The Rolling Stones Bootleg Reviews written by Hara  
 
 



『Rock's Hottest Ticket』(Terantura)
tararockshottestticket

『Rock's Hottest Ticket』(TCDRS-16,17) 4CD
July.1&2 1975 Capital Center Arena,Largo,MD

Mono Audience Recording
Quality:Very Good-Good

TCDRS-16
(Disc-1)
1.Fanfale For The Common Man/2.Honky Tonk Women/3.All Down The Line/4.If You Can't Rock Me/5.Get Off Of My Cloud/6.Star Star/7.Gimme Shelter/8.Ain't Too Proud To Beg/9.You Gotta Move/10.You Can't Always Get What You Want/11.Happy/12.Tumbling Dice/13.It's Only Rock'n Roll
(Disc-2)
1.Introduction/2.Doo Doo Doo Doo Doo/3.Fingerprint File/4.Wild Horses/5.Brown Sugar/6.Midnight Rambler/7.Rip This Joint/8.Street Fighting Man/9.Jumping Jack Flash

TCDRS-17
(Disc-1)
1.Fanfale For The Common Man/2.Honky Tonk Women/3.All Down The Line/4.If You Can't Rock Me/5.Get Off Of My Cloud/6.Star Star/7.Gimme Shelter/8.Ain't Too Proud To Beg/9.You Gotta Move/10.You Can't Always Get What You Want/11.Happy/12.Tumbling Dice/13.It's Only Rock'n Roll/14.Introduction/15.Doo Doo Doo Doo Doo
(Disc-2)
1.MC/2.Fingerprint File/3.Angie/4.Wild Horses/5.Brown Sugar/6.Midnight Rambler/7.Rip This Joint/8.Street Fighting Man/9.Jumping Jack Flash

TCDRS-16のディスク1と2に収録は、"You Can't Always Get What You Want"の最後の最後や、"Wild Horses"2回目のソロ前のAメロ終わり部分等で、ミックがこのツアーの通常の歌い方とは異なる歌い方をしている点が何となく耳を惹く7月1日ラーゴ公演で、プレスでのブート化は初(Rは知りません)。

残念ながら全曲収録ではなく、"That's Life"と"Outa Space"のビリープレストンが歌う2曲は未収録。

他のテープチェンジによるカットは"You Can't Always Get What You Want"のギターソロ途中と"Wild Horses"のイントロ前。ここはクロスフェード処理するでもなくそのまま繋げただけというものですが、そのテープチェンジ直後は基にしたテープの劣化による高域の音ムラや音ユレが切り替わり後のしばらくの間発生してしまっています。

音の方はそこそこクリアーな音質の、やや距離を感じるエコーがかったオーディエンス録音で、ライブ序盤は手拍子に演奏が埋もれ気味になっていたり、会場の出音が上がってきたライブ終盤の"Brown Sugar"以降は音が団子状態で聞きづらくなっていたりはするものの、総じては演奏を大きめに捉えた良好音源。

このレーベル特有のチャプター切り替わり時の音ブレはありませんが、ディスク1冒頭から最初のテープチェンジあたりまでは、音圧上げすぎの弊害なのか、高域部にややバリバリといった歪みが生じてしまっています。

続いてはこのボックス、ディスク1から4という表記ではなく、公演別というか型番毎にディスク番号がリセットされるので、ラーゴ2日目となる7月2日公演はTCDRS-17のディスク1と2と表記されています(ああややこしい)。

この公演はVGPの『We Hope Ya Like Dis One』(VGP-235)にて、ヒスノイズ多めなVery Goodクラスのモノラルサウンドボード音源で、"It's Only Rock'n Roll""Doo Doo Doo Doo Doo"の2曲がブート化されていましたが、本作はその全長版ということはなくオーディエンス録音での音盤化。

vgpwehopeyalikedisone

ディスク2同様にこちらの公演もビリープレストンの2曲は未収録。その他のテープチェンジによるカットは、まず"You Can't Always Get What You Want"のギターソロ途中。続いては"Fingerprint File"終了直後、
そして"Angie"挟んでまたもテープチェンジですが、こちらはマスターテープのテープチェンジではなくダビング時のもので、この後は"Midnight Rambler"終了後まで高域がコモッてしまってます。

また、これらチェンジ部分はクロスフェード編集されることもなく、そのまま繋がっているだけのものとなっています。

音の方は、盛りあがる部分はさすがに団子状態になりますが、それ以外はやや距離を感じるエコー強めの録音で、クリアーさに欠ける典型的なカセット録音の音質。

こちらもディスク1と2同様にピッチは遅め。

このレーベル特有のチャプター切り替わり時の音ブレこそありませんが、音圧を上げすぎた弊害で、音が全体的にバリバリと歪んでしまっているのは何だかなと・・・。

by Hara ¦ 22:20, Wednesday, Aug 28, 2013 ¦ 固定リンク

△ページのトップへ
 


最近の記事
『Perth 1973 Soundboard』(-)

『All Meat Music 1973』(Mayflo ..

『Roseland Ballroom 2002』(-)

『New York Junction』(DAC)

『The Rolling Stones Steel Whe ..

『Australian Tour 1966』(DAC)

・・・

『Palladium 1978』(-)

『Complete Lacerated』(-)

『Live...1978』(KING STREET)

過去ログ
2022年 5月
2022年 4月
2021年10月
2021年 9月
2021年 8月
2021年 5月
2020年10月
2020年 9月
2020年 8月
2020年 7月
2019年 4月
2019年 1月
2018年12月
2018年 5月
2018年 4月
2018年 3月
2018年 2月
2017年12月
2017年 9月
2017年 5月
2017年 4月
2017年 3月
2017年 2月
2016年10月
2016年 9月
2016年 7月
2016年 4月
2016年 3月
2016年 2月
2015年 6月
2015年 4月
2015年 2月
2015年 1月
2014年12月
2014年11月
2014年10月
2014年 9月
2014年 8月
2013年10月
2013年 9月
2013年 8月
2013年 7月
2013年 3月
2013年 2月
2013年 1月
2012年12月
2012年 5月
2012年 2月
2012年 1月
2011年12月
2011年11月
2011年10月
2011年 8月
2011年 7月
2011年 6月
2011年 5月
2011年 2月
2011年 1月
2010年 7月
2010年 6月
2010年 4月
2010年 3月
2010年 2月
2010年 1月
2009年12月
2009年10月
2009年 9月
2008年12月
2008年11月
2008年 9月
2008年 7月
2008年 6月
2008年 5月
2008年 4月
2008年 2月
2008年 1月
2007年12月
2007年11月
2007年10月
2007年 9月
2007年 8月
2007年 7月
2007年 6月
2007年 5月
2007年 4月
2007年 3月
2007年 2月
2007年 1月
2006年12月
2006年11月
2006年10月
2006年 9月
2006年 8月

Links
ローリング・ストーンズ海賊盤事典
Bridges to the Stones

フリーソフトで作るブログ