The Rolling Stones Bootleg Reviews written by Hara  
 
 



『Foxboro 1989 1st Night』(-)
foxboro19891stnight

『Foxboro 1989 1st Night』(-) 2CD

Sep.29 1989 Sullivan Studium,Foxboro,MA

Stereo Audience Recordings
Quality:Excellent-Very Good

(Disc-1)
1.Continenntal Drift/2.Start Me Up/3.Bitch/4.Sad Sad Sad/5.Undercover Of The Night/6.Harlem Shuffle/7.Tumbling Dice/8.Miss You/9.Ruby Tuesday/10.Play With Fire/11.Dead Flowers/12.Rock And A Hard Place/13.Mixed Emotions/14.Honky Tonk Women/15.Midnight Rambler
(Disc-2)
1.You Can't Always Get What You Want/2.Little Red Rooster/3.Before They Make Run/4.Happy/5.Paint It Black/6.2000 Light Years From Home/7.Sympathy For The Devil/8.Gimme Shelter/9.It's Only Rock'n Roll/10.Brown Sugar/11.Satisfaction/12.Jumping Jack Flash

1989年Steel Wheelsツアーは、その盛況ぶりとはうらはらに当時からブートは数えるほどしかリリースされず、今もオーディエンス音源収録ブートは他ツアーに比べるとはるかに少ないという状況。

特に演奏が徐々にこなれてくる過程を楽しめるツアー前半のブートについても、このツアーは9月9日のイーストトロイ公演を最後に、次にブート化されている10月10日のシェアスタジアム公演までの約1か月間、ゲストが参加したレア曲2曲以外は(プレスでの)ブートがリリースされていなかったので、ちょうどその空白期間の中間にあたる9月29日のフォックスボロ公演を収録した本作は、ある意味ちょうど良いタイトルであるといえるかと。

やや荒めながら演奏がオンに捉えられたクリアーで分離の良い好録音で、オープニングの"Start Me Up"ではビルのベースラインがはっきり聞き取れるという好感の持てる音となっています。残念ながら、次の"Bitch"途中でマイクの位置が変わってしまったようで、ベースを強調した"Undercover Of The Night"以外は、ビルのベースラインがオープニング部分ほどはっきり聞き取れなくなってしまっていますが、それでも分離が良く音の近い良好音源であることには変わりありません。

右側の観客がちょっと賑やかですが、まあこれは許容範囲。ライブ前半はマイクに何かがあたるコツコツといったノイズも時折入っていますが、こちらもさほど気にならないレベル。

マイクの特性なのか、はたまたテレコの特性なのかはわかりませんが、音の重心が中域寄りでやや低域不足な感も。

テープチェンジにより"Dead Flowers"の前半と"Before They Make Run"の後半が欠落。また"Jumping Jack Flash"のイントロが欠けていますが、これはテレコの一時停止ボタン解除のタイミングが遅れたためかと。いずれも別音源による補填は無し。

演奏の方は、さすがにツアー開始から1か月経っているだけのこともあり、ツアー序盤のようなもたっとした感じが消え去り、スピーディーな演奏を・・・と書きたいところですが、実のところどの曲も不自然にテンポが速い・・・。

ピッチ自体は正常なので、この時期だけテンポを上げて演奏していたのか確認のために、たまたま所蔵していた9月27日クリーブランド公演と10月3日のフォックスボロ公演のオーディエンスビデオ、そして念のためネットから10月1日のフォックスボロ公演の音源(ピッチが遅かったので修正しましたが・・・)も落としてみて、それぞれチェックしてみましたが、この29日音源のみテンポが早く、他はほぼ同じテンポで演奏されていることが判明。

また、フォックスボロといえば"Rock And A Hard Place"のプロモビデオ撮影が行われましたが、その日程は同会場にて9月30日と10月1日。そのような状況下で、わざわざこの29日だけテンポを早めて試験的に演奏するといったことも当然ながら考え難いかと。

よって本作が基にした音源は、おそらく元々回転数が速かったテープが通常のピッチ修正処理をされずに、ピッチシフト処理(テンポそのままでピッチのみを変える処理)をされたものであるのかなと推測されます。

このピッチシフト処理については、オフィシャルFrom The Vaultシリーズの69年ハイドパークで使われていたことが記憶に新しいところ。

本作収録の音源はせっかくの好音源であっただけに、いつの日かきちんとしたテンポに直してリリースしてもらいたいものです。

by Hara ¦ 02:17, Tuesday, Apr 11, 2017 ¦ 固定リンク

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