The Rolling Stones Bootleg Reviews written by Hara  
 
 



『Australian Tour 1973 』(Top Gear)
topgearaustraliantour1973

『Australian Tour 1973 』(TOP 37) 1CD

Feb.26 1973 Royal Randwick Racecourse,Sydney, Australia

※ Track-1
Feb.24 1973 Western Australia Cricket Ground,Perth Australia

Stereo Soundboard
Quality:Excellent

1.Brown Sugar/2.Bitch/3.Rocks Off/4.Gimme Shelter/5.Happy/6.Tumbling Dice/7.Love In Vain/8.Sweet Virginia/9.You Can't Always Get What You Want/10.Honky Tonk Women/11.All Down The Line/12.Midnight Rambler/13.Band Introduction/14.Little Queenie/15.Rip This Joint

一部クレジットミスがあったので修正と、そのクレジットについて追記。

著作隣接権切れでリリースされているブライアン期のハーフオフィシャル物と一緒に、ブート屋以外のレコードショップでも見かけることのある本作。

これもハーフオフィシャルかと思われがちですが、中身の方は1973年のライブで著作隣接権が有効な期間の音源につき、これはれっきとしたブート。

収録されているのは卓直結のサウンドボード音源、クレジットには2月24日のパース収録とありますが、24日の音源は冒頭の"Brown Sugar"のみで、曲終了直後からは次の26日のシドニー公演音源に切り替わっています。
これは26日の宅直結音源が"Brown Sugar"の曲の途中からスタートしていた為、この曲だけは差し換えざるを得なかったかと。

本作は、卓直結音源の平面的な音を聞きやすくするために、全体的に結構強めにリバーブをかけていますが、この処理についてはヘッドフォンで聞いた際に、かなりのエコー感があるので好みの分かれるところ。

・・・と特徴だけを羅列してきましたが、実のところ本作はWLRの14枚組ボックス『TOUR 1973』(WLR2135)のディスク4の丸コピー盤。

wlrtour1973

WLR盤の特徴であった過度のエコーもそのままなら、24日音源である"Brown Sugar"の左右チャンネルが逆なのも変わらず。

また、全体的なピッチが遅めなのも同じですが、これはWLR盤自体が基にしたのがOh Boy『Happy Birthday Nicky』(OH BOY 2-9039)だったため。

ohboyhappybirthdaynicky

つまり本作はOh Boy盤の孫コピータイトルということになります。

したがって他のタイトルの多くでは問題ない"Honky Tonk Women"のイントロが欠けている点もそのまま。

本作が全編24日のパース公演とクレジットされているのも然り(Oh Boy盤は26日のシドニー公演音源を24日パースのイブニングショーと表記)。ちなみにWLR盤は逆に全編26日のシドニー公演とクレジットされていましたが、これはTop Gearの作成者がおそらく"Brown Sugar"だけ聞いてWLR盤のクレジットが間違っていると判断して修正したのかも。もしそうなら、まだWLR盤のクレジットだった26日の方が正解率が高かったのに残念。

過度のエコーはさておき、後発なので、せめてピッチと左右調整や欠損部分の補填くらいはしておいてもらいたかったところ。

09:16, Sunday, Mar 05, 2017 ¦ 固定リンク

△ページのトップへ
 


最近の記事
『L.A.Forum 1975 5th Night:Mik ..

『Beginning Of Cosmic Consciou ..

『Nice 1976 Unreleased Master』 ..

『Still Life In Tempe 1981』(M ..

『Kick Off!! Europian Tour 198 ..

『Perth 1973 Soundboard』(-)

『All Meat Music 1973』(Mayflo ..

『Roseland Ballroom 2002』(-)

『New York Junction』(DAC)

過去ログ
2024年11月
2024年10月
2022年 5月
2022年 4月
2021年10月
2021年 9月
2021年 8月
2021年 5月
2020年10月
2020年 9月
2020年 8月
2020年 7月
2019年 4月
2019年 1月
2018年12月
2018年 5月
2018年 4月
2018年 3月
2018年 2月
2017年12月
2017年 9月
2017年 5月
2017年 4月
2017年 3月
2017年 2月
2016年10月
2016年 9月
2016年 7月
2016年 4月
2016年 3月
2016年 2月
2015年 6月
2015年 4月
2015年 2月
2015年 1月
2014年12月
2014年11月
2014年10月
2014年 9月
2014年 8月
2013年10月
2013年 9月
2013年 8月
2013年 7月
2013年 3月
2013年 2月
2013年 1月
2012年12月
2012年 5月
2012年 2月
2012年 1月
2011年12月
2011年11月
2011年10月
2011年 8月
2011年 7月
2011年 6月
2011年 5月
2011年 2月
2011年 1月
2010年 7月
2010年 6月
2010年 4月
2010年 3月
2010年 2月
2010年 1月
2009年12月
2009年10月
2009年 9月
2008年12月
2008年11月
2008年 9月
2008年 7月
2008年 6月
2008年 5月
2008年 4月
2008年 2月
2008年 1月
2007年12月
2007年11月
2007年10月
2007年 9月
2007年 8月
2007年 7月
2007年 6月
2007年 5月
2007年 4月
2007年 3月
2007年 2月
2007年 1月
2006年12月
2006年11月
2006年10月
2006年 9月
2006年 8月

Links
ローリング・ストーンズ海賊盤事典
Bridges to the Stones

フリーソフトで作るブログ