The Rolling Stones Bootleg Reviews written by Hara  
 
 



『Welcome To Australia -Remaster-』(VGP)
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『Welcome To Australia -Remaster-』(VGP-110) 1CD

Feb.27 1973 Royal Randwick Racecource,Sydney,Australia

Stereo Soundboard Recordings
Quality:Excellent

1.Brown Sugar/2.Bitch/3.Rocks Off/4.Gimme Shelter/5.Happy/6.Tumbling Dice/7.Love In Vain/8.Sweet Virginia/9.You Can't Always Get What You Want/10.Honky Tonk Women/11.All Down The Line/12.Midnight Rambler/13.Band Introductions/14.Little Queenie/15.Rip This Joint/16.Jumping Jack Flash/17.Street Fighting Man

1973年ウインターツアー最終のシドニー公演を、全曲サウンドボード音源で収録したVGPの同名作のリマスター。

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ジャケットは新規ではなく、以前の物を流用しているようで、裏ジャケットには「1998 A VINYL GANG PRODUCT.ALL RIGHTS RESERVED」の表記あり。

ちなみにこのVGP盤のジャケット、1997年表記と1998年表記の2種があり、裏ジャケのデザインと背文字の色が異なります。

1997年表記はテイラーの写真が中央で背文字が白
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1998年表記はテイラーの写真が左側で背文字は赤
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ディスクデザインも変更されており、旧VGP盤はブタマーク入りで「WINTER TOUR SYDNEY 1973」の表記。
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2004年再発盤及び今回のリマスター盤は「For Members Only Not For Sale Vol.110」の表記となっていますが、2004年再発盤は盤中央に銀の輪有り(私信Thanks atsu-y氏)。

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一方の今回のリマスター盤は中央の銀の輪がありません。

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ジャケット使い回しの為、当然の事ながらどこにもリマスターの記載はありませんが、音の方は新たに調整がされているようで、元々レンジ狭めだった旧VGP盤に比べ、気持ち高域を上げたのか若干クリアーな音に仕上っており、太めの音だった旧VGP盤に比べると僅かながら音がスリムになった印象を受けます。

今回のリマスターで何より目玉なのは、イントロが左から鳴っていた"Brown Sugar"がきちんと右から鳴るように定位修正がされている点と、左右が逆だった"JJF""SFM"の2曲がちゃんと修正されている点。これにより、時折曲の途中で突如モノラルになったり定位が動いたりはしてるものの、初の全曲左右一致盤と相成りました。

ちなみに、旧VGP盤と同等の音質で同じく全曲収録盤だった『Sydney,Royal Randwick Racecourse February 26th 1973』(SAM 009)は、"Brown Sugar"のイントロこそ右から鳴っていましたが、"Brown Sugar""JJF""SFM"は左右が逆でピッチ早め。

sydneyroyalrandwick

また、13CD+1DVDのボックス『The Rolling Stones Tour 1973』(WLR-2135)のディスク5は旧VGP盤のコピーです。

wlrtour1973

なお、テープチェンジにあたった"You Can't Always Get What You Want"終了直後の処理に関しては、旧VGP盤は曲が終わった後にミックが発した「Thank you very much」の後、すぐに"Honky Tonk Women"のイントロが始まる編集になっていましたが、今回のリマスター盤は『Sydney,Royal Randwick Racecourse February 26th 1973』同様に「Thank you very much」の後に続いてミックが発した二言も収録されています。

by Hara ¦ 23:57, Thursday, Nov 24, 2011 ¦ 固定リンク

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