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『Osaka 1988 3rd Night』(-) |
『Osaka 1988 3rd Night』(-) 2CD
Mar.18 1988 Osaka Castle Hall,Osaka,Japan
Stereo Audience Recording Quality:Excellent
(Disc-1) 1.Opening/2.Honky Tonk Women/3.Throwaway/4.Bitch/5.Let's Spend The Night Together/6.Lonely At The Top/7.Beast Of Burden/8.Tumbling Dice/9.Miss You/10.Ruby Tuesday/11.Just Another Night/12.War Baby/13.Harlem Shuffle/14.Lucky In Love/15.Say You Will/16.Party Doll (Disc-2) 1.Member Introduction/2.You Can't Always Get What You Want/3.Radio Control/4.Shoot Off Your Mouth/5.Drum Solo/6.Guitar Solo/7.Gimme Shelter/8.Start Me Up/9.Brown Sugar/10.It's Only Rock'n Roll/11.Jumping Jack Flash/12.Syampathy For The Devil/13.Satisfaction
ミック・ジャガー来日ツアー3公演目にあたる3月18日大阪公演収録盤。
この公演はこれまで、ミックのオーストラリア公演を主としたオムニバス盤『Can't You Hear Me Rockin?』(ZRCD 203)にて、"Lucky In Love""Say You Will""Shoot Off You Mouth"の3曲のみがブート化されてきたのみでしたが、本作は全曲を収録。これによりミック名義の1988年来日ツアー全ての曲がブート化されたこととなります。
収録されている音源は、『Can't You Hear Me Rockin?』に似たような音の録れかたをしていますが、"Shoot Off You Mouth"イントロに被ってくる観客の掛け声のが本作には無いことからもわかるように別のもの。
演奏をかなり大きく捉えた好録音で、『Can't You Hear Me Rockin?』よりも音の分離は僅かながら上。マイク前の人の影響なのか、時折音がゆれることがありますが気になるほどでは無し。手拍子をそこそこ拾ってはいますが、いい感じで回り込んで入っているためこちらも気になることはありません。 また『Can't You Hear Me Rockin?』の方は音が左に寄っていましたが、本作は基本的に中央に定位。 音質も全体的にマイルドで聞きやすいものに仕上げられていますが、テープの状態が良くなかったのか、テープチェンジ後にあたる"Just Another Night"から、次のテープチェンジとなる"Party Doll"終了までの間と、それまた次のテープチェンジ後にあたる"Brown Sugar"の序盤は若干高域が落ちています。
そのテープチェンジは3箇所。 "Ruby Tuesday"と"Just Another Night"の曲間、"Party Doll"と"Member Introduction"の間、そして"Start Me Up"と"Brown Sugar"の曲間との曲間。
この公演は前述したように既発タイトルが3曲分しかないため補填処理が出来なかったようで、"Ruby Tuesday"と"Just Another Night"は影響ありませんでしたが、"Member Introduction"では最初に呼ばれたジミー・リップ部分が未収録、そして"Brown Sugar"はイントロ途中からの収録となっています。
なお、"It's Only Rock'n Roll"開始直前にもカットがありますが、これは録音時のテープチェンジとは別の理由が原因のものかと。
この公演、前々日の16日公演同様にこの日もまたミックの凡ミスが幾つか。 "Honky Tonk Women""Ruby Tuesday"いずれも1番の歌詞を間違えた上、16日公演から"Harlem Shuffle"と"Lucky In Love"の曲順を入れ替えていたのに、"Harlem Shuffle"のところで"Lucky In Love"のサビをアカペラで歌い出す始末。すぐに気づいて笑ってごまかしてはいますが・・・、すっかりリラックスモードとなっています。
曲順の入れ替えといえば、この日はアレンジの方で幾つかの微調整が。
まずは、ライブ最後の肩透かし感をもう少し何とかしようと考えたのか、最後シーケンサーによるパーカッションのみとなった後にフェードアウトとしていた"Syampathy For The Devil"を、バンド全員でぴたりと終わるアレンジに変更。ストーンズがライブ活動再開した1989年以降2016年の現在まで続く、"Syampathy For The Devil"のこのエンディングアレンジはこの公演から始まっています。
その"Syampathy For The Devil"、ここまで何の紹介も無く登場して演奏していたツトム・ヤマシタを、曲が始まる直前にアナウンスで紹介するという試みもこの公演で行ってはいますが、結局は何の前触れも無く銅鑼が打ち鳴らされて曲が始まった方がインパクトがあるという判断が働いたのか、紹介は結局この公演のみで、以降はまた元の紹介無しに。
また、ジョー・サトリアーニのソロコーナーも、この日は途中からサイモン・フィリップスも入ってきての激しいソロコーナーとなっていましたが、2人のソロコーナーが計15分弱にまで膨れ上がってしまい長すぎる判断されたのか、結局次の東京公演からはこれまで通りのそれぞれのソロのみに戻されています。 |
17:59, Saturday, Apr 09, 2016 ¦ 固定リンク
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