|
『Place Aux Dames - Shades 'n' Canes』(-) |
『Place Aux Dames - Shades 'n' Canes』(-)
Apr.22 1979 Civic Auditorium,Oshawa, Canada (1st Show)
Mono Audience Recording Quality:Very Good
(Disc-1) 1.Intro/2.Breath On Me/3.Come To Realise/4.Infekshun/5.Lost And Lonely/6.Am I Grooving You/7.Bass-Drum Jam/8.Seven Days/Before They Make Me Run (Disc-2) 1.Intro/2.Prodigal Son/3.Let It Rock/4.Respectable/5.Star Star/6.Beast Of Burden/7.Just My Imagination/8.When The Whip Comes Down/9.Shattered/10.Miss You/11.Jumping Jack Flash/12.Outro (※)ストーンズの演奏は"Let It Rock"以降
C.N.I.B 1stショー収録盤。
このショーを収録していた同名の1枚ものLP『Place Aux Dames-Shade'n'Canes』(Mona Records-M-KR4-Fugue)のスリックが裏ジャケにデザインされていたりしていて、このLPの拡大復刻盤を彷彿させる造りになっていますが、本作が基にしたオーディエンス音源は別物で、分離が悪く聴きづらかったLPの音源は一部の補填に使用されたのみとなっています。
この1stショーも2ndショー同様に、まずニューバーバリアンズが出てきて数曲演奏、その後キースだけステージに残って「いるところにミックが入ってきて2人で"Prodigal Son"を演奏。その間にバンドがステージに上がってストーンズのライブがスタートという流れになっていましたが、LPは収録時間の関係からか"Star Star"以降のストーンズのステージのみの収録となっていたのに対し、本作は複数音源を組み合わせての完全収録としています。
メインの音源は、やや団子状ではあるものの音が遠いわけでもなく、そこそこ演奏を大きく拾っており、また曲中に耳障りな手拍子や拍手の類も被って来ないので、音に慣れさえすれば十分聴けるレベルの音。
ただし右チャンネルの高域部の抜けが悪く、ストーンズのステージ部分では若干改善されるものの、音が左寄りになってしまっているため、ここは一旦再度モノラル化にして造り直した方が良かったかも。
補填については、ディスク1冒頭から"Breath On Me"最初のスネア一発が入る寸前までと、"Seven Days"と"Before They Make Me Run"の曲間部約6秒(MCや楽器音無し)、そして"Miss You"後半のミックが再び歌い出したあたり(5分42秒から6分5秒)と終了後のミックのMC一部含む歓声部(7分45秒から8分23秒)には、低域部がゴーっといった箱鳴りのようなノイズが乗っている分離の悪いオーディエンス音源を、またJJF"終了後にメンバーがステージを去った後の歓声部から司会者のアナウンス(本作では"Outro"とクレジット)まではLP音源をと、それぞれに使用。
さて演奏の方ですが、C.N.I.Bというと、2ndショーのストーンズの迷演がブート愛好家にはお馴染みですが、こちらの1stショーも負けず劣らず。
"Respectable"の歌い出しまでは各人のタイミングがおかしなことになっていたり、"Star Star"ではキースが間奏に入ろうかというところでチャーリーが曲終わりの3連リズムを叩きはじめて演奏が崩れそうになる他、"When The Whip Comes Down"のエンディングや"Shattered"の中間部もボロボロといった具合で、こちらもまたリハ不足による迷演ぶりを披露しています。 |
by Hara ¦ 06:33, Wednesday, Jul 22, 2020 ¦ 固定リンク
|
Links |
|
|
|