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2009年 9月
『Greatest Dane (Remaster)』(VGP) |
『Greatest Dane (Remaster)』(VGP-045) 1CD
Oct.7 1973 Brondby-Hallen,Copenhagen,Denmark (1st Show)
Mono Audience Recording
Quality:Excellent
(※)Track-15
Sep.7 1973 Empire Pool,Wembley,UK
Mono Audience Recording
Quality:Very Good-Good
1.Brown Sugar/2.Gimme Shelter/3.Happy/4.Tumbling Dice/5.Star Star/6.Dancing With Mr.D./7.Angie/8.You Can't Always Get What You Want/9.Midnight Rambler/10.Honky Tonk Women/11.All Down The Line/12.Rip This Joint/13.Jumping Jack Flash/14.Street Fighting Man/15.Silver Train
何故か同音源を収録した『Danish Brew』(DAC-084)と、ほぼ同時期にリリースされたVGP旧作リマスター盤。
音の方は、DAC盤に採用された、左右の広がりが増したアップグレード音源ではなく、従来からのモノラル音源。
当然の如く音質は改善されており、従来盤で響き気味だった低域がすっきりして、聴きやすい音の印象に。ただし、ヒスノイズが若干増えているのが玉にキズ。
また、従来盤であった"You Can't Always Get What You Want"2分48秒〜3分05秒のレベルダウン、"Midnight Rambler"4分15秒、"All Down The Line"33秒、"Rip This Join"1分05秒それぞれに一瞬起こっていたレベルダウンは、全て解消されています。
ボーナストラック扱いの9月7日の"Silver Train"は、音が差し替えられているようで、曲前が従来盤より長く収録されている上、音自体も高域が従来盤よりも伸びており、まだ中低域が響き気味ではあるものの聴きやすくなっています。ただ、全体的にジリジリとした音がうっすらと乗ってしまっているのは残念。
本作は音の造りが、DAC盤に比べ低域に重心が置かれている為、聴いて受ける印象自体は異なりますが、同じ音源をリリースする位なら、音が悪くてもボーナス扱いの9月7日の方の音をリリースして欲しかったかなと。
なお、ジャケットは従来盤のものをそのまま流用している為、見分けは例によって盤のデザイン。また、クレジットも2ndショーの誤ったままです。
こちらは従来盤
そしてこちらがリマスター盤
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by Hara ¦ 02:03, Tuesday, Sep 29, 2009 ¦ 固定リンク
『Shepherds Bush Empire』(SODD) |
『Shepherds Bush Empire』(SODD 082/083) 2CD
June.8 1999 Shepherds Bush Empire,London
Stereo Audience Recording
Quality:Excellent-Very Good
(Disc1)
1.Intro/2.Shattered/3.It's Only Rock'n Roll/4.Respectable/5.All Down The Line/6.Some Girls/7.Melody/8.I Got The Blues/9.Brand New Car/10.Moon Is Up
(Disc-2)
1.Saint Of Me/2.Honky Tonk Women/3.Band introductions/4.You Got The Silver/5.Before They Make Me Run/6.Route 66/7.You Got Me Rocking/8.Tumbling Dice/9.Brown Sugar/10.Jumping Jack Flash
スタジアムばかりであった1999年B2Bツアーにて唯一行われたスモールギグ収録盤。
VLツアーのニューオリンズ公演の抜粋ラジオ放送を彷彿させる"Shattered"でのスタートや、1977年エルモカンボ公演以来の演奏となる"Melody"。そしてVLツアーで前半のみ演奏されていた"Brand New Car"や、ライブ初登場の"Moon Is Up"と、B2B/NSツアーなのに何故か思い出したように前作『Voodoo Lounge』からのレア曲が登場する意外なセットリスト。また、この当時にやたらゲスト出演していたシェリル・クロウが"Honky Tonk Women"でここでも登場と、如何にもスペシャルな感じの公演ではあります。
この貴重な公演の音源は2種類ありますが、本作はステージ向かって左斜め前より撮られたオーディエンスビデオから落とされた方の音源。
下の画像はビデオからですが、キャプチャーが面倒なんで、画面をそのまま撮ってます(笑)。
さて、その音の方は、スピーカーが近くにあったようで、ヴォーカルがやたら前面に出た印象を受け、時折他の楽器がアンバランスな部分はあるものの、邪魔な歓声はほとんどなく、"Melody"のホーンソロの生々しさや、"JJF"が始まる直前のミックの指示がはっきりと聞こえるあたりは、ライン録音を彷彿させる好録音。
音域のレンジが若干狭くヒスノイズも多め、時折音が割れるところもありますが、それほど気にするレベルでは無し。
この音源を収録した既発ブートは3種。
まずはこの音源を最初にリリースした
『Secret Affair』(VGP-225)
この音源を最初にリリースしたタイトルで、音自体はほとんどいじっていないのか、後発盤と比べると、音がコモっているような印象。
続いては、Crystal Catの
『Sweet Home London』(CC493-95)
超高音質録音のウェンブリー音源とのカップリングタイトルで、こちらは高域・低域それぞれを持ち上げて音にメリハリをつけた上、高域を上げたことにより大きくなったヒスノイズを除去。ただし、このライブの目玉曲の一つである"Melody"のイントロの一部がカットされて音が飛んでしまっているという最大の難点があるのと、そのヒスノイズ除去処理の影響でやや音が不自然になってます。
そしてCrystal Cat盤に対抗すべくリリースされたリマスター盤
『Shepherds Bush Empire』(VGP-225)
高域を持ち上げ全体的にクリアーな音質にしつつ、音の余韻が不自然にならないようヒスノイズを無理に除去しない音造りで、このビデオ音源を収録した既発タイトルではベスト。
さて本作、高域は『Shepherds Bush Empire』に比べるとやや抑えめ。その代わり中低域に厚みを持たせたことにより、若干歪み気味だった低音の効果も相まって迫力ある音造りにしています。この辺りは、比較するとすっきりとした音に感じる『Shepherds Bush Empire』と好みの別れるところ。また、余韻が不自然にならない程度にヒスノイズも除去処理しています。
なお、『Shepherds Bush Empire』は"Saint Of Me"と"Honky Tonk Women"でディスクを分けていますが、実は"Saint Of Me"が終わった後、観客が"Saint Of Me"のサビを歌い続ける中に"Honky Tonk Women"のイントロが切り込んでいくというライブ展開だった為、いい感じのところでディスクチェンジとなっていました。
本作はその点、"Saint Of Me"からディスク2が始まる様に編集されているのでアドバンテージかなと。
まあ、二つ折りの中ジャケには何故かABBツアーの写真が使われているという、このレーベルらしい相変わらずなズッコケもあったりするのですが(笑) |
by Hara ¦ 01:54, Tuesday, Sep 29, 2009 ¦ 固定リンク
『Gimme Shelter』(Godfather) |
『Gimme Shelter』(G.R.378/379)
Altamont Speedway,Livermore,CA Dec.6 1969
Mono Audience Recording
Quality:Very Good
(Disc-1)
1.Jumping Jack Flash/2.Carol/3.Sympathy For The Devil #1/4.Sympathy For The Devil #2/5.The Sun Is Shining/6.Stray Cat Blues/7.Love In Vain/8.Under My Thumb #1/9.Under My Thumb #2
(Disc-2)
1.Brown Sugar/2.Midnight Rambler/3.Live With Me/4.Gimme Shelter/5.Little Queenie/6.(I Can't Get No)Satisfaction/7.Honky Tonk Women/8.Street Fighting Man
ゴッドファーザーの年代別シリーズ、1969年編。
このシリーズ特有のてんこ盛りボーナストラックが、本作には一切無いことから、よほど音源に自信があるのかと思いきや・・・。
なんと、本作はよりにもよって、VGP『Altamont 1969』(VGP-113)の旧バージョンコピー盤(苦笑)。
したがって、"Brown Sugar"の最後の4音がカットされているのと、ヒスノイズ除去処理の弊害による余韻の不自然さあり。
あまりの何も考えてなさ加減に、ただただ唖然のトホホ盤。 |
by Hara ¦ 02:24, Friday, Sep 25, 2009 ¦ 固定リンク
『Danish Brew』(DAC-084) 2CD
Oct.7 1973 Brondby-Hallen,Copenhagen,Denmark (1st & 2nd Show)
(Disc-1)
Stereo Audience Recording
Quality:Excellent
(Disc-2)
Mono Audience Recording
Quality:Excellent
(Disc-1)1st Show
1.Brown Sugar/2.Gimme Shelter/3.Happy/4.Tumbling Dice/5.Star Star/6.Dancing With Mr.D./7.Angie/8.You Can't Always Get What You Want/9.Midnight Rambler/10.Honky Tonk Women/11.All Down The Line/12.Rip This Joint/13.Jumping Jack Flash/14.Street Fighting Man
(Disc-2)2nd Show
1.Brown Sugar/2.Gimme Shelter/3.Happy/4.Tumbling Dice/
5.Star Star/6.Doo Doo Doo Doo Doo/7.Angie/8.You Can't Always Get What You Want/9.Midnight Rambler/10.Honky Tonk Women/11.All Down The Line/12.Rip This Joint/13.Jumping Jack Flash/14.Street Fighting Man
ディスク1は1stショーを収録。
"JJF"のサビでビリー・プレストンが珍しくもコーラスを付けているこのショーは、これまで2ndショーとされてきましたが、今回本作に収録されたアップグレード音源が発掘された際に、1stショーと紹介されていたことから、本作のクレジットもそれに準じています。
このアップグレード音源、録音自体は従来と同じものですが、レンジの狭いモノラルだった従来に比べ、音のレンジが格段に広がってランクアップした反面、後述しますが従来よりもカット部分が多いのがやや玉にキズ。
さて、このアップグレード音源を収録した既発タイトルは、本作同様に1st&2ndショーを収録した『Copenhagen 1973』(-)
(※)クレジットは従来説通りに2ndショー
と1stショーのみ収録の1枚物
『An Afternoon In Copenhagen』(SODD-072)
この音源、全体的に遠目な音ではあるものの、意外とバランスも良く、また歓声もあまり拾っていないことから、この時代では聴きやすい部類となる良好録音。
では既発と比較してみますと・・・
まずは、メインとなるアップグレード音源に関して。
この音源、"Brown Sugar"から"Gimme Shelter"までは、残念なことに左チャンネルに周期的な音量レベルダウンがありますが、本作及び『Copenhagen 1973』はそのまま修正せずに収録。
ただし『Copenhagen 1973』は右寄りの定位もそのままだったのに対し、本作は定位をきちんと合わせてあります。
『An Afternoon In Copenhagen』に関しては、この欠点を嫌い、おそらく右チャンネルを中心とした疑似ステレオ処理を行っており、音の質感も元来の音に近づけようとしている為、若干元音より奥行き感があるように感じるものの、大きく印象が変わることはなし。
こういった処理に関しては、DACも一部のタイトルで行っており、本作でも冒頭2曲だけでも処理して良かったのではないかなとは思いますが、SODDとの差別化として、あえてそのまま直さずにリリースしたのかなと。
全体の音に関しては、『Copenhagen 1973』は違和感でない程度にヒスノイズを軽く除去した程度。『An Afternoon In Copenhagen』はヒスノイズ除去処理がやや強い様で、一部曲間の歓声がゆらいでいます。DAC盤は音の抜け含め、若干の調整を行っていますが、ヒスノイズ除去はほとんど行っていないようで、かなりヒスノイズが残っている印象。
続いてこの音源のカット部分に関する補填について
カット部分は3箇所あり、オープニングのバンドコールから"Brown Sugar"のイントロリフ2フレーズ、"Angie"と"You Can't Always Get What You Want"の曲間、そして"Midnight Rambler"とHonky Tonk Women"の曲間。
これらの部分に関しては、『Greatest Dane』(VGP-045)に代表される従来音源をどのタイトルも補填。
『Copenhagen 1973』はメインとなるアップグレード音源の右寄り定位を、そのままにしていることから、音源が切り替わると音が右に寄る印象。
『An Afternoon In Copenhagen』は、この補填ソースにもメイン同様に疑似ステレオ処理を施しており、音源切り替わりの違和感は一番感じさせない印象。欲を言えば"Brown Sugar"のイントロなんかは、ギターが箱鳴りするあたりの周波数をもう少し調整すれば尚良かったかも。
そして本作、補填音源は『Copenhagen 1973』よりも若干マイルドにしつつ、メインの音に極力合わせた音造りになっている上、元々右寄りなメイン音源の定位を中央に合わせてあることから、音源が切り替わっても音の広がりが変わる程度で、これまたさほど違和感は感じない印象。
とまあ、序盤の周期的なレベルダウンがそのままなのは残念ですが、アップグレード音源を若干聴きやすく向上させたのが本作で、そのレベルダウン問題を解消させようとしたが故に、全体の音を作り替えてしまっているのが『An Afternoon In Copenhagen』につき、この辺は好みが分かれるところ。
ディスク2は、アナログ時代からブート化されてきた2ndショーで、やや低域が歪み気味なものの、バランスの良いこの時代にしては優良クラスとなるオーディエンス録音。こちらの既発ベストは、前述の『Copenhagen 1973』(-)。
それまでのリリースの中では欠点が少なかった『Are You Ready Copenhagen』(-)を基に、ピッチ修正はもちろんのこと、"Star Star"で発生していた強烈なデジタルノイズ部分に関しては、他収録盤から音質を整えて補填したタイトル。
この音源、ステレオ収録なのかと思っていましたが、本作のインフォによると元々はモノラル録音で、テレコのアジマスずれによる位相ズレによる錯覚だとのこと。たしかにジェネレーションの若いテープから作成された本作の音を聴く限りは、その説が正解かなと。
さすがに本作は、基にしたテープのジェネレーションが若いだけあって、既発の中低域にあった歪みがなくなっており、あの歪みは録音状態ではなく、ダビングによるものだというのが判明。ただ、これまでのその音の歪みが逆に全体的な迫力の要素となっており、本作は歪みがなくなった分、おとなしめの音になった印象を受けるのもたしか。とはいえ、音質としては本作は格段の向上を見せており、また『Copenhagen 1973』にあった定位の片寄りも、まあモノラルなんだから当然と言えば当然なんですが、きっちりと中央に定位。
"You Can't Always Get What You Want"の曲前にあった音飛びに関しては、『Copenhagen 1973』もそれなりに修正はしてはいるものの、若干不自然に音が飛ぶ箇所があったのに対し、本作はまったく自然な流れに。
また、"Midnight Rambler"前の曲間カットに関しても同様で、インフォにもある通り、勘違いした観客の「Hey! Little Red Rooster!」のかけ声も、音飛びなく聴くことが出来ます。
といった具合で、1stショー序盤のレベルダウンをどう捉えるかにもよりますが、このコペンハーゲン2回公演収録盤としては、現状ベストなタイトルではあります。 |
by Hara ¦ 00:59, Thursday, Sep 24, 2009 ¦ 固定リンク
『1973 European Tour』(SODD) |
『1973 European Tour』(SODD 081) 1CD
Sep.9 1973 Empire Pool,Wembley,UK
Oct.14 1973 Ahoy Hall,Rotterdam,Holland (2nd Show)
Oct.17 1973 Foret Nationale,Brussels,Belgium (1st Show)
Stereo Soundboard Recording
Quality:Excellent
1.Brown Sugar(10/14 2nd)/2.Gimme Shelter(10/17 1st)/3.Happy(10/17 1st)/4.Tumbling Dice(10/17 1st)/5.Dancing With Mr.D(10/17 1st)/6.Angie(10/17 1st)/7.You Can't Always Get What You Want(10/17 1st)/8.Midnight Rambler(10/17 1st)/9.Honky Tonk Women(10/17 1st)/10.All Down The Line(10/17 1st)/11.Rip This Joint(10/17 1st)/12.Jumping Jack Flash(10/17 1st)/13.Street Fighting Man(9/9)
SODDからまたもやリリースの1973KBFH音源。
今回は「Wolfgang Vault」にて10月17日ブリュッセル公演の1stショーと称して公開された音源 + そのブリュッセル公演の"All Down The Line"から作成。
さすがにSODDもサイトのクレジットミスには気付いていたのか、ジャケにもきちんとクレジットされているように本作は3公演から構成されています。
ちなみに1曲目の"Brown Sugar"、事典では10月13日のロッテルダム公演と明記しましたが、改めて3回行われたロッテルダム公演の内、13日と14日の1stショーを収録した『The Rotterdam Tapes 1973』(SC005-2)をチェックしたところ、歌い出し前のかけ声が異なっていることから、本作にもクレジットされている通り14日の2ndショーということになりますので、ここで訂正しておきます。
さて、本作の中身の方ですが、曲目を見ても分かるように新たな音源は無く、ミックスの違いも無し。
更に音自体も、ラジオショーディスク等から作成された既発KBFH収録タイトルと比べると、最近の中低域に厚みを持たせるSODD特有の音作りの影響からか、高域の抜けが悪い印象を受けがち。
そんな本作の聴き処と言えば、初登場となる"Brown Sugar"演奏開始前の
メンバー音出し部分と"Angie"前のMCのみ。
とはいえ、その"Brown Sugar"演奏開始前のメンバー音出し部分もその大半はアナログ『The King Biscuit Flower Hour The Rolling Stones Concert that rock the World volume 2』(-)で、"Brown Sugar"演奏前のラジオアナウンスのバックで聴くことが出来ますが・・・。
といったことから本作に関しては、既発のラジオ音源収録盤を全く未所持の初心者ならともかく、あまりにメジャーな音源故、やはり前述したほんのわずかな初登場部分に価値を見いだせる様なマニア向けのタイトルなのかなと。 |
by Hara ¦ 00:53, Thursday, Sep 24, 2009 ¦ 固定リンク
『Devils And Deserts』(Godfather) |
『Devils And Deserts』(G.R.346/347) 2CD
Dec.13 1981 Sun Devil Stadium,Phoenix,AZ
Stereo Soundboard Recording
Quality:Excellent
(※)Disc-2 Track13,14,18,19
Sep.26 1981 J.F.K. Stadium, Philaderphia,PA
Mono Soundboard Recording
Quality:Excellent
(※)Disc-2 Track15
Oct.3 1981 Folsom Field,Boulder,CO
Stereo Audience Recording
Quality:Very Good
(※)Disc-2 Track16
Oct.18 1981 Candlestick Park,San Francisco,CA
Stereo Audience Recording
Quality:Excellent
(※)Disc-2 Track17
June.29 1982 Festhalle Frankfurt,West-Germany
Stereo Audience Recording
Quality:Excellent-Very Good
(Disc-1)
1.Take The A Train/2.Under My Thumb/3.When The Whip Comes Down/4.Let's Spend The Night Together/5.Shattered/6.Neighbours/7.Black Limousine/8.Just My Imagination/9.Twenty Flight Rock/10.Going To A Go Go/11.Let Me Go/12.Time Is On My Side/13.Beast Of Burden/14.Waiting On A Friend/15.Let It Bleed
(Disc-2)
1.You Can't Always Get What You Want/2.Band Introductions/3.Little T&A/4.Tumbling Dice/5.She's So Cold/6.Hang Fire/7.Miss You/8.Honky Tonk Women/9.Brown Sugar/10.Start Me Up/11.Jumping Jack Flash/12.Satisfaction
- Bonus Track -
13.Down The Road Apiece/14.Mona/15.Tops/16.Star Star/17.Chantilly Lace/18.Street Fighting Man/19.Outro(School Days)&Fireworks
ゴッドファーザーの年代別シリーズ、1981年編。
メインとなるのは映画『Let's Spend The Night Together』の素材からの流出物と思しきステレオサウンドボード音源。
この音源は、"Just My Imagination"で2コーラス目の「raise a family」の部分に一瞬音切れがあるのと、残念ながらテープが"Start Me Up"までで、"JJF"と"Satisfaction"の2曲は未発掘だったりするのですが、これらの曲は幸いなことにオフィシャルにてリリースされている為、一応この公演の全曲をSBD音源で聴くことが出来るようになっています。ただし"JJF"は映画を見ると分かるとおり、極端な短縮バージョンですが・・・。
事典で代表盤として挙げた『Satisfaction Guarannteed』(VGP-136)は、"Just My Imagination"のカット部分と"JJF"は映画から、"Satisfaction"はオフィシャル『Still Life』から補填して、全てこの日の音源にて全曲を聴けるようにしているアイテム。
本作は、そのVGP盤をコピーして作成。
音圧を上げた影響か、若干中域が厚くなっていることから、VGP盤の方がすっきりした音の印象は受けるものの、基本的には大差なし。
また、VGP盤の方は、Waiting On A Friend"でディスク1を終了させ、ディスク2は"Let It Bleed"から始まる様に編集していますが、本作は例によってボーナストラックを詰め込む為に、"Let It Bleed"をディスク1の最後に移動させています。ただ、逆にこれが功を奏し、VGP盤ではディスク2の頭から"Let It Bleed"が始まるまで1分24秒もあり(曲前のMCまでも41秒)、間延びした感を受けるのですが、本作はディスク2の頭を"You Can't Always Get What You Want"前のMCから収録しており、そのMCの後にほどなく曲が始まる造りはなかなか好印象。
と、いいとこもあるにはあるのですが、やはり雑な造りのこのレーベル。
例によってボーナストラックは、本編の公演では演奏されなかった同年ツアーの音源を集めているのですが、何故か翌1982年の"Chantilly Lace"や、どうでもいい終演後の"Outro"を収録して、肝心の1981年ツアー前半の定番曲"All Down The Line"を外す迷走ぶり。
また、"Tops"や"Star Star"はSBD音源があるにも関わらず、何故かAUD音源にて収録と、こちらもちぐはぐな印象。
そしてジャケット。クレジットのいい加減さは毎度のことですが、見開き部分で使用されている写真は、なんと大半が1978年ツアーのもの・・・。
といった具合で、やはりこのレーベルならではのトホホなタイトル。 |
by Hara ¦ 00:49, Thursday, Sep 24, 2009 ¦ 固定リンク
『Complete 73 Afair』(Godfather) |
『Complete 73 Afair』(G.R.334/335) 2CD
Sep.1 1973 Stadthalle,Vienna,Austria
Mono Audience Recording
Quality:Excellent-Very Good
(※)Disc-2 Track3-5
Feb.26 1973 Royal Randwick Racecourse,Sydney, Australia
Stereo Soundboard Recording
Quality:Excellent
(※)Disc-2 Track6
Jan.21 1973 Honolulu,Internat.Sports Center
Stereo Audience Recording
Quality:Excellent
(※)Disc-2 Track7-12
Jan.18 1973 Inglewood Forum,Los Angels,CA
Mono Audience Recording
Quality:Very Good
(※)Disc-2 Track13
Aug.18-23 1973 Tour Rehearsal Mobile Recording Unit Rotterdam,Netherlands
Mono Audience Recording
Quality:Very Good
(※)Disc-2 Track14,16
Oct.17 1973 Foret Nationale,Brussels,Belgium (1st Show)
Stereo Soundboard Recording
Quality:Excellent
(※)Disc-2 Track15
Sep.9 1973 Empire Pool,Wembley,UK
Stereo Soundboard Recording
Quality:Excellent
(Disc-1)
1.Brown Sugar/2.Bitch/3.Gimme Shelter/4.Happy/5.Tumbling Dice/6.100 Years Ago/7.Star Star/8.Angie/9.Sweet Virginia/10.You Can't Always Get What You Want/11.Dancing With Mr.D./12.Midnight Rambler/13.Silver Train/14.Honky Tonk Women/15.All Down The Line/16.Rip This Joint
(Disc-2)
1.Jumping Jack Flash/2.Street Fighting Man
- Bonus Track -
3.Rocks Off/4.Love In Vain/5.Little Queenie/6.It's All Over Now/7.Route 66/8.It's All Over Now/9.Dead Flowers/10.No Expectations/11.Stray Cat Blues/12.Live With Me/13.Can't You Hear The Music/14.Gimme Shelter/15.Doo Doo Doo Doo Doo/16.Dancing With Mr.D.
ゴッドファーザーの年代別シリーズ、1973年編。
1973年といえば、2月のオーストラリア卓直結音源や秋のヨーロッパ公演のラジオ放送等、サウンドボード音源が多数あるにも関わらず、本作は何故かオーディエンス音源をメインに作成。
そのメインである欧州ツアー初日公演、音源自体は『Goodnight Vienna』(VGP-009)等でお馴染みのオーディエンス録音ですが、このレーベル特有の過度なノイズ除去やコンプレッサーのかけすぎにより音が劣化している上に、チャプターが変わる箇所でギャップが発生したり、"SFM"のイントロでは音飛びを起こしててしまっているというトホホな作り。
加えて、ボーナストラックを目一杯詰め込もうとした影響で、"Rip This Joint"からのラスト3連発は途中でディスクチェンジという、あまり聴く側のことは考慮されてない雑っぷり・・・。
雑と言えば、ジャケットのクレジットもで、裏ジャケのボーナストラック部分のクレジットは誤りが多いので、正解を上に載せておきましたが、見開きジャケの内側にクレジットされたツアーメンバーも1973年は前半と後半でサポートキーボードがニッキー・ホプキンスからビリー・プレストンに変わっているのに、ニッキーの表記のみ・・・。
せっかく各ツアーのポスターやチケットの画像まで載せていたりして、集大成的なことをしているのに、この雑さはなんともはや。
ボーナスは、1973年に演奏されたレア曲を中心に、あちらこちらから拝借してきてはいますが、これらも過度なノイズ除去やコンプレッサーのかけすぎにより音が劣化しちゃってます。 |
by Hara ¦ 00:43, Thursday, Sep 24, 2009 ¦ 固定リンク
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