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『Mick Taylor Years CD4』 (SRS) |
『Mick Taylor Years CD4』 (CD-SRS-17-04-43) 1CD
Feb.27 1973 Royal Randwick Racecource,Sydney,Australia
Stereo Soundboard Recording Quality:Excellent
1.Brown Sugar/2.Bitch/3.Rocks Off/4.Gimme Shelter/5.Happy/6.Tumbling Dice/7.Love In Vain/8.Sweet Virginia/9.You Can't Always Get What You Want/10.Honky Tonk Women/11.All Down The Line/12.Midnight Rambler/13.Band Introductions/14.Little Queenie/15.Rip This Joint/16.Jumping Jack Flash/17.Street Fighting Man
アルバムタイトルにCD4とあるように、SRSレーベル4連作の4番目となるのが本作。
これまでの3つが、何故今更このタイトルからのコピー?というものでしたが、本作もやはりその路線。
今回のコピー元は12CD+1DVDのボックス『The Mick Taylor Years』(-)のCD4と、狙ったのかどうかは定かではありませんが、奇しくもアルバムタイトルと同じディスクナンバー。
・・・と書いていて、ようやく気づきましたが、このSRSシリーズ4作はこのボックスの最初の4枚と全く同じ。 だからタイトルにCD1じゃのCD2じゃの付いていたのかと。したがってこれまでの3作もこのボックスからのコピー、ということでボックス自体がコピーもの中心なので、本作含むこのシリーズはコピーのコピーということになります・・・。
少し脱線しますが、このボックスのCD12が何とも摩訶不思議な企画で、72年〜73年の"You Can't Always Get What You Want"中間部のテイラーのソロだけを抜粋した、22公演分+1リハーサル(!)の計23トラックを1枚のCDにまとめているというもの。たしかにテイラーはその都度、多彩なソロを披露してはいますが、延々曲の中間のソロ部分だけ聞かされても・・・という微妙な珍品だったりします。このシリーズのリリースが止まっているので、まさかこのディスクまでは単品コピーリリースは無いと思いますが、もしこんなもんまで単品リリースされると・・・。
さて、そんなボックスからコピーした本作が収録しているのは、1973年ウインターツアー最終日となる2月27日シドニー公演のミキサー卓直結のステレオサウンドボード音源。
このウインターツアーからは24日のパース、26日のシドニーのミキサー卓直結のサウンドボード音源も流出していますが、これらは全て不完全で、全曲が流出しているのはこの27日のシドニー公演のみ。
音質の方は24日や26日に比べると、カセットダビングを何度か経た感じの高域が減退したものとなっていますが、キースとテイラーのギターが前面に出た生々しいミックスはこの公演でも同様。逆に24日や26日でパシャパシャとした薄い録れ音だったドラムは、この27日の方が太い音で録れていたりもします。
この音源、オープニングの"Brown Sugar"のイントロが左から鳴り、バンドが入ると右によるという違和感のあるミックスになっていたり、"Jumping Jack Flash"と"Street Fighting Man"の2曲は少し後になってから流出したことから、この音源を収録したほとんどのタイトルが左右逆となっていましたが、本作も同様となっています。
そんな本作(=ボックス)の基となっているのは、Tarantura『Back Strap Jacket』(TCDRS-3-1,2)。
ちなみに、この左右問題にきちんと対応している唯一のタイトルが、事典で挙げたVGP『Welcome To Australia』(VGP-110)のリマスター盤。
なお、"Brown Sugar"を始める前にミックが一声発しており、VGP盤はきちんとそれを収録していますが、本作はその一声の後からディスクスタートとなっているため未収録。
また、テープチェンジにあたった"You Can't Always Get What You Want"終了直後の処理に関しても、『Welcome To Australia』のリマスター盤や『Sydney,Royal Randwick Racecourse February 26th 1973』(SAM 009)では、曲が終わった後にミックが発した「Thank you very much」の後の二言も聴くことが出来ましたが、本作はそれ以外のタイトル同様に「Thank you very much」の後、すぐに"Honky Tonk Women"のイントロが始まる編集となっています。
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06:30, Tuesday, Mar 20, 2018 ¦ 固定リンク
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