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『Return To Liver』(-) 2CD
July.24 1978 Anaheim Stadium,Anaheim,CA
Stereo Audience Recording Quality:Very Good-Good
(Disc-1) 1.Opening/2.Let It Rock/3.All Down The Line/4.Honky Tonk Women/5.Star Star/6.When The Whip Comes Down/7.Beast Of Burden/8.Lies/9.Miss You (Disc-2) 1.Just My Imagination/2.Shattered/3.Respectable/4.Far Away Eyes/5.Love In Vain/6.Tumbling Dice/7.Happy/8.Sweet Little Sixteen/9.Brown Sugar/10.Jumping Jack Flash
ボビーキーズとニッキー・ホプキンスが"Miss You"と"Brown Sugar"に ゲスト参加した(とはいえステージ上での正式な紹介はされてませんが)、1978年ツアーは最後から2番目となるアナハイム公演。
この公演はアナログ時代にそれぞれ異なる音源で、"JJF"未収録の『On Tour』(Phoenix Records 44773)、"Love In Vain"未収録の『Return To Liver』(Atomic Records 727) という 各々2枚組のLPがリリースされていました。
そのうち『On Tour』音源の方に関しては、ジャケットは同じもののタイトルはもう片方のアナログからという、何ともややこしいVGP『Return To Liver』(VGP-292)にて、アナログ未収だった"JJF"を同じ音源から追加収録しての全曲収録CD化されてましたが、アナログ複刻である本作は当然の如くもう片方の『Return To Liver』音源からで初CD化。
遠目の録音で、風の影響なのか時折音が流れてしまっており、"Lies"あたりでは極端に遠くなったりもしますが、概ねは演奏を大きめに捉えた良好録音。
『On Tour』音源が妙に落ち着いた印象を受ける音質だったのに対し、中域強めのやや荒れ気味な音質ではありますが、聴いた感じはこちらの方がやや勢いを感じる印象かなと。ただ時折歓声がうるさく感じるのが玉にキズ。
今回のCD化では、イコライジングによって中域を中心に耳障りな周波数を落としているようで、アナログよりも聞き易くなっています。
面の切れ目のクロスフェード処理に加え、アナログでは前述の風が原因と思しき曲序盤の音量が小さくなっていた"Beast Of Bueden"も、本作は違和感ないようにヴォリューム調整を行っています。
アナログ未収だった"Love In Vain"に関しては、残念ながら同音源が見つからなかったようで、『On Tour』音源を音質合わせて補填。この曲のみ低域が出た印象を受けますが、大きな違和感はなし。
またアナログでは"JJF"が終わると同時に拍手を拾うことなくフェードアウトにて、あっさりとディスクが終了していましたが、本作は"JJF"終了後の歓声を『On Tour』音源から補填。とはいえ補填されたのはほんの3秒程度で余韻も何もない印象。VGP盤の"JJF"終了後の歓声自体は30秒程でミックのMCもあったりするのだから、もう少し長めに補填しても良かったとは思うのですが・・・。
なお、"Tumbling Dice"はイントロ1音、"Sweet Little Sixteen"はイントロが丸々欠けており歌い出しからの収録となっていますが、その部分に関しては『On Tour』音源での補填は行われておりません。
ちなみにアナログには、何故かエルビズプレスリーの"Pork Salad Annie"が収録されていましたが、もちろん本作ではカットされています。 |
by Hara ¦ 23:55, Thursday, Oct 13, 2011 ¦ 固定リンク
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