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『The Golden Era 1969-1974 Vol.2』(SODD) |
『The Golden Era 1969-1974 Vol.2』(SODD 094) 1CD
July.18 1972 Boston Garden,Boston,MA
Stereo Audience Recording Quality:Very Good
1.Brown Sugar/2.Bitch/3.Rocks Off/4.Gimme Shelter/5.Happy/6.Tumbling Dice/7.Love In Vain/8.Sweet Virginia/9.You Can't Always Get What You Want/10.All Down The Line/11.Midnight Rambler/12.Band Introductions/13.Bye Bye Johnny/14.Rip This Joint/15.Jumping Jack Flash/16.Street Fighting Man/17.Honky Tonk Women
この公演は2種類の音源がブート化されていますが、本作は『They're Really Rockin' In Boston』(VGP-020) のリマスター版(黒地のディスクに「For members Only Not For Sale」表記のデザイン)に収録されていたものと同じ、後から発掘された方の音源を収録。
この音源、頭の"Brown Sugar"の音が遠いことから聴き始めの印象は悪いのですが、これは会場の出音の問題で、曲が進むに連れてバランスは改善されています。ホールでの録音ということで、全体的にややエコーがかっており、中低域が若干響き気味だったりもしますが、基本的には聞きやすい音。また、盛りあがる曲では周りの観客も騒がしくなったりしますが、不快に感じるレベルではないかと。
さて、本作とVGPリマスター盤の比較ですが、全体的な音質ではVGP盤に比べ、SODD最近の特徴である中低域に厚みを持たせる音造りにより、ギターが若干前に出てきてはいますが、元々が中低域響き気味の音源につき、逆にその部分が強調されている印象を受けます。
また、ノイズリダクション処理も施しているようで、VGP盤よりヒスノイズは減少していますが、この処理による影響なのか、もしくは基テープに起因するものかは不明ですが、テープの劣化による細かい音ユレがVGP盤よりも耳につくようになっています。
オープニングのバンドコール前の場内音は本作の方が14秒程長く、また終演後のアナウンスの後もVGP盤よりも長く収録。
加えて、VGP盤では"You Can't Always Get What You Want"終了直後のテープチェンジによるカット部分があり、特に補填処理も行われていなかったことから、曲終了後にミックが発したMCが一部カットされていましたが、本作は『Jail House Rock』(DAC-026)で使用されている音源から、その部分を繋いで完全収録としています。
ただし、繋いだ音源がモノラルだったことから、音源切り替わり時の若干の違和感に加え、肝心のミックのMC自体がつぶやくような話し方だったことから、その部分は急に音が遠くなった印象を受けます。
そしてテープチェンジ後に始まる"All Down The Line"のイントロでは、左チャンネルに接触不良のような音切れが発生していますが、そこは未修正となっています。VGP盤の方はというと、基テープの状態がよかったのか、そのような音切れは無し。 |
by Hara ¦ 17:26, Sunday, Mar 14, 2010 ¦ 固定リンク
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