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『Anaheim 1978 Day1』(-) 2CD
July.23 1978 Anaheim Stadium,Anaheim,CA
Mono Audience Recording Quality:Very Good
(Disc-1) 1.Intro/2.Let It Rock/3.All Down The Line/4.Honky Tonk Women/5.Star Star/6.When The Whip Comes Down/7.Beast Of Burden/8.Lies/9.Miss You/10.Just My Imagination (Disc-2) 1.Shattered/2.Respectable/3.Far Away Eyes/4.Love In Vain/5.Tumbling Dice/6.Happy/7.Sweet Little Sixteen/8.Brown Sugar/9.Jumping Jack Flash
78年ツアー唯一の同一場での複数開催となったアナハイムスタジアム初日公演収録盤。
この公演の既発収録盤は、2枚組CD『The Burning Out』(BLACK N'BLUE RSBB-2008/009)のみ。
おそらくスタジアムの上の方と思しきやや距離のある録音ながら、演奏を大きく捉えていることに加えて、耳障りな歓声の無いという聴き易い音源をベースに作成されてはいましたが、遅めのピッチはじめ幾つかの欠点が玉にキズだったこのタイトル、本作はそんな『The Burning Out』のリマスター盤となります。
遅かったピッチは正常にし、一部の曲で片寄っていた定位も中央に修正。 テープチェンジ等によるカットのあった"Lies"と"Miss You"、"Miss You"と"Just My Imagination"、"Tumbling Dice"と"Happy"、"Brown Sugar"と"Jumping Jack Flash"、それぞれの曲間はクロスフェード処理で切れ目なく聴けるよう編集。 "Love In Vain"終了直後に入っていた「ジッ」という耳障りなノイズを削除、 そして事典執筆時は気づいていませんでしたが"Miss You"曲中のミックのトーキング部分のカットについても違和感ない繋ぎ編集が施されています。
また『The Burning Out』では"Just My Imagination"終了後すぐに歓声がフェードアウトしてディスクが終わっていたのに対し、本作はおそらくどこかの歓声を足したのだと思われますが、"Just My Imagination"終了後の歓声を長めにして唐突な終了感を緩和しています。
全体的にヒスノイズは多くなってはいるものの、『The Burning Out』よりもクリアーで聴き易い音造りとしているのもポイント。
この日は"Sahattered"後半のミックのハイテンションなヴォーカルが聴ける反面、"Lies"や"Respectable"(こちらは2回も)ではミックが歌に入れないというミスに加え、事典でも触れたように"Happy"終了後にキースのギタートラブルによるかなりの空白が空いてしまい、ミックがお詫びを兼ねたMCの途中でキースが"Sweet Little Sixteen"を始めてしまったがために、これまたミックが歌に入れずといったミスが再び・・・。
"Sweet Little Sixteen"が終ってミックが挽回とばかりに客を煽るも、再びキースのギタートラブルで"Brown Sugar"が始まるまでまたも1分近い空白が生じ、明らかにミックのテンションが下がってるのが"Brown Sugar"のヴォーカルからも感じ取れますが、何とかその"Brown Sugar"の後半から持ち直すも、次曲"Jumping Jack Flash"の前が再び空白という・・・。
ちなみにその後始まった"Jumping Jack Flash"はフォートワース公演でも試していた、曲を一旦終わらせてから再び始まるというアレンジも含めて10分弱の長尺演奏にはなっているものの、テンションが高いわけでもなくただ単に長いだけ・・・といった具合のラフというよりはグダグダといった感の強い演奏を聴くことが出来ます。 |
by Hara ¦ 06:03, Tuesday, Jul 28, 2020 ¦ 固定リンク
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