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『Chain Saw Massacre』(DAC) |
『Chain Saw Massacre』(DAC-110) 1CD
Studio Outtakes 1982
Nov.11-Dec.17 1982 Pathe Marconi Studios,Boulogne Billancourt,France
Stereo Soundboard Recordings Quality:Excellent
1.Wanna Hold You(I)/2.Too Much Blood(I)/3.Pretty Beat Up(I)/4.Chain-Saw-Rocker/5.Too Tough(I)/6.Tried To Talk Her Into It/7.All The Way Down/8.Still In Love(III)/9.Tie You Up(The Pain Of Love)(II)/10.Blues Jam #1/11.Blues Jam #2/12.Blues Jam #3(The Stumble)
なんとも不気味(?)なジャケットの本作は、DACによる『Undecover Of The Night』アウトテイク第2弾で、OBRのアナログ『Chain Saw Massacre』(OBR 458029)の復刻
OBR盤のアナログ落としといえば、スクラッチ除去処理をしたアナログ全曲に『Undecover Of The Night』関連のアウトテイク3曲を追加した、Rabbit Recordの『Chainsaw - Undercover Outtakes Vol.II』(RR 012)がありましたが、本作はきちんとテープから作成されています。
本作収録の音源に関しては、OBR盤の全曲に加えて『Undecover Of The Night』や『Dirty Work』関連のアウトテイクを同じくテープから収録した、VGPの2枚組『Jamming With Stu』(VGP-240)もありましたが、本作はそれとは別のテープから作成されているようで、VGP盤ではバスドラムがリミッターかかったような感じでつぶれていた"Tried To Talk Her Into It"が、本作ではつぶれのないすっきりとした音で収録されています。
前述の"Tried To Talk Her Into It"以外の曲に関しては、VGP盤と本作では曲の長短や左右の違いがありませんが、OBR盤との比較だと曲によって様々な違いがありますので、そちらに触れておきますと。
まずステレオ感の狭かったOBR盤に比べ、本作及びVGP盤は左右に音が格段に広がっています。
また、"Wanna Hold You(I)""Too Much Blood(I)""Pretty Beat Up(I)""Chain-Saw-Rocker""Tried To Talk Her Into It""All The Way Down"の6曲は、OBR盤では左右逆でしたが、本作及びVGP盤は正常。
OBR盤でイントロ途中からだった"Wanna Hold You(I)"は、きちんと頭から収録。
頭切れしていた"Pretty Beat Up(I)"や"Tie You Up(The Pain Of Love)(II)"は、同じく頭切れではあるものの、OBR盤より前の箇所からのスタート。
"Pretty Beat Up(I)"に関しては、曲終了後もほんの僅かですが、OBR盤より長く収録されています。
同じくOBR盤ではほんの僅かながら頭が欠けていた"Tried To Talk Her Into It"と"Chain-Saw-Rocker"は、曲前のカウントからの収録。
その"Chain-Saw-Rocker"、2分丁度あたりから2分8秒位迄の間でボリュームの上げ下げがありましたが、本作及びVGP盤ではそのようなことはない上、曲終了後もほんの僅かながらOBR盤よりも長く収録されています。
イントロ途中からのフェードインとなっていた"All The Way Down""Still In Love(III)"の2曲に関しては、OBR盤同様。
ちなみに、本作ではボーナストラック扱いとなっているOBR盤未収録だった"Blues Jam #1""Blues Jam #2""Blues Jam #3(The Stumble)"の3曲については、VGP盤にも収録されていましたので、本作での初出音源というのは無し。
なお、"Blues Jam #1"が終了した後、同じトラック内でアップテンポのシャッフル曲が頭3秒程収録されてますが、VGP盤同様に本作もノンクレジットとなっています。 |
by Hara ¦ 23:54, Tuesday, Oct 18, 2011 ¦ 固定リンク
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