The Rolling Stones Bootleg Reviews written by Hara  
 
 



『One Night At Budokan』(-)
onenightatbudokan

『One Night At Budokan』(-) 2CD

Mar.10 2003 Budokan Hall,Tokyo,Japan

Stereo Audience Recording
Quality:Excellent

(Disc-1)
1.Pre Show Music/2.Buzzer Intro - Pre Show Music/3.Jumping Jack Flash/4.You Got Me Rocking/5.Live With Me/6.Let It Bleed/7.No Expectations/8.Rocks Off/9.Everybody Needs Somebody To Love/10.Worried About You/11.Midnight Rambler
(Disc-2)
1.Band Introductions/2.Slipping Away/3.Before They Make Me Run/4.Start Me Up/5.It's Only Rock'N Roll/6.Rock Me Baby/7.Can't You Hear Me Knocking/8.Honky Tonk Women/9.Tumbling Dice/10.Brown Sugar/11.Satisfaction

2003年武道館公演全曲収録盤。

本作のベースは、Mayflowerの『The Man Who Stole The Sun』(MF-38/39)もしくは『Live At Budokan 2003』(MF-38/39)やTaranturaの『One Night In A Judo Arena -Special Guest Is A Ghost-』(TCDRS-45-1,2)でブート化されてきた音源。

mayflowerthemanwhostolethesun

mayflowerliveatbudokan

taranturaonenightinajudoarena

基本的な音はMayflower盤に近く、ネットに挙がっていた大元の音源が低域オンで高域控えめの太めな音だったのを、高域を持ち上げてすっきりとしたクリアーな質感の音に仕上げています。

Mayflower盤は高域を持ち上げた際、耳につく周波数を調整していなかったがために高域キツ目な印象を受けましたが、本作は調整をしたようで、クリアーさは同等ですが高域がMayflower盤ほど耳につかないようになっています。とはいえ"Rocks Off"のエンディング等のシンバル強打部分等では、やはり高域が耳についたりはするのですが・・・。また、これは中低域のイコライジングの違いなんでしょうけど、本作の方がMayflower盤より若干奥行き感があるように仕上がっています。

この音源、ネットにアップされた際は"Jumping Jack Flash"が始まる10秒前から始まる形になっており、Tarantura盤は特に補填せずそのままでしたが、Mayflower盤はExileの『Live At The Budokan Special Edition』(EXM-015A/B/C)より、ブザーの少し前の部分からコピー補填しています。

licksbudokanspecialedition1

本作のディスク冒頭処理はというと、ディスク開始から"Jumping Jack Flash"のイントロ弾き始めまで、短縮編集をせずに14分29秒もの長さを収録していた『Budokan 2003』(-)の音源を補填。

budokan2003

その『Budokan 2003』はその14分29秒を丸々1トラックとしていたのに対し、本作はブザーが鳴る箇所にチャプターを振って、ブザーが鳴るまでの9分25秒を簡単に飛ばせるようにしています。ただ、ブザーが鳴った後も客電が落ちるまで3分半強もあったりするので、ここまでやるなら客電が落ちる寸前にもチャプターを振っておいてくれると尚良しだったような気も。

またこのアップされた基音源、マスターに問題があったのか"Rocks Off"の中盤にも1分弱の欠落があり、Tarantura盤は音質が劣る未ブート化音源を、Mayflower盤はこれまたExile盤からコピー補填していましたが、そのいずれも音質差が生じていたのに対し、本作はOut Of Controlレーベルの『Licks Japan Tour 2003 Complete Box』(OOC 001-012)から欠落部をコピー補填。

licksjapanoocbox

全体的な音の仕上がり具合がOOC盤に近かったことから、OOC盤の音質調整も若干明るくした程度のようで、この部分に補填しているという前情報を知らない限り、まず分からないような見事な繋ぎ処理となっています。

そしてアンコールの"Satisfaction"終了後も、ネットにアップされた基音源はメンバーがステージから完全に立ち去る前にフェードアウトしていましたが、Mayflower盤はここもまたExile盤からコピー補填をして終演後のアナウンスまで聞けるようにしていたのと同様、本作もまた『Budokan 2003』からコピー補填して終演後のアナウンスを聞けるようにしています。

by Hara ¦ 01:49, Wednesday, Oct 15, 2014 ¦ 固定リンク

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