謳っている割には、メインのアトランティックシティの映像がちっとも綺麗ではないプレスDVD『Rolling Stones Steel Wheels Tour Remasterd Version』に収録されています。
本作収録のテイクの大半はまだ歌詞も出来ていない状態のものばかりですが、この手のアウトテイクにありがちな、ヴォーカルが入っていないというテイクは少ないので、飽きずに楽しめる内容となっています。
目玉となるのは、やはり今回初登場となった未発表曲"Giving It Up"。 いかにも鍵盤で作曲したという印象を受ける、Mick主導と思しきバラードタイプの楽曲で、歌詞は未完成。
そして前回の発掘ではインストだった"Ready Yourself"は、今回キースのヴォーカル入りですが、まあコードをなぞったような感じで、結局ボツになったのも分かるような気が・・・。
歌詞もまだ出来ていない初期テイク中心の本作ですが、"For Your Precious Love"はカヴァーということもあり、比較的早く仕上がっていたようで、これまでのほぼ完成と思われるテイクからコーラスとピアノをマイナスした程度の違いとなっています。
なお、音質の方はこれまでのアウトテイクに比べると、若干高域の鮮度が落ちた"如何にもカセット経由"という音ではありますが、充分高音質といえるレベル。 |
by Hara ¦ 00:42, Tuesday, Feb 16, 2010 ¦ 固定リンク
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