The Rolling Stones Bootleg Reviews written by Hara  
 
 



『Paris Results』(DAC)
dacparisresults

『Paris Results』(DAC-103) 2CD

Studio Outtakes 1977-1979

Disc-1 Track1,5-9,11,12,14 Disc-2 Track1-3,6,8-12,14
Jan.5-Mar.2 1978
Pathe Marconi Studios,Boulogne Billancourt,France

Disc-1 Track10,13 Disc-2 Track7,13
Oct.10-Nov.25 & Dec.5-21 1977
Pathe Marconi Studios,Boulogne Billancourt,France

Disc-2 Track5
June.10-July.10 & Late July-Aug.25 & Sep.12-Oct.19 1979
Pathe Marconi Studios,Boulogne Billancourt,France

Disc-1 Track2-4 Disc-2 Track4,15
Jan.18-Feb.12 1979
Compass Point Studios,Nassau Bahamas

Stereo Soundboard Recordings
Quality:Excellent

(※)Disc-2 Track 1-3,6-9,13,14
Mono Soundboard Recordings
Quality:Excellent

(Disc-1)
1.What Gives You The Right(III)/2.Linda Lou/3.Dancing Girls/4.Lonely At The Top/5.So Young(I)/6.Some People Tell Me/7.You Win Again/8.Do You Get Enough/9.Do You Think I Really Care/10.Everlasting Is My Love(I)/11.I Need You/12.No Spare Parts/13.Muck Spreading/14.Petrol Gang
(Disc-2)
1.I Can't Help It(IV)/2.It's A Lie/3.Never Make Me Cry(I)/4.What's The Matter/5.Gangster's Moll/6.Redeyes/7.Munich Hilton(I)/8.You Don't Have To Go/9.Shame Shame Shame/10.After Hours/11.Armpit Blues/12.Everlasting Is My Love(II)/13.Everything Is Turning To Gold(I)/14.Disco Muzik/15.Still In Love(I)

DACによるOBR『Paris Results』(OBR 305-CD-016)『Paris Results Vol.2』(OBR 305-CD-019)の複刻タイトル。

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obrparisresults21

同傾向のタイトルとしては、OBRの2作をコピーしてノイズ除去した上、音にメリハリを施した『Paris Results 2007 Remastered』(SODD 032/033)がありましたが、本作はOBR盤の単なるリマスターではなく、OBR盤の基になったテープまで遡り、曲によっては別マスターに差し替えを行っての再発タイトル。

soddparisresults1

OBR盤やSODD盤よりもヒスノイズ自体は多くなっているものの、高域が伸びて音のレンジが広くなっている上、SODD盤にあったノイズ除去の弊害による余韻の不自然さや、キュルキュルとした除去処理特有のノイズは皆無。また、ピッチ修正は当然のこと、既発にあったアセテート盤特有のチリチリノイズも余韻がおかしくならない程度に除去処理が施されています。

ディスク1の『Paris Results』音源は、前述の音質向上以外に加えての新たな発掘部分は無し。ただし、ブツっと尻切れだった"So Young(I)"は不快感軽減の為と思しきフェードアウト処理がされています。

ディスク2の『Paris Results Vol.2』音源の方はというと、基のOBR盤がステレオの片チャンネルをモノラル化したバランスの悪い音源から作成されていた為、その大半がバランスの不自然な曲だったことから、本作はマスター自体を総入れ替え。

まずは新たな発掘トラックで、トラック1の"I Can't Help It(IV)"は、既発同様にモノラル収録ですが、既発の曲開始合図の4カウントが4からの収録だったのに対し、本作は1からの収録ということで、ほんのわずかながら過去最長収録に。

そしてトラック11の"Armpit Blues"。こちらは既発全てモノラルだったのに対し、初登場となるステレオミックス。

続いては既発ステレオミックスに差し替えられたのが"What's The Matter""Gangster's Moll""After Hours""Everlasting Is My Love(II)""Still In Love(I)"の5曲。

"What's The Matter""Gangster's Moll"は『Lonely At The Top』(DAC-096)、"After Hours""Everlasting Is My Love(II)"は『Better Results』(DAC-105)、そして"Still In Love(I)"は『All Inside Our Crazy Dreams』(DAC-021)とそれぞれ同レーベルの別タイトルでも聴くことが出来ますが、"Still In Love(I)"は既発よりもクリアーになっています。

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残る"It's A Lie""Never Make Me Cry(I)""Redeyes""Munich Hilton(I)""You Don't Have To Go""Shame Shame Shame""Everything Is Turning To Gold(I)""Disco Muzik"の8曲は、『Place Pigalle』(VGP-362)にて聴くことができた、きちんと両方のチャンネルが聞こえるモノラル音源と同じ。ただし、本作の方が高域伸びている分ヒスノイズは多めとなっています。

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by Hara ¦ 15:58, Sunday, Jan 09, 2011 ¦ 固定リンク

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