The Rolling Stones Bootleg Reviews written by Hara  
 
 



『Court Order』(Godfather)
godfathercourtorder

『Court Order』(G.R.536) 1CD

Track 1-12
Apr.22 1979 Civic Auditorium,Oshawa, Canada (2nd Show)

Track 13&17
May.25-28 1981 Long View Farm,North Brockfield,MA

Track 14-16
Mar.12-13 1977 Sounds Interchange Recording Studios,Toronto,Canada

Stereo Soundboard Recording
Quality:Excellent

1.Introduction by Cliff Lorrimer,John Belushi/2.Before They Make Me Run/3.Prodigal Son/4.Let It Rock/5.Respectable/6.Star Star/7.Beast Of Burden/8.Just My Imagination/9.When The Whip Comes Down/10.Shattered/11.Miss You/12.Jumping Jack Flash/13.Sing Me Back Home(III)/14.She Still Comes Around/15.Worried Life Blues(I)/16.Apartment Number 9(I)/17.Say It's Not You(III)

C.N.I.B.ベネフィットコンサート 2ndショーの抜粋をメインに、1977年カナダでのキースのソロレコーディングの一部を収録したタイトル。

まずはC.N.I.Bの2ndショー。この公演はニュー・バーバリアンズがまず8曲、次いでミックとキースの二人での"Prodigal Son"、そして最後にストーンズが9曲演奏という構成の全18曲でしたが、本作はニュー・バーバリアンズのラスト"Before They Make Me Run"のみ残して、それ以外ニュー・バーバリアンズの演奏をカットという抜粋収録。

カットされた楽曲は"Sweet Little Rockn'Roller""F.U.C.Her""Breath On Me""Infekshun'""I Can Feel The Fire""Am I Grooving You""Seven Days"。

この公演の音源に関してはステレオSBD音源と、音の近い高音質AUD音源がありますが、本作に収録されているのはSBD音源の方。

このSBD音源、"Let It Rock"最後の余韻から次曲"Respectable"歌い出しの「Well now we're」までカットがありますが、本作は"Let It Rock"最後の余韻から"Respectable"の「but it can be bent」までをAUD音源で補填しています。

したがって本作は『Blind Date Revisited』(TSP-CD-202-2) からのコピー。

tspblinddaterevisited

とはいえ単なる抜粋コピーではなく、全体的に音量低めだった"Prodigal Son"を音量上げて聴きやすくしようという試み自体は悪くないと思いますが、音量上げすぎで、バンド演奏よりも大きくなってしまってます・・・。しかも曲だけ上げるならまだしも、曲が終わった後にチャーリーがドラムの腕慣らしにドカドカ叩いている音も同じトラックだったから音量上がってしまい、次に始まる"Let It Rock"が妙にショボい感じに。

また元々この音源、少しシンバル類がシャリっとした音でしたが、このレーベル特有の高域上げ気味の音造りにつき、それが強調されてしまってます。

ちなみに、この音源にAUD音源を補填しないで最長に収録しているのはVGPがノンクレジットで出した『Blind Date Revisited』(-)。

vgpblinddaterevisited

前述したようにTSP盤の"Respectable"のSBD音源は、編集の都合なのかAメロのやや後の方からのスタートとなっていますので、こちらの方がSBD音源を僅かながら長く聴くことが出来ます。ただし、このタイトルはAUD音源の補填がありません。

ディスク後半5曲は、キースのソロレコーディングで、"Worried Life Blues(I)"と"She Still Comes Around"は『A Stone Alone』(VGP-377)を代表とする音源ですが、チャンネルが逆。

vgpastonealone

"Sing Me Back Home(III)""Apartment Number 9(I)""Say It's Not You(III)"は『Unknown Dreams』(OBR CD-009)で聴けた音源で、本作のクレジットではこれら5曲全てが1977年トロントとなっていますが、実際のところ"Sing Me Back Home(III)"と"Say It's Not You(III)"の2曲は、1981年マサチューセッツでの録音です。

obrunknowndreams

by Hara ¦ 23:50, Tuesday, Oct 11, 2011 ¦ 固定リンク

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