The Rolling Stones Bootleg Reviews written by Hara  
 
 

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2006年12月

『British Venues 1976/Have You Seen Keef?』(-)
britishvenues

『British Venues 1976/Have You Seen Keef?』(-) 2CD+1CD-R

(Disc-1)
May.23 1976 Earl's Court Arena,London,UK

Stereo Audience Recording
Quality:Very Good

1.Fanfale The Common Man/2.Honky Tonk Women/3.Hand Of Fate/4.Hey Negrita/5.Ain't Too Proud To Beg/6.Fool To Cry/7.Hot Stuff/8.Band Introductions/9.Happy/10.Tumblinhg Dice/11.Nothing From Nothing/12.It's Only Rock'n Roll/13.Brown Sugar/14.Jumping Jack Flash/15.Street Fighting Man

(Disc-2)
May.26 1976 Earl's Court Arena,London,UK

Stereo Audience Recording
Quality:Exellent-Very Good

1.Hand Of Fate/2.Hey Negrita/3.Ain't Too Proud To Beg/4.Fool To Cry/5.Hot Stuff/6.BBC News Report(5/19)/7.You Gotta Move/8.Happy/9.Tumbling Dice/10.Brown Sugar/11.Jumping Jack Flash/12.Keith Richards Interview

76年のアールズコート公演は、5月21日から27日までの一週間に渡り6回行われ、翌月のパリ公演と並んで76年ツアーのハイライト的位置づけにある公演ではありますが、ブート化に関しては、大半がCD化されているパリ公演や前年のハイライトであるLA公演・MSG公演に比べると、発掘・CD化が格段に遅れているのが現状。

さて、そんなアールズコート公演を収録したアナログ名盤2タイトルをプレスCDにて複刻した本作。

ディスク1は、5月23日公演を収録した1枚物LP『Stones British Venues 1976』(MARC RS 76071 ジャケ写は本作と同じ)の複刻。

基になったアナログはコンサートのツボを押さえた絶妙な選曲で(事典の方には、最後に"Sympathy"があるかの如く表記が曲目表に出てましたが、あれは消し忘れです、すみません)、1枚物なのに13曲60分近くも収録されていたお得なタイトルで、音の方も会場特有のホールエコーの影響でやや輪郭に欠けるきらいはありますが、演奏が大きく録れており、歓声も良い感じで入っているバランスの良い好録音。

本作はアナログからの丁寧な複刻という触れ込み通り、スクラッチノイズは無い上、アナログでは遅かったピッチもきちんと修正されていて、アナログよりも聴きやすくなっているのが特徴。

ちなみに事典でも触れていますが、6月16日ミュンヘン公演収録タイトル
『Seid Ihr Wach?』(VGP-098)で同日の音とされている"Honky Tonk Women"はミスクレジットで、実はこの音源。

saidihr

ディスク2の方は、6公演中5公演目にあたる26日公演収録盤である
『Have You Seen Keef(Standing In The Shadow)?』(ARS-XB002)の複刻。

haveyou

上記ジャケは本作の裏ジャケに使用されており、この画像もそこからのスキャンです(笑)。

ちょっと脱線しますが、このアナログに関しては、数年前まで私は現物を入手出来ず、今は亡き「ライフイン」のカセットでしか聴けてなかった為、当時TASBで情報を募ったところ、私信にて売店情報を教えて頂きようやく入手できたという想い出のあるタイトルでもあります。

さて、話を元に戻すと、26日公演はCD時代になって『We Hope Ya Like Dis One』(VGP-235)にて、

wehope

ライブ中盤6曲のSBD音源が発掘・収録されましたが、AUD音源に関してはこのアナログのみ。

新曲+後半の盛り上がり部分という要所を抑えた選曲で、手拍子はそこそこ拾ってはいるものの奥行きのある臨場感ある音で、すっきりとした聴きやすい音質の好録音。

アナログからの丁寧な複刻ということで、こちらもスクラッチノイズは皆無。インフォにあったアナログの面はじめにあたる部分のトレースノイズも、ほとんど気にならない程度となっています。

ちなみに、アナログでB面の最初と最後に収録されていたラジオレポートとインタビューも今回のCD化にあたり、きちんと順番通りに収録されていますが、これに関しては、ライブを通して聴くという観点からは、ディスクの最後にボーナス扱いでも良かったかなという気がしないでも。
ただ、まあアナログの忠実複刻という事なのでこれは致し方ないことかなと。

おまけのCD-Rは69年ハイドパーク公演のAUD収録盤で、オープニングから"Honky Tonk Women"までを収録。

hydebonus

ハイドパーク公演に関してはFM、テレビと2種類のSBD音源があり、それらの音を基に全曲収録タイトルが作成されていますが、"Down Home Girl"だけはいずれの放送でも流されなかった為、このアナログからの音源が重用されています。

音の方は、ミックのヴォーカルが前面でドラムはかなり小さめ、そしてベースがやや歪み気味といったバランスではありますが、演奏が大きく録れており、また邪魔な歓声もあまり無いことから聴きやすい印象。

ちなみにハイドパークのAUD音源に関しては、CD時代になって発掘された
『In The Park』(SCRO 001)収録の音源があり、

hydescorpio

バランス自体は大差ないのですが、音のクリアーさではこのスコルピオ盤の方が上。ただし、ヴォーカルが歪んでしまっている上、曲間でレコーダーを止めていたのかイントロや曲中にカットのある曲が多いという難点あり。

本作の基になったアナログに関しては、今や見かけることはまず無いという位のレアタイトルであるので、オマケ品とはいえ出来るならプレスで複刻してもらいたかったかなと。

なお、本作収録の"Loving Cup"は途中からの収録で、これはテープチェンジによるものと推測されますが、その推測でいくとこの音源自体は"Honky Tonk Women"以降もあることとなりますので、今後の発掘に期待したいところ。

by Hara ¦ 14:28, Monday, Dec 25, 2006 ¦ 固定リンク


『Listen Napoli And Then Die 1982』(IMP)
impnapoli

『Listen Napoli And Then Die 1982』(IMP-N-009) 2CD
July.17 1982 Stadio San Paolo,Napoli,Italy

Stereo Soundboard Recording
Quality:Excellent

(※)Disc-1 Track1,9-14 Disc-2 Track9-11
Stereo Audience Recording
Quality:Very Good

(※)Disc-2 Track13-20
Stereo Audience Recording
Quality:Excellent

(Disc-1)
1.Take The"A"Train/2.Under My Thumb/3.When The Whip Comes Down/4.Let's Spend The Night Together/5.Shattered/6.Neighbours/7.Black Limousine/8.Just My Imagination/9.Twenty Flight Rock/10.Going To A Go Go/11.Let Me Go/12.Time Is On My Side/13.Beast Of Burden/14.You Can't Always Get What You Want/15.Band Introductions/16.Little T&A
(Disc-2)
1.Angie/2.Tumbling Dice/3.She's So Cold/4.Hang Fire/5.Miss You/6.Honky Tonk Women/7.Brown Sugar/8.Start Me Up/9.Jumping Jack Flash/10.Satisfaction/11.Outro,Fireworks and Announcement/
(Bonus Track)
12.Travelling,Rambling And Gambling/13.Hit The Road Jack/14.Rock'n'Roll Jam 1/15.Rock'n'Roll Jam 2/16.He'll Have To Go/17.Lonesome Whistle 1/18.Lonesome Whistle 2/19.Will You Love Tomorrow 1/20.Will You Love Tomorrow 2

82年ナポリ公演に関しては、これまでSBD音源が16曲、AUD音源は19曲がブート化されており、この日の演奏曲全24曲中、そのどちらの音源にも未収録だった"JJF"を除いた23曲を聴くことが出来ましたが、今回のIMP盤は初出となるAUD音源の"JJF"も含め、初めて全曲を通して聴けるようにしたタイトル。

SBD音源部分に関しては、ステレオとはいえど限りなくモノラルに近いミックスで、これまでは『Shattered In Europe』(TSP-CD-184)及びそのコピー盤にて聴くことが出来ましたが、本作のSBD音源部分もこのTSP盤のコピーで音質も同等のクリアーな高音質音源。

tspnapoli

後述するAUD音源でも欠落していたのか"Shattered"のラスト13秒及び終了後の歓声数秒は、やはりTSP盤同様81年ツアーのラジオ音源(1981年12月1日Pontiac公演)にて補填していますが、この両方の演奏テンポがあまりに違う為、音源が切り替わった途端、演奏がブレーキをかけたように減速する印象を受ける点は相変わらずで、ここはちょっと残念。

ただしTSP盤はテープスタートとなる"Under My Thumb"の冒頭に、CDが唐突に始まらないようにと次曲"Whne The Whip Comes Down"開始前の歓声を3秒程繋げていましたが、今回のIMP盤はその部分を当然の如くカットし、きちんと初出となるAUD音源の"A列車"を違和感なく繋げています。

そのAUD音源に関しては、これまでアナログ『Vedi Napoli E Poi Mori』(WC321)にて、やや音の厚みに欠けるので軽めの印象を受けるものの邪魔な歓声が少なく、演奏も大きく録れている大変聴きやすいAUD録音が収録されていましたが、今回のIMP盤も同じ音源を使用。

うちのアナログはぼけぼけのコピースリックにつき、事典からの画像です(苦笑)

napolianarog

ただしこちらの音源はアナログからのコピーではなく、アナログ未収録だった前述の"A列車"に加え、残念ながらイントロが欠けてはいるものの"JJF"や、終演後のSEやアナウンス等の初出部分もある上、モノラルっぽかったアナログに比べ、左右の拡がりが若干良くなってこちらも限りなくモノラルに近いステレオAUD録音といった感じになっています。

また、"Let Me Go"前のMCの一部に若干アナログより劣化した部分もありはしますが、曲中に関してはまったく問題なし。

ライブの後にボーナス収録されているのは、前述『Shattered In Europe』の限定ゴールドCDエディションに付いていたボーナスディスク収録の音源。

いずれも超高音質のステレオAUD音源で、"Travelling,Rambling And Gambling"はナポリの次の公演地であるフランスのホテルでの弾き語りで、TSP盤では"Hard Travellin'"とクレジットされていた曲。これに関しては曲はたしかに"Hard Travellin'"に似ていますが、歌詞違い。また"Travelling,Rambling And Gambling"という曲名で色々調べてはみましたが、検索ヒットしなかった為、IMPとTSPのどちらのクレジットが正しいかは判断出来ず。

"Hit The Road Jack"以降は、メインであるナポリ公演バックステージでの模様。クレジットを見るとTSP盤に比べIMP盤の方が曲が増えているように感じますが、チャプター分けを細かくしているだけで中身は同じで、こちらもTSP盤のコピー。ただし音圧がやや上がった分、若干音が厚めになっています。

ちなみにこのボーナス部分に関しては事典でも触れましたが、『Tatoo Out』(KO 001/002)にもコピー収録されていますので、そちらでもカバー出来ます。

tattooout

今回のIMP盤、残念ながらSBD部分の新たな発掘こそありませんでしたが、初出部分含むAUD音源を補填することにより、初めてこの日の公演を通して聴けるようになったことや、きちんとボーナスには同公演のバックステージの模様を収録する等、しっかりした作りで、今後新たなSBD音源が発掘されない限りはこの公演の決定盤たり得るタイトルかなと。

by Hara ¦ 06:26, Thursday, Dec 21, 2006 ¦ 固定リンク


『Monitor Mixes 1989』(Rattle Snake)
rattleswout

『Monitor Mixes 1989』(RS 186)

●Studio Outtakes
Recorded & Mixed at Air Studios and Olympic Studios
March - June 1989

1.Sad Sad Sad/2.Hearts For Sale/3.Almost Hear You Sigh/4.Call Girl Blues aka Cook Cook Blues/5.Continental Drift/6.Fancy Man Blues/7.Blinded By Love/8.Hold On To Your Hat/9.Rock And A Hard Place aka Steel Wheels/10.Can't Be Seen/11.Mixed Emotions/12.Slipping Away/13.Ready Yourself/14.Terrifying/15.For Your Precious Love

(※)Track4 "Call Girl Blues aka Cook Cook Blues"は"Call Girl Blues aka Break The Spell"の誤表記

まだまだ出続けるSteel Wheelsアウトテイク集ですが、本作は海外メーカーであるRattle Snake製。

この音源の決定盤であるDACの『For Your Precious Love』(DAC-057)と表ジャケに同じ写真を使用しており、

dacswouttake

コピーかと思いきや、中身は逆に劣ってしまってます・・・。

まず左右のチャンネルが逆。そしてピッチは若干早め。更に"For Your Precious Love"のイントロは一音欠けており、"Rock And A Hard Place"の前に断片で入っていたカウントは未収録。更に"Mixed Emotions"のイントロ前で聞こえていた「2」のカウントも未収・・・。

救いは、この時期の写真を使用したブックレットとピクチャーディスクという装丁のみ(ただし裏ジャケの曲目表記に間違いあり)につき、あくまでもアイテムとして持っていたい人向き。

by Hara ¦ 06:21, Thursday, Dec 21, 2006 ¦ 固定リンク


『Sotheby's Reel 1969-1970』(IMP)
impsotheby

『Sotheby's Reel 1969-1970』(IMP-N-013)

1969-1970 Studio Outtakes & Different Mixes

Stereo Soundboard Recording
Quality:Excellent

1.Gimme Shelter/2.You Got The Silver/3.Sister Morphine/4.Loving Cup/5.Brown Sugar/6.You Gotta Move/7.Dead Flowers/8.Sister Morphine/9.Brown Sugar(Intro Only)/10.Brown Sugar(Intro Only)/11.Brown Sugar/12.Brown Sugar(Intro Only)/13.Brown Sugar(Intro Only)/14.Brown Sugar(Intro Only)/15.Brown Sugar(Intro Only)/16.Brown Sugar(Til 1st Verse)/17.Brown Sugar(Intro Only)/18.Brown Sugar(Til 2nd Chorus)/19.Brown Sugar/20.Brown Sugar/21.Bitch/22.Bitch(Til Guitar Solo)/23.Bitch(Intro Only)/24.Bitch(Count Only)/25.Brown Sugar/26.Bitch(Til 1st Verse)/27.Bitch/28.Bitch(Intro Only)/29.Bitch(Til 2nd Verse)/30.(Can't Seems To)Get A Line On You

"Brown Sugar"と"Bitch"のミックス違いをメインに据えた本作は、サザビーズのオークションに出品された、当時のサウンドエンジニアだったグリン・ジョーンズのワークテープが基。

収録音源の内、アウトテイクに関しては、テイク自体が異なるので普通に聞いても楽しむことが出来ますが、所謂別ミックスの類となると、オフィシャルとの違いは重箱の隅的な違いとなる為、どちらかというと聞いて楽しむというよりは研究資料的な側面を感じるかも。

この音源に関しては、まず完走テイクのみが『Time Trip Vol.1』(RS 100-1)『Time Trip Vol.2』(RS 100-2)にて初登場。

timetripfirst
timetripsecond

続いてイントロの断片や途中までのテイクの一部が
『The Black Box』(YD 046/8)にて登場。

ydblackbox

そして今から丁度一年程前にリリースされた
『The Lost Sessions Vol.2』(EVSD-380)にて、
この音源がまとまった形にて収録。

evlostsessions

さて本作。既発タイトルは、ややおとなしめな音質の『Time Trip』。
高域強めな上、ノイズ除去の影響でやや余韻がおかしい『Black Box』。
そしてオフィシャルよりクリアーさに欠けるものの、中低域に厚みを付けている分、迫力もあり聴きやすい音だった『The Lost Sessions Vol.2』と、そのいずれも高音質ではありましたが、今回のIMP盤はメーカーインフォによると、オークションに出品されたリールからダイレクトに落としたマスターを使用とのことで、全体的な音質はヒスノイズが若干漂っているものの全体的にややすっきりとしたオフィシャルとはまた違った感じの音質となっていますが、この音源収録盤の中では最高音質を誇っています。

更に断片テイクではあるものの初登場部分もあり、また『The Black Box』や『The Lost Sessions Vol.2』では、まとめて1つのトラックとされていたイントロやり直し等の断片テイクも、今回はトラック分けをしてある等、非常に使い勝手のよい編集となっています。

そこで今回のIMPのトラック割りを基に、既発3タイトルのどこにそれが収録されているのかと、現時点で分かる限りの違いを下記にまとめておくと・・・。


1.Gimme Shelter
キースが歌っているといわれるバージョン。
『Time Trip Vol.1』Track1
『The Black Box』未収録
『The Lost Sessions Vol.2』Track1(何故かイントロ1音欠け)


2.You Got The Silver
ミック・ヴォーカルバージョン。
『Time Trip Vol.1』Track2
『The Black Box』Disc-2 Track18
『The Lost Sessions Vol.2』Track2


3.Sister Morphine
この曲に関してのみ基テープ状態が悪かったらしく
既発含めいずれのタイトルも音ユレあり。
オフィシャルとのミックス違いはほとんど無いが、
時折左チャンネルでかすかに「オウッ」という人の声とも
判断のつかない音が入るのが特徴。
分かり易いところだと1コーラス目の「Oh,you see」前後(44秒と47秒)で確認出来る。
『Time Trip Vol.1』Track3
『The Black Box』未収録
『The Lost Sessions Vol.2』Track3


4.Loving Cup
オフィシャルとは別テイク。
『Time Trip Vol.1』Track4
『The Black Box』Disc-3 Track4
『The Lost Sessions Vol.2』Track4


5.Brown Sugar
SAXがオーバーダブ前で入って無く、
右チャンネルのギターがまだ試行錯誤段階のテイク。
『Time Trip Vol.1』Track6
『The Black Box』未収録
『The Lost Sessions Vol.2』Track4


6.You Gotta Move
オフィシャルとさしてミックスの違い無し。
『Time Trip Vol.1』Track5
『The Black Box』未収録
『The Lost Sessions Vol.2』Track6("You Got The Silver"と誤記)


7.Dead Flowers
オフィシャルとはスライドギターのバランスが
大きく異なるミックス。
『Time Trip Vol.2』Track4
『The Black Box』未収録
『The Lost Sessions Vol.2』Track7


8.Sister Morphine
オフィシャルとさしてミックスの違い無し。
『Time Trip Vol.2』Track7
『The Black Box』Disc-2 Track16
『The Lost Sessions Vol.2』Track8


9.Brown Sugar(Intro Only)
オフィシャルとの差異は
イントロのギターのディレイがオフィシャルとは違うミックス。
右チャンネルのギター音量が小さかったようでイントロのみでストップ。
『Time Trip』未収録
『The Black Box』Disc-3 Track13(頭1音欠け)
『The Lost Sessions Vol.2』Track9


10.Brown Sugar(Intro Only)
イントロのギターのディレイがオフィシャルとは違うミックス。
右チャンネルのギターのバランスは改善されたが全体の音量が小さかったのか、
またもやイントロでストップ。
『Time Trip』未収録
『The Black Box』Disc-3 Track13
『The Lost Sessions Vol.2』Track9


11.Brown Sugar
完走テイク。イントロのギターのディレイがオフィシャルとは違い、
Aメロに被るSAXが小さめのミックス。
曲終了後のスタジオノイズが長めに入っており、
キースと思しき「Yeah!」を2回聴くことが出来る。
『Time Trip』未収録
『The Black Box』Disc-3 Track13
『The Lost Sessions Vol.2』Track9


12.Brown Sugar(Intro Only)
音量が小さかったようですぐストップ
『Time Trip』未収録
『The Black Box』未収録
『The Lost Sessions Vol.2』Track10


13.Brown Sugar(Intro Only)
こちらのテイクも音量が小さかったようで、すぐストップ
『Time Trip』未収録
『The Black Box』未収録
『The Lost Sessions Vol.2』Track10


14.Brown Sugar(Intro Only)
右チャンネルのギターのフェーダー上げ忘れ。
『Time Trip』未収録
『The Black Box』未収録
『The Lost Sessions Vol.2』Track10


15.Brown Sugar(Intro Only)/
右チャンネルのギターにトレモロのようなエフェクトがかかった為、
すぐストップ。
『Time Trip』未収録
『The Black Box』未収録
『The Lost Sessions Vol.2』Track10


16.Brown Sugar(Til 1st Verse)
このテイクに関してはストップの理由不明。
『Time Trip』未収録
『The Black Box』未収録
『The Lost Sessions Vol.2』Track10


17.Brown Sugar(Intro Only)
右チャンネルのギターのフェーダー上げ忘れ。
『Time Trip』未収録
『The Black Box』未収録
『The Lost Sessions Vol.2』Track10


18.Brown Sugar(Til 2nd Chorus)
バックコーラスの音量が小さかった為にストップ。
『Time Trip』未収録
『The Black Box』未収録
『The Lost Sessions Vol.2』Track10


19.Brown Sugar
完走テイク。オフィシャルとの差違は、
イントロのディレイが違うのはもちろん、
右チャンネルのギターの最初の1フレーズ目の音量が若干小さく、
2フレーズ目から上げられている。
『Time Trip Vol.1』Track12
『The Black Box』未収録
『The Lost Sessions Vol.2』Track11


20.Brown Sugar
完走テイク。オフィシャルとの差異はイントロのギターのディレイと、
1回目のサビの「how come you taste so good?」に被るピアノが小さめ、
そして間奏のカスタネットが大きめにミックスされている。
また曲終了後、IMP盤にのみ他のタイトルにはない
テープ消し忘れによる余韻の様なブワーンという音が入っている。
『Time Trip Vol.2』Track14(イントロに音ブレあり)
『The Black Box』未収録
『The Lost Sessions Vol.2』Track12

21.Bitch
完走テイク。イントロにカウントが入っている以外は、
オフィシャルだとフェードアウト付近でミックのヴォーカルに
一部リバーブがかかるが、このミックスではかからない。
またフェードアウトがオフィシャルよりほんの少し長い。
『Time Trip Vol.1』Track11
『The Black Box』未収録
『The Lost Sessions Vol.2』Track13


22.Bitch(Til Guitar Solo)
ギターソロに入る部分でのミックのアドリブヴォーカルに
エコーがかかった為、テープストップ。
『Time Trip』未収録
『The Black Box』Disc-3 Track14
『The Lost Sessions Vol.2』Track14


23.Bitch(Intro Only)
左チャンネルのギター音量が大きかった為にテープストップ。
『Time Trip』未収録
『The Black Box』未収録
『The Lost Sessions Vol.2』Track14


24.Bitch(Count Only)
このIMP盤にて初登場。とはいってもカウントだけですが。
『Time Trip』未収録
『The Black Box』未収録
『The Lost Sessions Vol.2』未収録


25.Brown Sugar
こちらも20同様、イントロのディレイは違う上、
サビのピアノが小さめのミックスだが、
間奏のカスタネットの音量が異なる。
『Time Trip Vol.2』Track2
『The Black Box』未収録
『The Lost Sessions Vol.2』Track15


26.Bitch(Til 1st Verse)
テープストップの理由不明。
『Time Trip』未収録
『The Black Box』未収録
『The Lost Sessions Vol.2』Track16


27.Bitch
完走テイク。曲前のカウント入り。
オフィシャルより若干フェードアウトが早い。
オフィシャルではフェードアウト付近で、ミックのヴォーカルに
一部リバーブがかかるが、このミックスではかからない。
『Time Trip Vol.2』Track1
『The Black Box』未収録
『The Lost Sessions Vol.2』Track16


28.Bitch(Intro Only)
テープストップの理由不明。
『Time Trip』未収録
『The Black Box』未収録
『The Lost Sessions Vol.2』Track17


29.Bitch(Til 2nd Verse)
テープストップの理由不明。
『Time Trip』未収録
『The Black Box』未収録
『The Lost Sessions Vol.2』Track17


30.(Can't Seems To)Get A Line On You
グリン・ジョーンズのワークテープ関連ではこれまでの曲の他、『Time Trip Vol.1』『Time Trip Vol.2』と『The Lost Sessions Vol.2』に収録の"Angie""Winter"の別ミックスがありますが、今回のIMP盤は年代の統一感を出す為にカット。代わりにレオン・ラッセルのファーストアルバムのアウトテイクで、ミックがヴォーカル、リンゴ・スターがドラムとクレジットされた"Shine A Light"のアーリーバージョンであるこの曲をボーナス収録。
このテイクは、ファーストアルバムの24金ディスク版である『Leon Russel』(GZS-1049)のみでオフィシャルリリースされていましたが、現在は入手困難。

leonrussel

by Hara ¦ 23:18, Thursday, Dec 14, 2006 ¦ 固定リンク


『All The Way To Dusseldorf』(DAC)
dacdusseldorf

『All The Way To Dusseldorf』(DAC-056) 2CD

July.23 2006 Rhein-Energie Stadion,Cologne,Germany

Stereo Audience Recording
Quality:Excellent

(※)Disc-2 Track 10
Mar.22 2006 Tokyo Dome,Tokyo,Japan
Stereo Soundboard Recording
Quality:Excellent

(Disc-1)
1.Opening/2.Jumping Jack Flash/3.It's Only Rock'n Roll/4.Oh No Not You Again/5.Let's Spend The Night Together/6.SHe's So Cold/7.As Tears Go By/8.Streets Of Love/9.Tumbling Dice/10.Night Time Is The Right Time/11.Band Introductions/12.Before They Make Me Run/13.Slipping Away

(Disc-2)
1.Miss You/2.Rough Justice/3.Get Off Of My Cloud/4.Honky Tonk Women/5.Sympathy For The Devil/6.Start Me Up/7.Brown Sugar/8.You Can't Always Get What You Want/9.Satisfaction
*** Bonus Track
10.As Tears Go By

DACドイツ公演シリーズ第4弾ケルン公演収録盤。
全曲収録はもちろんのこと、オープニングSEから終演後の花火及び客出しBGMまで収録。

1曲目の"JJF"こそ、出音が小さい関係で音が遠く感じ、またチャックのエレピが前面に出てギターがほとんど聞こえないという滅茶苦茶なバランスになってますが、曲中から徐々に改善されてきてからは、音も近くなり安心して聴くことが出来ます。しかし・・・開演前にやっているサウンドチェックは、ちゃんと機能しているんでしょうか(苦笑)。

本作の全体的な音は、邪魔な歓声や手拍子もほとんどなく、前述"JJF"以外は演奏も大きく録れている音源で、移動の為、音質が変わりがちなBステージも、"Miss You"で若干音が沈む箇所があったり、Bステージ中は全体的にややエコーがかりはしますが、メインとの違和感はさほど無く、マイルドで聴きやすい音質も相まってかなりの高音質録音。

セット的に目新しさはなく、演奏も毎度の小ミスはありますが全体的にはまとまっており、特筆する点もありませんが、安心して聴くことの出来る優良タイトル。

ボーナストラック扱いで収録されているのは、東京初日公演の"As Tears Go By"のステレオミックス。
この初日に関してDACからは傍受音源が2種類リリ−スされていましたが、今回はその傍受音源の内、二種の音源をミックスしたと言われている
『As The Years Go By』(DAC-051)

dacasyears

をステレオにミックスし直したもの。
一番最初に出たメンバー4人の音がメインの傍受音源を左寄りに、そして『As The Years Go By』作成時に被せた傍受音源を右寄りに配置。

そうすると何故『As The Years Go By』を最初からステレオにしなかったのかという気もしますが、メンバー4人の音が左の方に寄った、初期のステレオミックスを彷彿させる音になってしまっているので聴きやすさを重視したのかなと。まあ『As The Years Go By』のネタばらし的なオマケという位置づけの音源。

by Hara ¦ 01:03, Monday, Dec 11, 2006 ¦ 固定リンク


『Get Your Leeds Lungs Out』(SODD)
soddleeds

『Get Your Leeds Lungs Out』(SODD 014)
1CD+1CD-R

Mar.13 1971 University of Leeds .U.K.

Mono Soundboard Recording
Quality:Excellent

1.Dead Flowers/2.Stray Cat Blues/3.Love In Vain/4.Midnight Rambler/5.Bitch/6.Band Introductions/7.Honky Tonk Women/8.Satisfaction/9.Little Queenie/10.Brown Sugar/11.Street Fighting Man/12.Let It Rock

アナログ時代からの代表的音源。
このリーズ公演に関しては、ハルシオンからも同名タイトルで今春リリースされましたが、

halcyonleeds

このハルシオン盤、"Street Fighting Man"終了後のハウリングがカットされる編集が同じだったり、メンバー紹介でジム・プライス紹介後の左チャンネルがドロップアウトする点も同じことからTSPの
『Get Your Leeds Kungs Out Revisted』(TSP-CD-215)

tspleedsrevisted

のコピーということが分かってしまいましたが、今回のSODD盤も同様の編集及びドロップアウトがある為、こちらもTSP盤のコピー。

音質は、TSPに比べ高域きつ目にしたハルシオンに対し、こちらは高域を抑え気味にしていますが、逆にTSPより抜けが悪くなって、若干劣化したような印象を受けてしまいます。基にしたTSP盤自体が高域キツ目という訳ではなかったので、わざわざ高域抑えなくても良かったような気はしますが・・・。

ちなみに、このハウリングカット編集ですが、近年のクロスフェード方式ではなく、単純に切って繋いでいるだけですので、そのハウリングが被ったチャーリーのスネアロールの一部が欠けてしまっています。
このハウリング部分をきちんと聴くことができる決定盤は、相変わらずTSPの旧盤
『Get Your Leeds Lungs Out!』(TSP-CD-030)

tspleeds

になりますが、ややおとなしめの音質につき、今回のSODDもこちらをリマスターして出せば良かったのにと思うと、ちと残念なタイトルではあります。

とは言っても、ハウリングとチャーリーの終演後のロールの一部だけにつき、気にならないレベルの違いなだけに(事典でも触れるのを忘れてました)、さほど気にならないレベルではありますが・・・。

オマケのCD-Rは同じく71年ツアーから3月14日のラウンドハウス公演。

こちらはVGP『The Lost Marquee Tapes』(VGP-030)のコピー。
こちらは旧ジャケ

vgplostmarqueeold

そしてこちらは現行ジャケ
vgplostmarqueenew


by Hara ¦ 00:54, Monday, Dec 11, 2006 ¦ 固定リンク


『Live'r Than They'll Ever Be』(SODD)
soddliver

『Live'r Than They'll Ever Be』(SODD 013) 1CD+1CD-R
Nov.9 1969 Oakland Coliseum,Oakland,CA (1st Show)
Mono Audience Recording
Quality:Excellent

1.Jumping Jack Flash/2.Prodigal Son/3.You Gotta Move/1.Carol/5.Sympathy For The Devil/6.Stray Cat Blues/7.Love In Vain/8.I'm Free/9.Under My Thumb/10.Midnight Rambler/11.Live With Me/12.Little Queenie/13.Satisfaction/14.Honky Tonk Women/15.Street Fighting Man

表ジャケ及びディスクは、オークランド公演2ndショーを高音質収録し、オフィシャル『Get Yer Ya-ya's Out』のリリースを促したストーンズ・ブート第1号といわれる記念すべき名盤『Live'r Than You'll Ever Be』なのに、何故か正式タイトル及び中身は別で、実はその日の1stショーという、いかにもこのレーベルらしい(苦笑)本作。

この1stショー音源に関しては、前述の2ndショー並の高音質で、当時のレベルとしては最高のオーディエンス録音。

この音源を収録したタイトルではVGPが2004年にリマスターしてリリースした『Pot Boiler 1969』(VGP-265)が決定盤で、本SODD盤もそのコピー。

potboiler

このVGP盤、2001年にまずリリースした時は、この音源の欠点であった録音レベル調整が原因と思われる"JJF"終盤のレベルダウン部分を、全体の音量を持ち上げただけだったので、それに伴って上がったヒスノイズがかなり耳障りでしたが、2004年に出したリマスター盤の方は、そのヒスノイズを除去処理して聴きやすくしているのが特徴。

見分け方としては裏ジャケとマトリクスがポイント。

2001年版の方は裏ジャケの写真がミック単独で、マトリクスはVGP-265の刻印の横にも色々刻印されています。

potboilerold

2004年の方はミックの他にキースとビルが写っており、マトリクスはVGP-265以外は対角に数文字入っているのみ。

potboilernew

オマケのCD-Rは表ジャケで有名な2ndショー音源で、これまたこの音源の現行決定盤であるVGP『From San Francisco To Paris』(VGP-276)のコピー。

fromsanfrancisco

したがって、"JJF"後半のレベル不安定部分は1stショー同様に持ち上げ処理してあるのと、テープチェンジにあたってしまった"Under My Thumb"の前半は欠落したまま。そして"Sympathy For The Devil"3分32秒の音ブレも同じ。

しかし、このオマケ音源の方こそ歴史的な超有名音源なのに、何故にRにしちゃうんですかね・・・。

by Hara ¦ 00:46, Monday, Dec 11, 2006 ¦ 固定リンク


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