The Rolling Stones Bootleg Reviews written by Hara  
 
 



『Mick Taylor Years CD3』 (SRS)
srsmicktayloryears3

『Mick Taylor Years CD3』 (CD-SRS-17-03-43) 1CD

Feb.24 1973 Western Australia Cricket Ground,Perth,Australia

(※) Track-7,8,9,15
Feb.26 1973 Royal Randwick Racecourse,Sydney,Australia

Stereo Soundboard Recording
Quality:Excellent

1.Brown Sugar/2.Bitch/3.Rocks Off/4.Gimme Shelter/5.Happy/6.Tumbling Dice/7.Love In Vain/8.Sweet Virginia/9.You Can't Always Get What You Want/10.Honky Tonk Women/11.All Down The Line/12.Midnight Rambler/13.Band Introduction - Happy Birthday Nicky Hopkins/14.Little Queenie/15.Rip This Joint

久々のSRSレーベル4作同時リリースのうちの3つめ。
これまで採り上げてきたCD1,CD2と、今となっては微妙なタイトルをコピーしていましたが本作もまた然り。

本作がコピーしているのは、これまたいにしえのタイトルTSP『Rocks Off!』(TSP-CD-056)

tsprocksoff

このTSP盤同様、本作もジャケットのクレジットでは全曲2月24日公演としていますが、そのようなことはなく"Love In Vain""Sweet Virginia""You Can't Always Get What You Want""Rip This Joint"の4曲は、次のシドニー公演から。

24日公演、26日公演共にキースとテイラーのギターが前面に出た生々しいミックスの、ミキサー卓直結の高音質ステレオサウンドボード音源ですが、このTSP盤は26日音源の左右チャンネルが逆。本作も当然修正などしない丸コピー盤なので逆のままという・・・。

またTSP盤ならびに本作は過剰なノイズ除去処理により、曲間の場内音や楽器の余韻がかなりおかしなことになっていて、今聞くとかなり違和感を抱くものとなっています。

本作がメインとしている24日公演の最大の目玉が、メンバー紹介時にバンドで余興演奏した"Happy Birthday Nicky"。初出のLP時代から幾つものアルバムタイトルにもなった曲ですが、本作は何故か"Happy Birthday Nicky Hopkins"という実際に歌ってもいないフルネーム表記・・・。親切心なのか、はたまた他との差異をつけようとしてのクレジットなのかは不明ですが、何とも微妙なものではあります。

そしてこの公演の、ある意味もう1つの聞きどころなのが"Gimme Shelter"。チャーリーが半拍ずれて曲に入ってしまい、途中で叩くのを止めたりするもののそれでもリズムを合わせられず、1番はリズムがずれたまま進行し、ようやくバンドに合わせることが出来たのは2番に入ってからという珍演となってしまっています。

【追記】
本作は上記で挙げたタイトルからの直接コピーではなく、本作から遡ること10年前にリリースされていた『The Mick Taylor Years』(-)からのコピーでしたので、上記で挙げたタイトルのコピーのコピーということになります。

themicktayloryears

06:30, Monday, Mar 19, 2018 ¦ 固定リンク

△ページのトップへ
 


最近の記事
『L.A.Forum 1975 5th Night:Mik ..

『Beginning Of Cosmic Consciou ..

『Nice 1976 Unreleased Master』 ..

『Still Life In Tempe 1981』(M ..

『Kick Off!! Europian Tour 198 ..

『Perth 1973 Soundboard』(-)

『All Meat Music 1973』(Mayflo ..

『Roseland Ballroom 2002』(-)

『New York Junction』(DAC)

過去ログ
2024年11月
2024年10月
2022年 5月
2022年 4月
2021年10月
2021年 9月
2021年 8月
2021年 5月
2020年10月
2020年 9月
2020年 8月
2020年 7月
2019年 4月
2019年 1月
2018年12月
2018年 5月
2018年 4月
2018年 3月
2018年 2月
2017年12月
2017年 9月
2017年 5月
2017年 4月
2017年 3月
2017年 2月
2016年10月
2016年 9月
2016年 7月
2016年 4月
2016年 3月
2016年 2月
2015年 6月
2015年 4月
2015年 2月
2015年 1月
2014年12月
2014年11月
2014年10月
2014年 9月
2014年 8月
2013年10月
2013年 9月
2013年 8月
2013年 7月
2013年 3月
2013年 2月
2013年 1月
2012年12月
2012年 5月
2012年 2月
2012年 1月
2011年12月
2011年11月
2011年10月
2011年 8月
2011年 7月
2011年 6月
2011年 5月
2011年 2月
2011年 1月
2010年 7月
2010年 6月
2010年 4月
2010年 3月
2010年 2月
2010年 1月
2009年12月
2009年10月
2009年 9月
2008年12月
2008年11月
2008年 9月
2008年 7月
2008年 6月
2008年 5月
2008年 4月
2008年 2月
2008年 1月
2007年12月
2007年11月
2007年10月
2007年 9月
2007年 8月
2007年 7月
2007年 6月
2007年 5月
2007年 4月
2007年 3月
2007年 2月
2007年 1月
2006年12月
2006年11月
2006年10月
2006年 9月
2006年 8月

Links
ローリング・ストーンズ海賊盤事典
Bridges to the Stones

フリーソフトで作るブログ