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『Supergroups In Concert 1983』(-) |
『Supergroups In Concert 1983』(-) 2CD
Nov.25 1981 Rosemont Horizon,Des Plaines,IL Dec.1 1981 Silverdome,Pontiac MI Dec.5 1981 Superdome,New Orleans,LA Dec.9 1981 Capital Arena,Largo,MD Dec.13 1981 Sun Devil Stadium,Phoenix,AZ Dec.18 1981 Hampton Coliseum,Hampton Roads,VA July.6 1978 Masonic Hall,Detroit,MI July.19 1978 Sam Houston Coliseum,Houston,TX
Stereo Soundboard Recording Quality:Excellent
(Disc-1) 1.Intoroduction/2.Take The A Train(12/1)/3.Under My Thumb(12/1)/4.Let's Spend The Night Together(12/18)/5.Shatterd(12/1)/6.Twenty Flight Rock(12/1)/7.Going To A Go Go(12/1)/8.Time Is On My Side(12/1)/9.Waiting On A Friend(12/1)/10.Beast Of Burden(11/25)/11.Black Limousine(12/1)/12.Let It Bleed(12/5)/13.You Can't Always Get What You Want(12/9) (Disc-2) 1.Band Introductions(12/9)/2.Tumbling Dice(7/6 '78)/3.She's So Cold(12/9)/4.Hang Fire(12/13)/5.Miss You(12/18)/6.Honky Tonk Women(7/19 '78)/7.Brown Sugar(12/9)/8.Start Me Up(12/9)/9.Jumping Jack Flash(7/19 '78)/10.Satisfaction(12/13)/11.Star Spangled Banner(12/13)
前項に引き続いて、アメリカのD.I.R.Broadcasting Corp.制作の1981年北米ツアー特集番組収録盤を紹介。
本作に収録されている番組は1983年3月19日放送の「Super Groups In Concert」
前項で触れた82年放送版は、放送された18曲中10曲がオフィシャル『Still Life』と重複している上、その重複曲のピッチが高くされているという難点がありましたが、この83年放送版は全20曲放送中『Still Life』との重複は"Let's Spend The Night Together"と"Satisfaction"の2曲のみという、82年放送版が『Still Life』拡大版的なものだったのに対し、この83年放送版は裏『Still Life』的な性格のものとなっています。
ただ、番組内で81年ツアーからとアナウンスがされているにも関わらず、新たに追加された"Tumbling Dice""Honky Tonk Women"の2曲と、82年放送版では81年12月1日のテイクだった"Jumping Jack Flash"の計3曲が、番組コンセプトから外れた1978年北米ツアーからのテイクとなってしまっているという新たな難点も。
そんなこの放送を収録した既発タイトルですが、アナログLP時代は放送された20曲全てを網羅したものがなく、20曲を聴こうとすると2つのアルバムが必要でした。
その2つの内の1つが、2枚組LP『Mission Direct Hits』(RSG-81) 20曲中"Shatterd""Time Is On My Side""Tumbling Dice"の3曲を除いた17曲収録。78年の"Tumbling Dice"のカットは妥当ですが、何故に『Still Life』と別テイクの2曲をカット?というタイトル。
もう1つがこちらも2枚組LPの『On Top Of Old Smokey』(AT-81) 20曲中14曲収録と少な目ですが、LP『Mission Direct Hits』未収の"Shatterd""Time Is On My Side"を収録しているのがポイント。カットされている曲も"Under My Thumb""Let's Spend The Night Together""Beast Of Burden""Black Limousine""Hang Fire""Miss You"と、そのほとんどが82年放送版と重複している曲をカットしており、83年放送版のおいしい部分をまとめているかに見えますが、肝心の"Under My Thumb"が含まれてしまっているのが何とも残念なタイトル。
CDでは、まずVGPの『Mission Direct Hits』(VGP-247)で20曲中16曲収録。 CD黎明期の同名アナログ盤起こしタイトルとは異なり、新たにテープから造りなおしている点は良かったものの、その選曲に難あり。78年の"Tumbling Dice"と"Jumping Jack Flash"が外されているのは妥当ですが、何故か同名LP同様に"Time Is On My Side"が外された上に、この放送の目玉の1つである82年には放送されなかった楽曲"Waiting On A Friend"が外されるという残念なもの。
続いてはラジオショーディスク起こしで、番組丸ごと収録の『On Top Of Old Smokey』(VGP-280) この時期のVGP盤にしては珍しく硬質な音造りが控えめとなっているタイトル。他盤同様に『Still Life』重複の2曲はピッチが高いまま。
そして82年放送版と83年放送版のいいとこ取りなタイトル『Another Still Life』(-) 82年と83年に放送された『Still Life』未収録曲は全て網羅しているという便利タイトル。『Still Life』重複曲は大半がカットされていますが、収録している2曲についてはきちんとピッチ修正処理が施されています。
さて本作ですが、VGP『On Top Of Old Smokey』と同じラジオショーディスク起こしで、同様に針音もほとんど無し。音質はVGP盤に比べて高域が僅かながらマイルド。VGP盤は『Still Life』重複2曲がピッチ高いままの収録だったのに対し、本作はきちんと修正しているのがポイント。
なお、事典でも触れましたが、『Still Life』重複曲の内の1つ"Let's Spend The Night Together"は、何故か曲の最後のサビを4小節程強引にカットした意味不明のエディットバージョン。この放送では"Jumping Jack Flash"が終わった後、次のアンコール曲"Satisfaction"が始まるまで1分23秒もの歓声を放送しているので、そこをちょっと摘まめばいいものを、わざわざこのようなある意味不自然とも言えるエディットをしているというのは何とも謎ではあります。本作はそんな不思議なエディットバージョンを、本来のピッチで聞くことが出来るということもポイント高いかと。 |
by Hara ¦ 23:07, Monday, Apr 24, 2017 ¦ 固定リンク
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