The Rolling Stones Bootleg Reviews written by Hara  
 
 



『Waiting On A Friend』(Eat A Peach)
waitingonafriend

『Waiting On A Friend』(EAT 61/62) 2CD

Nov.19 1997 Oakland Stadium,Oakland,CA,USA

Stereo Audience Recording
Quality:Excellent

(※)CD-2 Track12,13,14
Nov.18 1997 Oakland Stadium,Oakland,CA,USA

Stereo Audience Recording
Quality:Excellent (Track14)
Quality:Very Good (Track12,13)

(CD 1)
1.Intro/2.Satisfaction/3.Let's Spend The Night Together/4.Flip The Switch/5.Gimme Shelter/6.Anybody Seen My Baby?/7.Saint Of Me/8.Rock And A Hard Place/9.Out Of Control/10.Waiting On A Friend/11.Miss You/12.Band Introduction/13.All About You/14.You Don't Have To Mean It
(CD 2)
1.Bridge Drawing & Charlies Jam/2.Little Queenie/3.Crazy Mama/4.You Got Me Rocking/5.Sympathy For The Devil/6.Tumbling Dice/7.Honky Tonk Women/8.Start Me Up/9.Jumping Jack Flash/10.You Can't Always Get What You Want/11.Brown Sugar
-Bonus Track-
12.19th Nervous Breakdown/13.Star Star/14.The Last Time

Voodoo Loungeツアーに引き続き、Bridges Babylonツアーでも4連続公演が行われたオークランド。

本作がメインに収録しているのは、4日目にあたる1997年11月18日公演。

インターネット投票で選ばれた"Waiting On A Friend"では、Pearl JamのEddie Vedderがゲスト出演してミックとデュエット。キースコーナーではライブ初演となる"You Don't Have To Mean It"が登場。そして、ツアー初日からの定番だったものの10月6日のマジソン公演を最後に、"Gimme Shelter"に5曲目の位置を取って代わられてしまい演奏自体がされなくなってしまっていた"Rock And A Hard Place"がテンポを落として久々に復活。・・・したのはいいものの、久々だったのが災いしたのかチャーリーが後半の決めの部分で決められなかったり、"Flip The Switch"の最初のサビではミックが1人だけ早くサビが終わらせちゃうというズッコケぶり等々、いろいろ聞きどころの多い公演だったりします。

そんなこの公演、過去には2種の音源で3タイトルがリリースされています。

1つ目は、メインステージは高音質ながらBステージでは残念ながら音が遠くなってしまう『The Fourth Dimention』(VGP-186)と、同音源ながら音が劣化してしまっているボックス『Bridges Babylon Tour'97』(WLR-2138)

vgpthefourthdimension

wlrb2b97box


そしてもう1つはスタンドからと思しき遠目の録音で、低音が出すぎて音割れしてしまっている『Oakland 3rd & 4th Day』(CBM-08-11)

oakland3rd4thday

本作はそれらとは異なる音源で作成されています。

メインステージの音は、97年のアメリカツアーのオーディエンス録音の中ではトップクラスといえると事典に書いたVGP盤よりも演奏を大きく捉えていることに加え、音質もVGP盤よりも高域が控えめの聞きやすい音に仕上げられています。

録音者の周りも、"Anybody Seen My Baby?"から"Waiting On A Friend"あたりまでは、やや中だるみなのかざわついていたりはしていますが、それも気にならない程度に拾っていたりするだけで、基本的には静かで耳につく拍手や手拍子、歓声の類はほとんど無し。


Bステージの方は、VGP盤では前述したように残念ながら音が遠くなってしまっていましたが、本作はやや中域が引っ込んでシャリっとした感じの音質になるものの、音の近さはほぼキープしている上、メインステージ同様に周りが静かという好条件で収録されています。

また、VGP盤はメディアの交換でもしたのか"Waiting On A Friend"や"Tumbling Dice""You Can't Always Get What You Want"の曲前で音飛びが発生していたりしましたが、本作にはそういった音飛びやカットもありません。

ボーナストラックは前日のオークランド公演から"19th Nervous Breakdown""Star Star""The Last Time"の3曲。

中域に集まり気味の音質ながら、こちらも周りが静かで演奏を大きく捉えた好ポジションによる録音なんですが、残念ながらメインステージの"19th Nervous Breakdown""Star Star"は、左チャンネルがオーバーレベルで音割れを起こしてしまっています。

ただし右チャンネルの方はそうでもないので、こちらをモノラルにして疑似ステレオ化すれば、これも単体でいけそうな音ではあったりはします。

Bステージの"The Last Time"は定位右寄りになってしまってはいますが、演奏を大きく捉えており周りも静か、そしてメインステージのような音割れもありません。

ちなみにこの18日公演は前述の『Oakland 3rd & 4th Day』(CBM-08-11)のみでブート化されていますが、本作のこのボーナストラックと比べると音が遠め。

01:00, Wednesday, Mar 16, 2016 ¦ 固定リンク

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