The Rolling Stones Bootleg Reviews written by Hara  
 
 



『Memphis 2005』 (-)
memphis2005

『Memphis 2005』 (-) 2CD

Dec.3 2005 FedEx Forum,Memphis,TN,USA

Stereo Audience Recording
Quality:Excellent

(Disc-1)
1.Intro/2.Start Me Up/3.It's Only Rock'n Roll/4.Shattered/5.Tumbling Dice/6.Oh No,Not You Again/7.Rain Fall Down/8.Angie/9.Mr.Pitiful/10.Night Time Is The Right Time/11.Band Introductions/12.Slipping Away/13.Infamy
(Disc-2)
1.Miss You/2.Rough Justice/3.Get Off Of My Cloud/4.Honky Tonk Women/5.Sympathy For The Devil/
6.Brown Sugar/7.Jumping Jack Flash/8.You Can't Always Get What You Want/9.Satisfaction

2005年A Bigger Bang アメリカツアー最終日にあたる12月3日メンフィス公演の全曲収録盤。

この公演からは過去に曲単位のリリースもなかったことから、本作がプレスCDでは初のブート化となります。

"Start Me Up"で普段目立たない部分のロニーのバッキングがはっきりと聞こえることから、ロニー側のスピーカー近くでの録音のようで、"It's Only Rock'n Roll"や"Shattered"はじめ幾つかの曲で隠し味的にミックスされているブロンディのアコースティックギターも明瞭に聞き取れるほどの音の近さとなっています。

周りの観客はというと、キースコーナーでざわつく以外では、ライブ前半に左側の男性客のホーという叫び声が耳につきますが、幸いなことに叫んでいるのは曲間だけで基本的に曲を邪魔することはなく、ライブ中盤以降は男性客が場所を移ったのか、その叫び声を耳にすることはなくなります。

この音源、ライブ前半は定位が右に寄ってしまっており"Rain Fall Down"あたりで一旦改善はしますが、メンバー紹介から"Slipping Away"の前半にかけては再びかなり右に寄ってしまっているので、ここは調整してもらいたかったところ。

また、"It's Only Rock'n Roll"のイントロで音ブレがそのままだったり、"Miss You"の開始前にチャックが毎回入れる指慣らし風のキーボードの遊びをディスク1の最後に入れてフェードアウトしてるまでは良かったのですが、ディスク2のスタートはその後からになっていてこの遊びが入っていない等、もう少し気を使って欲しかったと感じる面も。

この日はメンフィスでの公演ということもあり、ツアー4回目にして最後となる"Mr.Pitiful"を日替わり曲として演奏していたりもしますが、ハイライトとなるのはオーラスの"Satisfaction"。イントロでキースがミストーンを出してはいるものの、曲の後半ではミックのハイテンションなアドリブに加え、4分30秒過ぎからのチャーリーのフィルインの連発も相まって2005年の最後を飾る素晴らしい演奏を繰り広げています。

なお、キースが歌う"Infamy"も翌年翌々年のツアーでは演奏されなかった為、この公演が最後となっています。

06:30, Thursday, Mar 22, 2018 ¦ 固定リンク

△ページのトップへ
 


最近の記事
『L.A.Forum 1975 5th Night:Mik ..

『Beginning Of Cosmic Consciou ..

『Nice 1976 Unreleased Master』 ..

『Still Life In Tempe 1981』(M ..

『Kick Off!! Europian Tour 198 ..

『Perth 1973 Soundboard』(-)

『All Meat Music 1973』(Mayflo ..

『Roseland Ballroom 2002』(-)

『New York Junction』(DAC)

過去ログ
2024年11月
2024年10月
2022年 5月
2022年 4月
2021年10月
2021年 9月
2021年 8月
2021年 5月
2020年10月
2020年 9月
2020年 8月
2020年 7月
2019年 4月
2019年 1月
2018年12月
2018年 5月
2018年 4月
2018年 3月
2018年 2月
2017年12月
2017年 9月
2017年 5月
2017年 4月
2017年 3月
2017年 2月
2016年10月
2016年 9月
2016年 7月
2016年 4月
2016年 3月
2016年 2月
2015年 6月
2015年 4月
2015年 2月
2015年 1月
2014年12月
2014年11月
2014年10月
2014年 9月
2014年 8月
2013年10月
2013年 9月
2013年 8月
2013年 7月
2013年 3月
2013年 2月
2013年 1月
2012年12月
2012年 5月
2012年 2月
2012年 1月
2011年12月
2011年11月
2011年10月
2011年 8月
2011年 7月
2011年 6月
2011年 5月
2011年 2月
2011年 1月
2010年 7月
2010年 6月
2010年 4月
2010年 3月
2010年 2月
2010年 1月
2009年12月
2009年10月
2009年 9月
2008年12月
2008年11月
2008年 9月
2008年 7月
2008年 6月
2008年 5月
2008年 4月
2008年 2月
2008年 1月
2007年12月
2007年11月
2007年10月
2007年 9月
2007年 8月
2007年 7月
2007年 6月
2007年 5月
2007年 4月
2007年 3月
2007年 2月
2007年 1月
2006年12月
2006年11月
2006年10月
2006年 9月
2006年 8月

Links
ローリング・ストーンズ海賊盤事典
Bridges to the Stones

フリーソフトで作るブログ