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『This Is Rhythm And Blues !』(DAC) |
『This Is Rhythm And Blues !』(DAC-115) 1CD
Track 1-10 BBC-Radio 「Blues In Rhythm」 (Aird May.9 1964) Mar.19 1964 Camden Theatre,London,UK
Track 11-14 BBC-Radio 「The Joe Loss Pop Show」 Apr.10 1964
Track 15 Outtakes June.11 1964 Chess Studios,Chicago,IL
Track 16-18 US-TV 「The Mike Douglas Show」 June.18 1964
Track 20-25 Movie 「T・A・M・I Show」 Oct.29 1964 Civic Auditorium,Santa Monica,CA
1.Bight Train/2.Bright Lights,Big City/3.Walking The Dog/4.Do-Re-Mi/5.Let The Shine In/6.You're Breaking My Heart/7.Route 66/8.Cops And Robbers/9.You Better Move On/10.Mona/11.Hi-Heel Sneakers/12.Little By Little/13.I Just Want To Make Love To You/14.I'm Moving On/15.Reelin'And Rockin'/16.Carol/17.Tell Me/18.Interview By Mike Douglas/19.Not Fade Away/20.Jan & Dean Introduction - Around And Around/21.Off The Hook/22.Time Is On My Side/23.It's All Over Now/24.I'm Alright/25.Let's Get Together
(※)Track 1-5 George Fame And The Blue Flames (※)Track 6 Long John Baldry
Track 1-10 Stereo Soundboard Recordings Quality:Excellent
Track 11-25 Mono Soundboard Recordings Quality:Excellent
DACによる1964年コンピレーション盤。
冒頭10トラックは1964年3月19日収録のBBCラジオ 「Blues In Rhythm」。この回はBBCのステレオ実験放送にあたったことから、この時期としては珍しいステレオ音源。
本作は2010年6月の再放送からの収録で、この時は番組が丸ごと放送されており、冒頭6トラックのGeorge Fame And The Blue FlamesやLong John Baldryの演奏を含めた形となっています。
ストーンズの4曲は所謂ストーンズのブートとしては定番音源ですが、ブライアン期だけでもあれだけ色々リリースしてきたDAC/VGPとしては、なんと初のリリース。
この音源としては、1985年放送の「Stones At The Beep」を基にその時の音源をまとめた『Get Satisfaction...If You Want!』(TSP-CD-003)や、1985年「Stones At The Beep」以外の音源も加え、これ1タイトルでブート化された大半のBBC音源を網羅できる『Beat Beat Beat At The Beeb』(IU 9428) あたりが代表的なタイトル。
それら既発と比べると、本作はまず左チャンネルのバランスが若干上がっており、本作を聴いた後に既発を聴くと、既発は音がやや右寄りだったかなという印象。
また、全体的にも本作の方が僅かながらですが音にメリハリがついた感じとなっています。
まあ、大きな違いといえば"Mona"終了後の歓声が、既発はもう少し長くてもという位あっさりとフェードアウトしてしまいますが、本作は長めのフェードアウトとなっており、こちらの方が印象はいいかなと。
なお、既発冒頭のアナウンスは、番組冒頭のアナウンス(本作トラック1)と"Route 66"の前のアナウンス(本作トラック7)のアナウンスを繋げたものであったということが分かります。
続く4曲は同じくBBCラジオ 「The Joe Loss Pop Show」。 こちらも既発では前述の『Beat Beat Beat At The Beeb』ですが、既発が音に広がりを出そうとしたのか全体的に軽いリバーブをかけていたり、定位右寄りでコモり気味の抜けの悪い音だったのに対し、本作は高域クリアーな高音質音源で定位もきちんと中央に合っています。
"Hi-Heel Sneakers"の頭が聴けないのは相変わらずですが、『Beat Beat Beat At The Beeb』が歌い出しと同時にフェードインしてくるのに対し、本作はもう少し前の部分から聴くことが出来ます。
逆に"Little By Little"では、『Beat Beat Beat At The Beeb』だと曲前のカウントを聴くことが出来ましたが、本作は既発にあった曲間の歓声繋ぎ編集痕を無くそうとしたのか、カウントをカットし曲のイントロからその編集痕前に被せる編集をしています。
15曲目はアウトテイク"Reelin'And Rockin'"。この曲に関してはイントロが欠けて収録されているタイトルがあったりする中、VGP『Reelin'And Rockin'』(VGP-274)はタイトル名にしているだけあって、イントロ欠けの無いこの曲を収録していたものの、イントロに若干のブレが生じていましたが、本作はそのようなことは無し。またVGP盤に比べると本作の方が音に厚みがあります。
16曲目から19曲目は本作の目玉であるテレビ番組「The Mike Douglas Show」。 この番組に関してはこれまでブートでは『Animal Duds』(DAC-064)、オフィシャルではDVD『Mike Douglas: Moments & Memories』(D4330)、それぞれで"Not Fade Away"を楽しめましたが、本作にはその"Not Fade Away"に加えて、初登場となる"Carol""Tell Me"とインタビューを収録。"Tell Me"は口パクですが、"Carol"は観客を前にしての生演奏。
やや高域上げ気味な印象を受けますが、『Animal Duds』よりも厚みのある良好音質音源。
ちなみにDVDの"Not Fade Away"はイントロ途中からの収録でしたが、DACは両タイトルともイントロ欠け無しの収録となっています。
ラスト6曲は近年オフィシャルDVDがリリースされた 「T・A・M・I Show」。 既発『Bright Lights,Big City』(DL 099/100)も高音質ではありましたが、やや高域寄りの軽めな音で定位右寄りのダンデ盤に比べて、本作は定位は当然中央で、厚めの落ち着いた印象の音となっています。
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by Hara ¦ 08:28, Sunday, Oct 09, 2011 ¦ 固定リンク
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