The Rolling Stones Bootleg Reviews written by Hara  
 
 



『Rotter'Beast Of Burden』(-)
rotterthebeast

『Rotter'Beast Of Burden』(-) 2CD

Disc-1,Disc-2 Track 1-5
June.4 1982 Feyenoord Stadion,Rotterdam,Netherlands

Stereo Audience Recording
Quality:Exellent-Very Good

Disc-2 Track 6-15
July.25 1982 Roundhay Park,Leeds,UK

Stereo Audience Recording
Quality:Very Good

(Disc-1)
1.Shattered/2.Neighbours/3.Black Limousine/4.Just My Imagination/5.Twenty Flight Rock/6.Going To A Go Go/7.Chantilly Lace/8.Let Me Go/9.Time Is On My Side/10.Beast Of Burden/11.Let It Bleed/12.You Can't Always Get What You Want/13.Band Introductions/14.Little T&A/15.Tumbling Dice/16.She's So Cold/17.Hang Fire
(Disc-2)
1.Miss You/2.Honky Tonk Women/3.Brown Sugar/4.Start Me Up/5.Jumping Jack Flash/6.Take The A Train/7.Under My Thumb/8.When The Whip Comes Down/9.Black Limousine/10.Beast Of Burden/11.Angie/12.Miss You/13.Jumping Jack Flash/14.Satisfaction/15.Outroduction

ディスク1からディスク2の5曲目までは、1982年ツアー序盤のロッテルダム3日連続公演の2日目にあたる6月4日公演。

ロッテルダム部分の複刻基となるアナログ盤は、2LP+1EPの変則3枚組だった『Roter'Beast Of Burden』(RS 0245 ROTT) で、この音源自体のCD化は本作が初。

lprotterbeast

2時間は優に超えるコンサートだった為、当然この形態では収まりきれず、"Under My Thumb""When The Whip Comes Down""Let's Spend The Night Together""Satisfaction"というオープニングからの3曲とアンコールの計4曲が未収録。

音の方はというとマイルドで落ち着いた感じの音質で、耳障りな歓声をほとんど拾っていない優良録音でしたが、本作は若干メリハリを付けています。

このアナログ盤、ほとんどの曲間で極端にヴォリュームを絞ってしまっており、本作も曲間のヴォリュームを上げるのはもちろんのこと、ディスクの面が変わる部分含めフェードインのスピードを早くしたり、クロスフェード処理して無音部分を無くしたりと、色々聴きやすくする為の編集をしていますが、"Time Is On My Side""Hang Fire""Miss You"の3曲に関しては、イントロ自体が極端に小さな音で収録されてしまっているが故に、ほんの僅かながらではありますがフェードインとなっています。

なお、VGPが同名のCD『Roter'Beast Of Burden』(VGP-125)をリリースしており、こちらは本作とは別の2種類の音源を使っての全曲収録盤となっていますが、遠い音で音質も本作に比べて劣っています。

vgprotterbeast

続くディスク2の6トラック目から最後までは、1982年ツアーのラストとなったリーズ公演。

この公演に関しては、VGPがアナログ時代は1枚物だったLPの全曲収録拡大復刻盤『Live At Leeds'82』(VGP-010)をリリースしていますが、本作はそれとは別音源。

vgpliveatleeds

こちらも初CD化となるアナログ複刻で、基となったアナログ盤は『Maybe The Last Time』(TLC-82-A/B)。

maybethelasttime

『Live At Leeds'82』の音源がやや平板なのに対して、奥行きを感じる音で、こちらの方が好感を持つ人もいるかもしれません。こちらの音源も、本作は響き気味だった中低域を下げて、聴きやすい音質にしているようです。

なおこの音源、「ボツッ」といったマイクに何かが当たるノイズが結構入るのが難点でしたが、本作はこのノイズを極力消去しており、アナログ盤と比べるとほとんど無くなってはいますが、"Take The A Train"27秒、"When The Whip Comes Down"34秒、"Beast Of Burden"4分40秒、"Miss You"5秒あたりは消しきれなかったようです。

また、ロッテルダム部分と合わせ3枚のLPと1枚のEPの都合4枚を2枚のCDに収めるには容量が足りなかったようで(ディスク2は収録時間ギリギリの79分56秒)、曲終盤でブツ切れとなって不完全だった"Little T&A"は丸々カットされています。

by Hara ¦ 23:58, Wednesday, Oct 12, 2011 ¦ 固定リンク

△ページのトップへ
 


最近の記事
『L.A.Forum 1975 5th Night:Mik ..

『Beginning Of Cosmic Consciou ..

『Nice 1976 Unreleased Master』 ..

『Still Life In Tempe 1981』(M ..

『Kick Off!! Europian Tour 198 ..

『Perth 1973 Soundboard』(-)

『All Meat Music 1973』(Mayflo ..

『Roseland Ballroom 2002』(-)

『New York Junction』(DAC)

過去ログ
2024年11月
2024年10月
2022年 5月
2022年 4月
2021年10月
2021年 9月
2021年 8月
2021年 5月
2020年10月
2020年 9月
2020年 8月
2020年 7月
2019年 4月
2019年 1月
2018年12月
2018年 5月
2018年 4月
2018年 3月
2018年 2月
2017年12月
2017年 9月
2017年 5月
2017年 4月
2017年 3月
2017年 2月
2016年10月
2016年 9月
2016年 7月
2016年 4月
2016年 3月
2016年 2月
2015年 6月
2015年 4月
2015年 2月
2015年 1月
2014年12月
2014年11月
2014年10月
2014年 9月
2014年 8月
2013年10月
2013年 9月
2013年 8月
2013年 7月
2013年 3月
2013年 2月
2013年 1月
2012年12月
2012年 5月
2012年 2月
2012年 1月
2011年12月
2011年11月
2011年10月
2011年 8月
2011年 7月
2011年 6月
2011年 5月
2011年 2月
2011年 1月
2010年 7月
2010年 6月
2010年 4月
2010年 3月
2010年 2月
2010年 1月
2009年12月
2009年10月
2009年 9月
2008年12月
2008年11月
2008年 9月
2008年 7月
2008年 6月
2008年 5月
2008年 4月
2008年 2月
2008年 1月
2007年12月
2007年11月
2007年10月
2007年 9月
2007年 8月
2007年 7月
2007年 6月
2007年 5月
2007年 4月
2007年 3月
2007年 2月
2007年 1月
2006年12月
2006年11月
2006年10月
2006年 9月
2006年 8月

Links
ローリング・ストーンズ海賊盤事典
Bridges to the Stones

フリーソフトで作るブログ