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『The KBFH Broadcast Master From The Joe Maloney Archive』(SF-73) |
『The KBFH Broadcast Master From The Joe Maloney Archive』(SF-73) 4CD
Sep.9 1973 Empire Pool,Wembley,UK Oct.17 1973 Foret Nationale,Brussels,Belgium (1st Show) Feb.13 1993 Orpheum Theatre, Boston,MA,USA
Disc-1&2 Mono Soundboard Recording Quality:Excellent
Disc-3&4 Stereo Soundboard Recording Quality:Excellent
(Disc-1) 1.Brown Sugar(10/17 1st)/2.Happy(9/9)/3.Dancing With Mr.D(10/17 1st)/4.Angie(10/17 1st)/5.You Can't Always Get What You Want(10/17 1st)/6.Midnight Rambler(10/17 1st)/7.Rip This Joint(10/17 1st)/8.Jumping Jack Flash(10/17 1st)/9.Street Fighting Man(9/9)/10.KBFH Outro (Disc-2) 1.Gimme Shelter(9/9)/2.Tumbling Dice(10/17 1st)/3.Brown Sugar(10/17 1st)/4.Doo Doo Doo Doo Doo(9/9)/5.Angie(10/17 1st)/6.Honky Tonk Women(10/17 1st)/7.Midnight Rambler(10/17 1st)/8.All Down The Line(10/17 1st)/9.Street Fighting Man(9/9)/10.Inteview with Mick Jagger And Charlie Watts/11.KBFH Outro (Disc-3) 1.Brown Sugar(10/17 1st)/2.Happy(9/9)/3.Gimme Shelter(9/9)/4.Tumbling Dice(10/17 1st)/5.Doo Doo Doo Doo Doo(9/9)/6.You Can't Always Get What You Want(10/17 1st)/7.Dancing With Mr.D(10/17 1st)/8.Angie(10/17 1st)/9.Honky Tonk Women(10/17 1st)/10.Midnight Rambler(10/17 1st)/11.Rip This Joint(10/17 1st)/12.Jumping Jack Flash(10/17 1st)/13.Street Fighting Man(9/9)/14.Inteview with Mick Jagger And Charlie Watts/15.KBFH Outro (Disc-4) 1.Album Network Intro/2.How I Wish/3.Wicked As It Seems/4.Gimmie Shelter/5.999/6.Will But You Won't/7.Before They Make Me Run/8.Eileen/9.Happy/10.Take It So Hard/11.Album Network Outro
アメリカの有名テーパーであるジョー・マロニー氏のエアチェック音源を集めた4枚組縦長ボックス。
ディスク1から3までの3枚は、1974年と1975年にアメリカのラジオ番組「King Biscuit Flowers Hour」が放送した、ストーンズ73年欧州ツアー特集3回分。
このマロニー音源、73年3回分については3枚組CD『KBFH Broadcasts』(Moonchild Records)にて既にブート化されており、ここでも紹介していますが、あらためて触れておきますと。
ディスク1は1974年9月29日放送回、ディスク2が1974年11月24日放送回。 この2回の放送で、アナログLP時代の名盤『Europe'73』収録曲全曲をカバーしてはいますが・・・。
この放送を基にして作成された幾つものブートがステレオ収録だったのに対し、本作が収録しているこのマロニー音源は何故かモノラル。メジャー音源故に音質や程度の差こそあれ、ステレオ音源自体が今やそれなりに簡単に手に入るだけに、わざわざ他より劣るこの音源をボックス仕様にしてブート化するのはどうなのかなといった感が。それに加えて中高域強めのやや聞き疲れする音となっているのもマイナスポイント。
そしてディスク2の"Street Fighting Man"はイントロで音飛びした上、ヴォリュームが一瞬上がったりしていますが、これもこのマロニー音源のみ。ディスク1に同じ演奏がモノラルで入っているので、これを補填するという手もあったはずなんですが、あくまでもマロニー音源に忠実にということなんでしょうか。
このような音源でも、幾つかの他にはない聴きどころがあるのが救いといった感じで、そのうちの1つがディスク1とディスク2それぞれの最後に収録されている"KBFH Outro"。次週予告や番組クレジットを述べているだけのトラックではあるものの、ディスク1の方の"KBFH Outro"では、"Street Fighting Man"終了後の場内の様子がクレジットのバックで流されており、そこでは終演を知らせるエルガーの"威風堂々"や場内アナウンスを聴くことが出来ます。
また、ディスク1と2の双方"Angie"の後に入るDJコメントをくっきりと聞くことが出来るのもこのマロニー音源のみ。
ディスク3は1975年6月29日放送回。 放送された曲自体はディスク1と2でカバーされていますが、大体のコンサートの曲順で放送されているのがポイント。"All Down The Line"が未収録なのが残念ではありますが、LP時代の名盤『Nasty Music』はこの放送から作成されているようです。
こちらはヒスノイズ多目ながら高音質ステレオ収録されていますが、"Honky Tonk Women"は微妙に頭欠けのフェードインとなってしまっているという既発に劣るポイントが・・・。
"Doo Doo Doo Doo Doo""Angie""Midnight Rambler"の後に入っているDJコメントと、14トラック目のミックのインタビュー、そして最後の"KBFH Outro"はこのマロニー音源のみ。この75年放送分の"KBFH Outro"でもバックに場内の歓声が流されていますが、コンサートの前なのか後なのかは不明。
ディスク4は、その73年欧州ツアーから20年後の1993年に実施された、キースの『Main Offender』リリースに伴う北米ソロツアーより2月13日のボストン公演。
本作が収録しているのは、アメリカのラジオ局The Album Networkが93年4月5日に、そのボストン公演を放送した「Keith Richards On Tour In America」という番組。
残念ながらコンサートの抜粋で、放送されたのはこの日演奏した18曲中の半分となる9曲。
このボストン公演は、日本ではWOWOWでテレビ放送されたこともあり、古くは『Rock'n Roll Babylon』(DGCD 021-2)や比較的新しめなタイトルとしては『The Orpheum Theter 1993』(KR930213R)といった全曲収録のブートCDやDVDが幾つもリリースされている中での・・・
これもまた本作の聴きどころとなるのは、ディスクの最初と最後のトラックに収録されているDJアナウンス。
ラストの"Album Network Outro"で、DJアナウンスのバックで流れるのはアルバムテイクの"999"ですが、曲が始まってから歌に入るまでを倍以上に長く引き伸ばした独自編集を聞くことが出来ます。ただし、当然ながら歌が入って少ししたら番組自体が終わるので、曲を最後まで聞くことは出来ませんが・・・。
なお、このディスク4の音質もディスク1から3と同様、高域が耳につく音造りとなってしまっています。 |
by Hara ¦ 23:26, Monday, Sep 25, 2017 ¦ 固定リンク
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