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『Glasgow 1982』(-) 2CD
May.27 1982 Apollo Theatre,Glasgow,Scotland
Stereo Audience Recording Quality:Very Good
(※)Disc-2 Track 8(part)〜11 Mono Audience Recording Quality:Very Good - Good
(※)Disc-2 Track 12 Mono Audience Recording Quality:Good
(Disc-1) 1.Take The A Train/2.Under My Thumb/3.When The Whip Comes Down/4.Let's Spend The Night Together/5.Shattered/6.Neighbours/7.Black Limousine/8.Just My Imagination/9.Twenty Flight Rock/10.Going To A Go Go/11.Chantilly Lace/12.Let Me Go/13.Time Is On My Side/14.Beast Of Burden/15.Let It Bleed (Disc-2) 1.You Can't Always Get What You Want/2.Band Introductions/3.Little T&A/4.Tumbling Dice/5.She's So Cold/6.Hang Fire/7.Miss You/8.Honky Tonk Women/9.Brown Sugar/10.Start Me Up/11.Jumping Jack Flash/12.Satisfaction
1982年ツアーの2公演目となるスコットランドはグラスゴーのアポロシアター公演全曲収録盤。
82年ツアーはウォームアップを兼ねて最初の4公演は比較的小規模会場で行われましたが、このアポロシアターのキャパは日本のNHKホールと同等の3500人だったりしますので、これを小規模というのかという気も・・・。ちなみにストーンズは73年に2公演、76年は3公演をこの会場でライブを行っています。
ツアー初日では何故かカットされていたキースコーナーはこの公演からで、曲は前年に引き続いての"Little T&A"。間奏に入る前の構成が怪しかったりするものの、半年近くぶりとは思えないほど前年後半以上にスピーディーな演奏となっています。
82年ツアーはこのような細かなミスはあるものの、ツアー開始時から既に演奏がまとまっており、前年81年ツアーのような日によって曲のテンポが変わっていたり、ミスが続発して演奏が危うかったりといった、他のバンドではあり得ないストーンズならではの面白さにややかけたりしますが、そんな数少ないずっこけぶりを聞けるのが、この日の"Twenty Flight Rock"。
ロニーがフライングしてイントロのリフを単音で弾き始め、バックはそれに合わせて通常通り3回目のリフが終わったところでブレイクしますが、キースは2回目から複音のリフで入ってきて、その自分のリフを1回目と考えたようでバックが止まっても1人だけリフを弾いてしまっていることから、演奏が崩れるかと思いきや、そこはきちんとまとまっているこのツアー、何事も無かったかのようにミックの歌もバックもキースに合わせて曲に入っています。
ここで不思議なのは何故にロニーがフライングして先にリフを弾き始めてしまったのかということ。『Still Life』やFM放送、そしてサイト「Wolfgang Vault」等の左右にギターが分離した分かりやすい81年ツアーのステレオ音源で実際に確認してみると、ロニーの入り方は以下の3パターン。
リフ2回目・・・11/6、11/30 リフ3回目・・・11/7 ブレイク以降・・・11/23、11/24、11/25、12/1、12/5、12/8、12/9、12/13、12/18、12/19
このようにイントロ最初から入ることはまず無いので、この日どういう合図でロニーがフライングしてしまったのかは、まずあり得ないでしょうけど映像でも残っていて、それで確認しない限りは何とも不明ですが、ある意味興味深いミスではあります。
ちなみに82年ツアー唯一のステレオ音源であるリーズ公演も、ロニーが入ってくるのはブレイクから。
さて本作ですが、3種の音源で構成されています。メインの音源は後方席での録音のようで、最初は手拍子の奥で演奏が鳴っている印象。"When The Whip Comes Down"あたりから、奥行きを感じる音ではあるものの良好なバランスで演奏を聴けるようになりますが、曲間の拍手が演奏に比べてかなり大きいいことから結構耳障りだったりするので、ここは音量レベルを下げる等の調整をしてもらいたかったところ。
続いての音源が"Let Me Go"3分23秒から曲が終わった直後の4分1秒までと、"Honky Tonk Women"ギターソロの途中2分20秒から"Satisfaction"が始まる寸前までで使用されているモノラル音源。こちらもやはり後方席での録音のようで、メインと似た感じの録れ方はしていますが音は若干軽め。また、使用部分がライブ終盤の観客が盛り上がる箇所だったことから、手拍子の奥で演奏が鳴っているといった印象。
そして3つ目の、音源が"Satisfaction"で使用されているモノラル音源。キースのギターやミックのヴォーカル、そしてスネアドラムや鍵盤等の上物は聴けますが、それ以外は団子となっていてはっきり聞き取れないといった録音。ただし手拍子をほとんど拾っていないので、耳が慣れればそれなりに聴けはします。 |
by Hara ¦ 12:05, Saturday, Oct 11, 2014 ¦ 固定リンク
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