The Rolling Stones Bootleg Reviews written by Hara  
 
 



『Beggars Banquet -Beta Mixes-』(SODD)
soddbegarsbeta

『Beggars Banquet -Beta Mixes-』(SODD 091) 1CD

Mar-July 1968 Olympic Sound Studios,London

Stereo Soundboard Recording
Quality:Excellent

(※)Track-3,8,10,17,19
Mono Soundboard Recording
Quality:Excellent

1.Sympathy For The Devil/2.No Expectations/3.Dear Doctor/4.Parachute Woman/5.Jigsaw Puzzle/6.Street Fighting Man/7.Prodigal Son/8.Stray Cat Blues/9.Factory Girl/10.Salt Of The Earth/11.Jumping Jack Flash/12.Family/13.Downtown Suzie/14.Stuck Out All Alone/15.I Was A Country Boy/16.Still A Fool/17.Sympathy For The Devil/18.Dear Doctor/19.Jumping Jack Flash

『Beggars Banquet』関連のアウトテイク集。

この時期の音源の代表的タイトルは『R.S.V.P.』(-)や『The Trident Mixes』(DAC-052)の2つ

rsvpcd

dactridentmixe

これらタイトルに比べると本作は、各トラックの終わりの絞りが早かったり、この時期のSODDタイトルの特徴である低域に厚みを持たせるエフェクトの影響で、逆に音が劣化してしまっており、既発よりも劣った印象を受けます。

ただし、ラストに(記憶によればおそらく)初登場の"JJF"があったりするので、なんとも微妙なタイトルではあります。

一応、各曲に触れておきますと・・・

1.Sympathy For The Devil
現行アブコ盤より若干ピッチが遅い位で、音質以外の違いは無し。

2.No Expectations
曲前チャットの笑い声が『R.S.V.P.』に比べて若干頭切れ。最後の余韻も『R.S.V.P.』より絞りが早い。

3.Dear Doctor
『R.S.V.P.』のトラック16と同じモノラルミックス。前曲同様、トラック頭の立ち上がりが遅く、最後の絞りが早い。

4.Parachute Woman
『R.S.V.P.』と比べ、トラック頭の立ち上がりが遅く、最後の絞りが早い。

5.Jigsaw Puzzle
『R.S.V.P.』と比べ、最後の絞りが早い。

6.Street Fighting Man
エフェクトの影響でフェードアウトが遅く聞こえますが、基本的にはオフィシャルと長さ含め、音質以外の差は無し。

7.Prodigal Son
『R.S.V.P.』と比べ、最後の絞りが早い。

8.Stray Cat Blues
『R.S.V.P.』にあった曲前の一言が無い。これも最後の絞りが早い。

9.Factory Girl
『R.S.V.P.』と比べ、最後の絞りが早い。

10.Salt Of The Earth
『R.S.V.P.』と比べ、最後の絞りが早い。

11.Jumping Jack Flash
オフィシャルのモノラルミックスに、"JJF"について語っているチャットを
どこかから引っぱってきて繋げただけのもの。

12.Family
『The Trident Mixes』に収録の"Family(retake)"と同じですが、何故かイントロ前にあった、1音を16分で弾くフレーズをカット。これもまた絞りが早い。

13.Downtown Suzie
『The Trident Mixes』に収録されたものと同じ、最初のサビで音飛びしないもの。左右の分離がDAC盤より悪く、これも絞りが早い。

14.Stuck Out All Alone
『R.S.V.P.』と比べ、最後の絞りが早い。

15.I Was A Country Boy
『The Trident Mixes』では"I Was Just A Country Boy"とクレジットされている曲。音質以外は同じ。

16.Still A Fool
『R.S.V.P.』や『The Trident Mixes』にあった曲前のフレーズ練習をカットしている上、6分付近から後ろを3分近くカットした独自のエディットバージョン・・・。

17.Sympathy For The Devil
『R.S.V.P.』に入っていた3番省略テイク。これまた最後の絞りが早い。

18.Dear Doctor
『R.S.V.P.』に入っていた、歌い出しがミック一人のテイク。これまた最後の絞りが早い。

19.Jumping Jack Flash
最後の最後で本作唯一の収穫となるのがこれ。プロモビデオからの音声ですが、ブートCDとしては初登場となるテイク。イントロの「ワンツー」は無く、間奏ではミックが唸り、リフに戻ればミックが軽くリフを口ずさんでいます。また、後奏でもミックのアドリブボーカルが聴け、最後のオルガンソロも長めに聴くことが出来ます。

by Hara ¦ 03:00, Tuesday, Feb 23, 2010 ¦ 固定リンク

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