The Rolling Stones Bootleg Reviews written by Hara  
 
 



『Osaka 1988 2nd Night』(-)
osaka19882ndnight

『Osaka 1988 2nd Night』(-)  2CD

Mar.16 1988 Osaka Castle Hall,Osaka,Japan


Stereo Audience Recording
Quality:Very Good

(Disc-1)
1.Opening/2.Honky Tonk Women/3.Throwaway/4.Bitch/5.Let's Spend The Night Together/6.Lonely At The Top/7.Beast Of Burden/8.Tumbling Dice/9.Miss You/10.Ruby Tuesday/11.Just Another Night/12.War Baby/13.Harlem Shuffle/14.Lucky In Love/15.Say You Will
(Disc-2)
1.Party Doll/2.Member Introduction/3.You Can't Always Get What You Want/4.Radio Control/5.Shoot Off Your Mouth/6.Drum Solo/7.Guitar Solo/8.Gimme Shelter/9.Start Me Up/10.Brown Sugar/11.It's Only Rock'n Roll/12.Jumping Jack Flash/13.Satisfaction/14.Syampathy For The Devil

ミック・ジャガー来日ツアー2公演目となる3月16日大阪公演収録盤。

"Honky Tonk Women"の1番では歌詞を間違え、"Tumbling Dice"では曲に入れず歌い出しが遅れ、"Harlem Shuffle"では一人だけ早くAメロの展開部「Come on baby」を歌ってしまってと、前日に無事初日公演を終えてちょっとリラックスしたのか、この日のミックはミス多め。

この公演、演奏曲は初日と一緒でしたが、"War Baby"で静まった場内を盛り上げるには"Lucky In Love"では役不足と感じたのか、"Lucky In Love"と"Harlem Shuffle"の順番を入れ替えています。

さて、この公演を収録した既発タイトルは2種。

まずはLP『Last Night』(VLT-1)
このLPは28日の大阪公演をメインに作成されていて、そこで演奏されなかった"Lonely The Top""Lucky In Love""Say You Will"の3曲をこの16日公演から追加収録していたというタイトル。音の方はそこそこのバランスで録れてはいるものの、低音不足の軽い音。

lastnightlp

もう1つは全曲収録のCDタイトル、VGP『Say You Will』(VGP-236)。

vgpsayyouwill

演奏を大きく捉えた好録音で、手拍子はそれなりに拾ってはいるもののマイクの近くでのものはなく、適度なレベルで収録されているので気になることはありません。

最初は若干音が割れ気味だったりしますが、"Let's Spend The Night Together"の途中で録音レベルを落としてからは問題なし。

全体的に高域がキツいのと、定位が終始若干右寄りなのが玉にキズ。
高域を持ち上げた影響もあるのでしょうけど全体的にヒスノイズが多めな上、ライブ前半部はキーンという高周波ノイズも。

加えてディスク1冒頭から"Honky Tonk Women"の1分29秒までは、録音時だったのかダビング時だったのか分かりませんが、接所不良が原因と思われる左チャンネルのレベルダウンが生じています。

一応全曲収録されてはいるものの、アルバムタイトル曲の"Say You Will"はイントロ途中からフェードイン、"It's Only Rock'n Roll"は曲が終わりきらないうちにフェードアウト、次の"Jumping Jack Flash"はミックの歌い出し寸前にフェードインとなっています。

加えて、このVGP盤が基にしたテープはダビングを経たものだったようで、上記部分以外にも、"War baby"と"Lucky In Love"、"Shoot Off Your Mouth"の曲前の歓声部分にもカットあり。


では本作はというと、遠いというほどではありませんが距離を感じる音。
マイルドな聞きやすい音質で、耳につく歓声や手拍子の類はありませんが、VGP盤と比べてギターがオフ気味なのは評価の分かれるところ。

当然のことながら全曲収録ですが、VGP盤が欠落箇所そのままだったのに対し、本作はテープチェンジによる欠落箇所に補填処理をし、全曲ノーカット収録としています。

そのテープチェンジによる欠落部は3箇所。
まずは"Just Another Night"終了後4分33秒から"War Baby"イントロ2秒まで、続いて"Radio Control"終了後4分42秒から"Shoot Off Your Mouth"イントロ2秒まで、そして"Brown Sugar"終了直後3分55秒から4分5秒まで、これらの欠落部にはいずれもVGP音源を音質補正して補填していますが、
楽曲部分がほとんどなかったことも幸いし、よく聞かないと分からないレベルに仕上がっています。

また本編ラストの"Jumping Jack Flash"からアンコールの"Satisfaction"までの間にもカットがありますが、この部分についてはVGPの方がカット幅が大きいことから、この部分については補填はしていない模様。

23:24, Friday, Apr 08, 2016 ¦ 固定リンク

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