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『Live At LA Memorial Coliseum 81』(-) |
『Live At LA Memorial Coliseum 81』(-) 2CD
Oct.9 1981 Memorial Coliseum,Los Angels,CA
(※)Disc-2 Track 12 Oct.11 1981 Memorial Coliseum,Los Angels,CA
Stereo Audience Recording Quality:Excellent - Very Good
(※)Disc-2 Track 2 Mono Soundboard Recording Quality:Excellent - Very Good
(※)Disc-2 Track 12 Stereo Audience Recording Quality:Very Good
(Disc-1) 1.Take The A Train/2.Under My Thumb/3.When The Whip Comes Down/4.Let's Spend The Night Together/5.Shattered/6.Neighbours/7.Black Limousine/8.Just My Imagination/9.Twenty Flight Rock/10.Let Me Go/11.Time Is On My Side/12.Beast Of Burden/13.Waiting On A Friend/14.Let It Bleed/15.You Can't Always Get What You Want/16.Band Introductions/17.Little T&A (Disc-2) 1.Tumbling Dice/2.She's So Cold/3.All Down The Line/4.Hang Fire/5.Star Star/6.Miss You/7.Start Me Up/8.Honky Tonk Women/9.Brown Sugar/10.Jumping Jack Flash/11.Street Fighting Man/12.Satisfaction
1981年ツアー序盤のLA2日連続公演初日にあたる9日公演全曲収録盤。
この公演に関してはアナログ時代、オーディエンス音源で収録の2枚組LP『Live At L.A.Memorial Coliseum'81』(-)、そして1枚物LP『Live In LA'81 Digest』(-)の組み合わせで、"She's So Cold"を除くこの日の演奏曲26曲中25曲を聴くことができましたが、本作はこれら2種のアナログをライブの曲順に並び替えて複刻。そして欠けていた"She's So Cold"をサウンドボード音源にて補填して全曲収録としています。
事典でこの公演のオーディエンス音源収録盤の代表として挙げた、3枚組LP『Never Too Old To Rock And Roll』(ud6583/4/5)も、上記2種のLPをコピーして再編集したアルバムでしたが、このLPの繋ぎ編集が結構雑だったのに対し、本作は出来うる限り丁寧な繋ぎ処理が施されています。
メインとなるオーディエンス音源は、演奏を大きく捉えた良好録音で、LPはやや硬めの音質でしたが、本作は中域を少し持ち上げていることから、LPと比べると若干音に厚みが増したように聞こえます。
"Let's Spend The Night Together"のリズムを落とす部分で、録音マイクに近づいて調子っぱずれなサビを歌う声が入っているのは減点ものですが、それ以外はそこそこの歓声や手拍子・話し声を拾ってはいるものの不快に感じる程ではなく、1981年ツアーのオーディエンス音源でも上質の部類ではあるかなと。
今回"She's So Cold"の補填として使われているサウンドボード音源は、DAC『Never Too Old To Rock And Roll』(DAC-011)に代表される卓直結の音源。この音源は低域が歪んでしまっている為、オーディエンス音源から切り替わった際、この低域の歪みが若干気にはなるものの、違和感を覚える程ではありません。
ちなみに"She's So Cold"前のMCでは、ミックが曲順を勘違いして"Hang Fire"と曲紹介してしまい、メンバーの指摘で間違いに気付いて「I'm sorry」を謝っており、このサウンドボード音源ではその全てを収録していますが、本作は「I'm sorry」から補填しているので、何故にミックが謝っているのかよく分からなくなっているのはやや残念。
ディスク2のラストは、9日公演では演奏されなかった翌11日公演のアンコール"Satisfaction"を、アナログ盤同様にボーナス収録していますが、メインの9日音源と比べると、レンジの狭めの中域中心気味の音です。
11日公演に関しては、VGPがオーディエンス音源にて全曲収録盤『Never Too Old To Rock And Roll』(VGP-122)をリリースしていますが、そのVGP盤の方は割れ気味でやや落ち着きのない音につき、本作の音源の方が聴きやすい音ではあります。またVGP盤の"Satisfaction"はイントロ途中からの収録でしたが、本作の方の音源はきちんと頭から収録されています。
なお、事典でも触れましたが、本作収録のオーディエンス音源は、当時「サウンドマーケット」というFM番組で「熱狂、ローリングストーンズ 81ライブ−」と題され、以下の19曲が放送されました。
Under My Thumb/When The Whip Comes Down/Let's Spend The Night Together/Shattered/Neighbours/Black Limousine/Twenty Flight Rock/Let Me Go/Band Introductions/Little T&A/Tumbling Dice/All Down The Line/Hang Fire/Star Star/Miss You/Start Me Up/Honky Tonk Women/Jumping Jack Flash/Satisfaction
今では絶対に考えられない何とも大らかな時代だったわけですが、その選曲はというと、前述の観客の歌声が思いっきり入った"Let's Spend The Night Together"や、曲の途中でギターが1本も鳴らなくなるというハプニングが起きた"When The Whip Comes Down"、エンディングが決まらなかった"Neighbours"が選ばれている反面、このツアーの目玉の一つだった"Time Is On My Side"やテンション高い演奏の"Street Fighting Man"が外されているのは何とも不思議なものです。 |
by Hara ¦ 23:51, Thursday, Nov 03, 2011 ¦ 固定リンク
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