The Rolling Stones Bootleg Reviews written by Hara  
 
 



『New Jersey 1981 2nd Night』(-)
newjersey19812ndnight

『New Jersey 1981 2nd Night』(-) 2CD

Nov.6 1981 Brendan Byrne Arena,Medowlands Sports Complex,East Rutheford,NJ

Stereo Soundboard Recording
Quality:Excellent

(Disc-1)
1.Take The A Tarin/2.Under My Thumb/3.When The Whip Comes Down/4.Let's Spend The Night Together/5.Shattered/6.Neighbours/7.Black Limousine/8.Just My Imagination/9.Twenty Flight Rock/10.Going To A Go Go/11.Let Me Go/12.Time Is On My Side/13.Beast Of Burden/14.Waiting On A Friend/15.Let It Bleed
(Disc-2)
1.You Can't Always Get What You Want/2.Band Introduction/3.Little T&A/4.Tumbling Dice/5.She's So Cold/6.All Down The Line/7.Hang Fire/8.Miss You/9.Start Me Up/10.Honky Tonk Women/11.Brown Sugar/12.Jumping Jack Flash/13.Satisfaction

メドウランズ3日連続公演2日目11月6日公演収録盤。

ディスクをかけるといきなり耳馴染みのあるバンドコールからスタート。事典では、この6日公演の卓直結モノラルサウンドボード音源を収録した既発盤『Five Stones Ready To Roll』(VGP-313) の解説で、「バンドコールをオフィシャル『Still Life』から、つまり前日の11月5日の音を流用」と書きましたが、今回Wolfgangが初日と3日目の同会場公演をこれまで聴けなかったバンドコール含めて公開したことから、消去法で『Still Life』に収録されていたバンドコールはこの公演のからものということが判明しました。

vgpfivestonesreadytoroll

とはいえ、このVGP盤は『Still Life』からの流用につき、A列車にバンドコールの被るタイミングが実際の公演と異なっていたため、A列車がバンドコール直後から数秒前に戻ってしまっているというおかしなことになっていましたが、本作収録のWolfgang公開音源もよく聞くとバンドコール直後からA列車が数秒前に戻ってしまっていることから、バンドコールについては『Still Life』から流用しているようです。

公開音源で遅かったピッチはほぼ正常に修正。

一連の公開音源同様、カセットテープを経由したものがアップされている故にこの公演についてもテープチェンジによる欠落が2ヶ所ありますが、サイトでのアップの仕方に手違いがあったのか、冒頭から最初のテープチェンジにあたる"Let Me Go"2分41秒までは、何故か左右が逆になってしまっていたことから、本作はきちんと左右反転させての修正を施した上で、欠落した8秒間に前述の卓直モノラル音源を疑似ステレオ化させて補填しています。

もう1つのテープチェンジは"Tumbling Dice"終了直後。卓直モノラル音源では、おそらく場内には流れていないであろうバンドへのミックの話し声と、観客へリクエストを募るミックのMCが聴けますが、本作はその欠落箇所については補填をしていないことから、ここだけは卓直モノラル音源のみで聞ける部分となります。

この日も1981年ツアー特有の迷演が存分に楽しめ、"Let's Spend The Night Together"のエンディングでは、ミックが構成を見失ってしまったが為にグダグダになりかけていたりしますが、とにかくこの日はチャーリーが絶不調で、フィルを入れるとつんのめってしまう箇所が幾つもあったり、"Tumbling Dice"では曲後半のキースだけになる部分で迷子になったかと思えば、"Hang Fire"のギターソロ後の決めの部分では一人だけズレまくり、"Start Me Up"の最後のサビでは2度程止まりそうになるわ、初日に引き続きティナ・ターナーがゲスト参加した"Honky Tonk Women"ではイントロで曲に入ったかと思った途端に叩くのを止めてしまったり、"JJF"での間奏つんのめりはまだしも最後のサビの後に3連のフィルを入れようとしてこれまたずっこけかけそうになったりと、散々なことになってしまっています。

とはいえこの公演、ラジオ放送に採用されたのは前述のA列車のみなものの、映画『Let's Spend The Night Together』には"Going To A Go Go""You Can't Always Get What You Want""She's So Cold""Miss You""Satisfaction"の5曲も採用されていることからも分かるように、チャーリーのずっこけぶりによる迷走を除けば、全般的には勢いのある演奏を聴くことが出来ます。

by Hara ¦ 02:22, Wednesday, Aug 21, 2013 ¦ 固定リンク

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