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『Light As A Feather』(DAC) |
『Light As A Feather』(DAC-155) 2CD
Dec.8 1981 Capital Arena,Largo,MD,U.S.A
Stereo Soundboard Recording Quality:Excellent
(Disc-1) 1.Take The A Train〜Under My Thumb/2.When The Whip Comes Down/3.Let's Spend The Night Together/4.Shattered/5.Neighbours/6.Black Limousine/7.Just My Imagination/8.Twenty Flight Rock/9.Going To A Go Go/10.Let Me Go/11.Time Is On My Side/12.Beast Of Burden/13.Waiting On A Friend/14.Let It Bleed (Disc-2) 1.You Can't Always Get What You Want/2.Band Introduction/3.Little T&A/4.Tumbling Dice/5.She's So Cold/6.Hang Fire/7.Miss You/8.Honky Tonk Women/9.Brown Sugar/10.Start Me Up/11.Jumping Jack Flash/12.Satisfaction
1981年ツアー終盤、ラーゴ3連続公演の中日となる12月8日公演収録盤。
この公演からは"Let Me Go"が、曲を短く編集されてヴォーカルを差し替えた上で、FM放送と『Still Life』に採用されていますが、本作が基としているのは、サイト「Wolfgang Vault」にて公開された、そのFM放送の素材と思しき高音質ステレオサウンドボード音源。
この音源を基に作成された他のブートは、事典で代表盤として挙げた『Largo 1981 2nd Night』(-)
サイトで公開されていた音源はピッチが遅いという難点がありましたが、本作も『Largo 1981 2nd Night』同様にほぼ正確に調整。
また、大元の音源がカセットテープを経由していることから、サイトで聞ける"Let Me Go"は、本作のタイムでいうと4分37秒から約7秒ほどテープチェンジによる欠落がありましたが、残念なことにこの欠落部はFM放送や『Still Life』では編集でカットされてしまっていたので、そこから持ってきての補填は出来ず。
この部分、『Largo 1981 2nd Night』の方は、『Capital Connection Vol.2』(DAC-037)にてブート化されていた、ミキサー卓直結のモノラルサウンドボード音源を疑似ステレオ化して補填。この補填箇所はロニーのソロ部分だったこともあり、ロニーのギターが左から中央に定位が変わったと感じる程度の見事な編集となっています。
では本作はというと、裏ジャケットに「Recorded In Full Stereo」のクレジットを入れていることからも、あくまでステレオ音源で通すというコンセプトで作成したようで、欠落部から約20秒前のキースがソロを弾いている部分を持ってきて補填しています。
その本作の補填部を聞いてみると、ロニーがソロを弾き始めたものの、キースがソロを弾きだしたので慌ててバッキングに戻ったかのように聞こえるという、こちらも違和感のない編集となっていますが、ここは意見の分かれるところかと。
もう一箇所の欠落部は曲中にあたらず、おそらく"She's So Cold"終了後の曲間かと推測されますが、ミキサー卓直結音源の方でも"She's So Cold"終了後がテープチェンジにあたってしまったようで、逆に本作や『Largo 1981 2nd Night』の方がミックの発する言葉含め長く収録されていたりします。
全体的な音質については、本作の方がやや低域に厚みを持たせてはいるものの、それほどの差はありません。
『Still Life』やFM放送での"Let Me Go"の編集については事典にも書きましたが、再掲しておくと、本作のタイムでいうとまず2分26秒から2分35秒まで、次いで2分46秒から2分55秒、3分6秒から4分25秒、そして4分36秒から4分45秒と計4ヶ所にわたる細かいカットがされた上で、ヴォーカルが全面的に録り直しされています。
この日の公演、その"Let Me Go"の曲前では、ミックが勘違いして"Time Is On My Side"用のMCを途中まで言いかけて気付いてやめたり、続く"Time Is On My Side"の間奏や"She's So Cold"のイントロではチャーリーのリズムがひっくり返ってしまっていたり、"Beast Of Burden"は何とも中途半端な感じで曲が終了、そして"Start Me Up"ではキースがキーを間違えてイントロを弾き始めたものの慌てて弾き直す、といったツアー終盤とは思えないほどのドタバタぶりが楽しめます。 |
23:49, Wednesday, Mar 30, 2016 ¦ 固定リンク
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