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2014年 9月
『Tokyo 1998 2nd Night』(-) |
『Tokyo 1998 2nd Night』(-) 2CD
Mar.14 1998 Tokyo Dome,Tokyo,Japan
Stereo Audience Recording
Quality:Excellent
(Disc-1)
1.Introduction/2.Satisfaction/3.Let's Spend The Night Together/4.Flip The Switch/5.Gimme Shelter/6.Anybody Seen My Baby?/7.19th Nervous Breakdown/8.Saint Of Me/9.Out Of Control/10.Star Star/11.Miss You
(Disc-2)
1.Band Introductions/2.Thief In The Night/3.Wanna Hold You/4.Little Queenie/5.You Got Me Rocking/6.Like A Rolling Stone/7.Sympathy For The Devil/8.Tumbling Dice/9.Honky Tonk Women/10.Start Me Up/11.Jumping Jack Flash/12.You Can't Always Get What You Want/13.Brown Sugar
1998年 Bridges To Babylonツアー来日全6公演中、唯一満員となった3月14日公演全曲収録盤。
この日の目玉は日本初演の"Star Star"。事典でも触れましたが、残念なことにキースが勘違いして高いキーで弾き始めてしまったために、ミックが終始歌いづらそうな珍演をブートで追体験出来ます。
この公演の既発全曲収録タイトルは、VGPの日本ツアー全公演収録ボックス『Far East 98』(VGP-176)のディスク3と4。
そしてもう1つの全公演収録ボックス『Bridges To Babylon Japan Tour -1998-』に封入され、単体でもリリースされていた『Star Fucker』(0314-1/2) の2タイトル。
これら両タイトルとも演奏を大きく捉えた好録音でしたが、本作も音の近さは同程度。『Star Fucker』は中域がオン気味でギターが前面に出ている印象は受けるものの音の上下レンジは狭い印象。『Far East 98』は音のレンジが『Star Fucker』よりも広くて奥行きも感じますが、やや周りが騒がしめ。本作も『Far East 98』同様に音のレンジが広く奥行きのある音ですが、硬質な『Far East 98』と比べると柔らかく聞きやすい音になっています。また、本作も周りは騒がしかったりしますが『Far East 98』ほどではなし。
Bステージも既発2タイトル同様にメインステージ部分と音の近さは変わらずストレスなく通して聞くことができますが、惜しむらくは元々メイン部分でも定位がやや右寄りだったところが、Bステージになると更に右に寄ってしまってます。この定位調整がきちんとされていなかったのはちょっと残念かと。 |
by Hara ¦ 22:16, Tuesday, Sep 30, 2014 ¦ 固定リンク
『Tokyo 1998 1st Night』(-) |
『Tokyo 1998 1st Night』(-) 2CD
Mar.12 1998 Tokyo Dome,Tokyo,Japan
Stereo Audience Recording
Quality:Excellent-Very Good
(※)Disc-2 Track 4〜6
Stereo Audience Recording
Quality:Very Good
(Disc-1)
1.Introduction/2.Satisfaction/3.Let's Spend The Night Together/4.Flip The Switch/5.Gimme Shelter/6.Angie/7.Bitch/8.Saint Of Me/9.Out Of Control/10.Under My Thumb/11.Miss You
(Disc-2)
1.Band Introductions/2.You Don't Have To Mean It/3.Wanna Hold You/4.Little Queenie/5.The Last Time/6.Like A Rolling Stone/7.Sympathy For The Devil/8.Tumbling Dice/9.Honky Tonk Women/10.Start Me Up/11.Jumping Jack Flash/12.You Can't Always Get What You Want/13.Brown Sugar
1998年 Bridges To Babylonツアー来日公演初日となる3月12日公演全曲収録盤。
既発の全曲収録盤は、VGPの日本ツアー全公演収録ボックス『Far East 98』(VGP-176)のディスク1と2。
そしてこちらも全公演を収録したボックス『Bridges To Babylon Japan Tour -1998-』に封入され、単体でもリリースされていた『Bitch』(0312-1/2) の2タイトル。
では本作はというと、まずはメインステージの録音状態ですが、音の遠い『Bitch』はさておき、『Far East 98』が演奏自体はそれなりに大きく捉えているものの、ドラムを除き他のパートはかなりエコーがかったものだったのに対し、本作は『Far East 98』に比べるとやや音に奥行きを感じますが、『Far East 98』よりも演奏を近く捉えており各パートの音も明瞭に聴きとることが出来ます。
この日の目玉だった"Under My Thumb"を例に取ってみると、『Far East 98』は、ドラムはオンに録れているもののヴォーカルはややエコーがかった感じ、そしてギターやキーボードは分離がかなり悪かったりしますが、本作はいずれもくっきりと聞けます。
周りの観客の騒がしさについては、本作も結構周りが騒がしかったりしますが、『Far East 98』の右側の客の叫び声のような耳障りなものがないので、さほど気にはならないレベルかと。
音質についても『Far East 98』は、VGPレーベルこの時期特有の高域キツ目の音造りだったのに対し、本作は高域が耳につかないクリアーな音となっています。
惜しむらくは『Far East 98』はBステージ部分での録音状態の変化がほとんど無かったのに対し、本作は録音者がステージを見ようと後ろを向いてしまったのか、音がかなり遠くなってしまっているのがなんとも残念なところ。 |
by Hara ¦ 23:45, Monday, Sep 29, 2014 ¦ 固定リンク
『Nothern Dancer』(Mayflower) |
『Nothern Dancer』(MF-58/59) 2CD
Apr.22 1979 Civic Auditorium,Oshawa, Canada (2nd Show)
Stereo Soundboard Recording
Quality:Excellent
(Disc-1)
1.Intgroduction By Lorrimer And Belushi/2.Sweet Little Rockn'Roller/3.F.U.C.Her/4.Breath On Me/5.Infekshun'/6.I Can Feel The Fire/7.Am I Grooving You/8.Seven Days/9.Before They Make Me Run
(Disc-2)
1.Prodigal Son/2.Let It Rock/3.Respectable/4.Star Star/5.Beast Of Burden/6.Just My Imagination/7.When The Whip Comes Down/8.Shattered/9.Miss You/10.Jumping Jack Flash
(※)ストーンズの演奏は"Let It Rock"以降
キースのヘロイン不法所持の件の執行猶予条件として開催を義務づけられた、全カナダ盲人協会(Canadian National Institute For The Blind 略してC.N.I.B)のコンサートは、開催期限きっかしの半年後である4月22日に2回開催されていますが、本作が収録しているのは2回目の公演。
この公演はLP時代からのオーディエンス音源と、CD時代になってから発掘されたサウンドボード音源の2種がブート化されていますが、本作はサウンドボード音源での全曲収録で、"Respectable"のイントロ部分のオーディエンス音源の補填編修を聞けば分かるようにTSPの『Blind Date Revisited』(TSP-CD-202-2)のコピー。
ただ本作は単なるコピーではなく、TSP盤が少しシンバル類がシャリっとしていたのを緩和するためか、高域をやや押さえつつ低域を厚くした音造りに。
加えてTSP盤はピッチがやや早めだったのに対し、本作はちょうどTSP盤とVGPがノンクレジットで出したピッチが正常の『Blind Date Revisted』(-)の中間くらいに調整しています。とはいえこの3タイトルのピッチ差は、ほとんど気にならないレベルではありますが。
また、TSP盤と比べると各ディスク約16秒ほど長くなってはいますが、それがこのピッチ調整の結果かと思いきや、さにあらず。どういうわけか本作にはディスクの冒頭と最後に無音部が2〜7秒入ってしまっており、ディスク最後はまだしも冒頭で無音はほんの数秒とはいえ、ここはきちんとしておいて欲しかったところ。
また、せっかくの後発だったのだから、TSP盤がカットしてしまっていた5分弱の曲間をきちんとカバーしてあれば、この音源を収録したタイトルとしては最長収録盤となったのにと思える点はちょっと残念かなと。 |
by Hara ¦ 09:25, Sunday, Sep 28, 2014 ¦ 固定リンク
『Steel Wheels Montreal』(DAC) |
『Steel Wheels Montreal』(DAC-145) 2CD
Dec.13 1989 Olympic Stadium,Montreal,Canada
Stereo Soundboard Recording
Quality:Excellent
(Disc-1)
1.Continenntal Drift/2.Start Me Up/3.Bitch/4.Sad Sad Sad/5.Undercover Of The Night/6.Harlem Shuffle/7.Tumbling Dice/8.Miss You/9.Ruby Tuesday/10.Angie/11.Terrifying/12.Rock And A Hard Place/13.Mixed Emotions/14.Honky Tonk Women/15.Midnight Rambler
(Disc-2)
1.You Can't Always Get What You Want/2.Before They Make Me Run/3.Happy/4.Paint It Black/5.2000 Light Years From Home/6.Sympathy For The Devil/7.Gimme Shelter/8.Band Introductions/9.It's Only Rock'n Roll/10.Brown Sugar/11.Satisfaction/12.Jumping Jack Flash/13.Carmen
サイト「Wolfgang's Vault」にて公開された、1989年ツアー最終公演地アトランティックシティの1つ前となるモントリオール2日連続公演の初日収録作。
事典でも触れたように、このサイトでの公開音源はFM放送の素材が主でであることから、きちんとミックスされたものが多いのですが、この公演に関してはラフミックスというよりはかなり変わったミックスとなっています。
具体的には、まずギターは左右に振り分けられずに中央やや左に重なってのミックスにつき、キースが微妙に逆側の定位。ドラムに関してはライドシンバルも右に寄ってしまってはいるものの、主となるハイハットが右にきていることから、これはどちらかというと正常。鍵盤隊はオフィシャルはマットが右でチャックが左ですが、この音源は逆でマットが左でチャックが右。では左右判断で有効な"Continenntal Drift"はというと、アンビエントマイクが拾っている音なのではと思える感じの分離の悪い音でほとんどモノラル状態。
"Undercover Of The Night"のシーケンスは「チッチキチッチキ」とリズムを刻んでいる金物系は右で正常ですが、サビに「ダカダカダッ」と入ってくるエレクトリックタムは通常左のところ、この音源は逆で右。"Sympathy For The Devil"は、オフィシャル『Flashpoint』で聞けるものよりシーケンスが更に左右に広がっているのと、ここで公開されている他のSteel Wheelsツアー音源同様にバンド用のガイドリズムもオンにミックスされていたりしますが、ボンゴ等の左右振り分けは正常。
といった具合で、左右逆云々とは何とも判断しかねる振り分けとなっています。
この音源を収録した既発タイトルは『Montreal 1989 1st Night』(-) のみ。
全体的な音質は、公開音源をほとんどイコライジングしていない『Montreal 1989 1st Night』に比べて、本作は低域に厚みを持たせる音造り。
このサイトの他のストーンズ公開音源同様、この公演もカセットテープを経由したマスターをアップしているようで、テープチェンジによるカットがあることに加えて基テープが劣化していたようで、最初のテープチェンジとなる"Angie"のイントロ以降は若干高域が落ち気味となっていますが、この点は両タイトルとも特に高域補正等はせずにそのまま。とはいえ、特にいじらずともブートとしては充分高音質といえるレベルではあります。
テープチェンジ部の補填についてはどうかというと、まず最初の欠落部である"Ruby Tuesday"終了後から"Angie"にかけて。
公開音源では"Angie"のイントロがフェードインで途中からの収録となっていましたが、『Montreal 1989 1st Night』は、公開音源と同じ質感のあまりリバーブがかけられていない生々しい音である『At The Max To The End』(VGP-087)に代表される10月19日LA公演のモノラルビデオ音源からイントロを持ってきて、定位をきちんと中央やや左に合わせた上で、このモントリオール公演の歓声をマトリクスさせるというマニアックな補填がされており、事前にここが欠落しているという前知識がなければ、まず分からないのではという編修がされているのに対し、本作は同日のオーデォエンス音源を補填していますが、この音源自体がレンジの狭いカセット特有の音質なことに加え、高域に高周波ノイズがのってしまっているので、音源切り替わり時の音質差が出てしまっています。
もう1ヶ所は"Satisfaction"エンディングの一番最後のリフ途中で僅かな欠落がありましたが、『Montreal 1989 1st Night』は、最後のリフ前にミックが叫ぶ「HEY!」から後のリフ1回とコードがEに切り替わる迄の約13秒を、『Paint It White』(VGP-309)に代表される翌14日公演のサウンドボード音源にて補填。こちらも一聴した感じでは編修されていることが分からないくらいの繋ぎ処理となっていますが、本作はこちらも前述の同日オーディエンス音源を補填していますが、この録音自体が奥行きのあるもの故、音源が切り替わった瞬間に音が奥に引っ込んだ印象を受けます。
『Montreal 1989 1st Night』と本作の補填編修については、通しで違和感なく聞けるか、多少の音質差はあっても同日の音で通しで聞けるか、といったところで評価の分かれるところかと。
なお、事典では公開音源のテープチェンジによるカットを2箇所としていましたが、本作のリリースによりもう1箇所あったことが判明。その箇所は"Before They Make Me Run"終了直後で、約8秒間ほど本作はオーディエンス音源を補填。公開音源ではカットされていたキースの発した1言を聞くことが出来ます。 |
by Hara ¦ 22:19, Wednesday, Sep 24, 2014 ¦ 固定リンク
『Steel Wheels Toronto』(DAC) |
『Steel Wheels Toronto』(DAC-144) 2CD
Sep.3 1989 CNE Stadium,Toronto,Canada
Stereo Soundboard Recording
Quality:Excellent
(※)Disc-2 Track 2(part)
Stereo Audience Recording
Quality:Very Good
(Disc-1)
1.Continenntal Drift/2.Start Me Up/3.Bitch/4.Sad Sad Sad/5.Undercover Of The Night/6.Harlem Shuffle/7.Tumbling Dice/8.Miss You/9.Ruby Tuesday/10.Play With Fire/11.Dead Flowers/12.One Hit/13.Mixed Emotions/14.Honky Tonk Women/15.Rock And A Hard Place/16.Midnight Rambler
(Disc-2)
1.You Can't Always Get What You Want/2.Little Red Rooster/3.Before They Make Me Run/4.Happy/5.Paint It Black/6.2000 Light Years From Home/7.Sympathy For The Devil/8.Gimme Shelter/9.It's Only Rock'n Roll/10.Brown Sugar/11.Satisfaction/12.Jumping Jack Flash
サイト「Wolfgang Vault」にて公開されたステレオサウンドボード音源を基にした全曲収録タイトル。
この公演については事典でも触れたように、その時のニューシングルだった"Mixed Emotions"をMTVがテレビ中継し、それが日本でも放送されたりしてましたが、当時早くもライブ中盤がごっそりと抜け落ちているという不完全な状態ながらも素材となったビデオが90分ほど流出。それを基にブートビデオやCDがリリースされてきましたが、「Wolfgang Vault」が全曲をステレオサウンドボード音源にて全曲公開したことから、それを基にした全曲収録タイトルが本作の前に3つリリースされています。
これら3つの紹介と本作を比較する前に、この音源の比較ポイントを3つほど。
まずは左右のチャンネル。オープニングSEの"Continenntal Drift"を確認すれば分かるように、公開音源では左右が逆。とはいえギターに関しては左右に振り分けられたミックスではなく、キースが中央やや左でロニーは左側と片側に固められていることから、左右修正した場合はロニーも右に定位することとなります。
あとの2つはテープチェンジによる欠落。「Wolfgang Vault」が公開している音源の基メディアは90分のカセットテープだったようで、2ヶ所テープチェンジによる欠落があります。
最初は"Play With Fire"と"Dead Flowers"の曲間。幸いにも曲にはかかっていなかったため、曲の部分欠落はありませんが、曲間でもミックのMCが欠落しています。この部分については、前述のビデオだとカットなく収録されているので補填は可能。
次のテープチェンジは、"Little Red Rooster"のミックの歌が終わった直後からハープソロの途中までの24秒ほど。前述のビデオでは曲自体が未収録となっていることから、この部分の同日サウンドボード音源は現状不可能。ただし公開音源自体がチャーリーのバスドラムが若干ズレたかな程度の繋ぎをきちんと施していたため、よく聴かないと音が飛んでいるか分からないようにはなっています。
では、既発タイトルや本作がどのような編集をしていたかというと・・・。
まずは事典で代表盤として取り上げた『Toronto 1989 1st Night』(-)
左右のチャンネルはきちんと反転修正。"Play With Fire"と"Dead Flowers"の間はビデオ音源を補填。"Little Red Rooster"の終盤は補填せず欠落したままとなっています。音の方は公開音源そのままの質感を保っている充分高音質といえるレベルのもの。
続いては、こちらも事典で代表盤として取り上げた『Live In Toronto -CNE Stadium 1989 September 3-』(-)
こちらも左右のチャンネルはきちんと反転修正。そして"Play With Fire"と"Dead Flowers"の間もビデオ音源を補填。"Little Red Rooster"も補填せずそのままと、『Toronto 1989 1st Night』と編集自体は同じですが、全体的な音造りは、高域が耳につかないよう該当周波数をきちんと調整しながら持ち上げて音にメリハリを与えつつ、音に広がりを与えるエフェクトをかけて聞きやすさの向上を図っています。ただし、そのエフェクト効果で音が立体的になったことにより、ヴォーカルやギターが若干奥に引っ込みスネアドラムが僅かながら薄くなったかなといった印象を受けたり、また"Continenntal Drift"でアンビエントマイクが拾ったと思しき観客の歌声が浮き立っちゃってしまっていることや、"Little Red Rooster"欠落部の繋ぎ部分でのバスドラムの微妙なズレが若干強調されてしまったりしているので、このあたりは『Toronto 1989 1st Night』となんとも好みの分かれるところかと。
3つめのタイトルは、Goldplateの『Toronto 1989』(GP-1306CD1/2DVD1)。
左右の修正、"Play With Fire"と"Dead Flowers"の間のビデオ音源補填、"Little Red Rooster"で補填せずというのは、ここまでの2タイトル同様ですが、何故かこのタイトルは肝心の公開音源部分に問題があり、幾つかの曲に音ブレが発生していたり、"Play With Fire"は何故かイントロがフェードインとなってしまっています。
さて本作。左右のチャンネル修正、"Play With Fire"と"Dead Flowers"の間のビデオ音源補填は他タイトル同様ですが、"Little Red Rooster"の欠落部に関しては、VGP『Sweet Toronto』(VGP-228)で聴けたオーディエンス音源を補填して、唯一のノーカット収録盤としています。
そのオーディエンス音源補填部分ですが、音質は中域がオンになった平均的なカセット録音の音質で、VGP盤では当時の音造りなのかやや高域がきつめになっていましたが、本作の補填部は自然な感じとなっており、若干低域が割れ気味だったりはするもののバスドラムがオンに録れているため、極端な違和感を覚えることはありません。惜しむらくは、定位が右に寄ってしまっていることに加えて、左から観客の話し声も若干拾ってしまっていることから、ここは右チャンネルをモノラル化して疑似ステレオ化すれば尚良しだったような気も。
なお、メインのサウンドボード音源の音質はというと、特にエフェクトはかけず低域に厚みを持たせた音造りとしていることから、『Toronto 1989 1st Night』の低域がオンになった印象を受ける音に仕上がっています。 |
by Hara ¦ 23:37, Saturday, Sep 20, 2014 ¦ 固定リンク
『Voodoo Lounge Tampa』(DAC) |
『Voodoo Lounge Tampa』(DAC-143) 2CD
Nov.22 1994 Tampa Stadium,Tampa,Fl
Stereo Soundboard Recording
Quality:Excellent
(※)Disc-10 Track10(part)
Stereo Audience Recording
Quality:Excellent
(Disc-1)
1.Not Fade Away/2.Tumbling Dice/3.You Got Me Rocking/4.Shattered/5.Rocks Off/6.Sparks Will Fly/7.Satisfaction/8.Beast Of Burden/9.Far Away Eyes/10.Doo Doo Doo Doo Doo/11.Love Is Strong/12.It's All Over Now/13.I Go Wild
(Disc-2)
1.Miss You/2.Band Introductions/3.Honky Tonk Women/4.Before They Make Me Run/5.The Worst/6.Sympathy For The Devil/7.Monkey Man/8.Street Fighting Man/9.Start Me Up/10.It's Only Rock'n Roll/11.Brown Sugar/12.Jumping Jack Flash
PPV放送された後にダイジェストながらオフィシャルでの映像発売もされたマイアミ公演の1つ前にあたる、タンパ公演全曲収録作。
メインとなる音源は、サイト「Wolfgang's Vault」が公開した高音質ステレオサウンドボード録音で、この音源を収録している既発タイトルは事典での代表盤として挙げた『Tampa 1994』(-) のみ。
ストーンズのWolfgang Vault公開音源といえばカセットテープを経由したものが主だった故に、ピッチやテープチェンジによるカット問題があったりしましたが、この音源については長時間録音メディアが主流の時期ということもあり、おそらくDATテープを使って録音したようで、ピッチの狂いは当然の如く無いことに加え、カセットテープのような劣化による音質変化も無いため、既発・本作ともども高音質を維持したまま最後まで楽しむことが出来ます。
とはいえ長時間録音メディアといっても、DATの120分テープにおそらくSPモードで録音したようで、"Start Me Up"終了直後から"It's Only Rock'n Roll"1番のAメロ途中までは、残念ながらカセット時代同様にテープチェンジによる欠落が発生しています。
この欠落部分について『Tampa 1994』はオーディエンス音源等による補填はありませんでしたが、本作は同日のオーディエンス音源を補填し全曲ノーカット収録としています。
この補填オーディエンス音源ですが、おそらくDATを使っての録音のようで、やや中域が張りだしている感はあるもののクリアーな演奏を大きく捉えた音につき、補填された部分しか聞くことは出来ませんが、この音源単体でリリースしてもいけるような気も。
ただし、オーディエンス音源がバスドラムを大きめに捉えているのに対し、メインのサウンドボード音源はオーディエンス音源ほどバスドラムがオンになっていないため、音源切り替わり時にドラムのオン・オフの差は感じるかもしれません。
この公演のある意味目玉となったのが日替わり曲の"Far Away Eyes"。
元々の公開音源では、曲の最後のサビ4回繰り返し部分の2回目「And if you're downright disgusted〜」のヴァースで、おそらく操作ミスにより"Sympathy For The Devil"のシーケンサーがガイドリズム含めて、
この2回目のヴァース丸々分鳴ってしまうというトラブルが発生していましたが、『Tampa 1994』はこれを嫌って間奏前のサビの同部分を補填してすんなりと聴けるよう処理したものの、よりによってその補填したヴァース部分の歌詞をミックが歌詞を間違えてしまっていたことから、おかしなことになってしまっています。
具体的には、補填貼り付け対象となる間奏前のサビでミックは「And if you're downright disgusted〜」を「So if you're downright disgusted〜」と歌ってしまっていることから、最後のサビ繰り返しは4ヴァースとも「So if you're〜」始まりとなってしまっていることに加え、歌詞が合っていた「And if you're〜」始まりのサビは前述のトラブルがあった部分ということで差し替えられてしまっていることから、『Tampa 1994』では「And if you're〜」というくだりは1回も出てこないことに・・・。
本作はトラブルもドキュメントの1つと捉えたようで、その部分は加工せずにそのまま収録しています。
贅沢(?)をいえば、こういったトラブルがあると実際の会場ではどのように聞こえていたかという興味が沸いたりするので、この"Far Away Eyes"を補填で使用したオーディエンス音源でボーナス収録をしてくれれば、後発としてのポイントは更に高かったかなと。 |
by Hara ¦ 09:26, Saturday, Sep 13, 2014 ¦ 固定リンク
『The Brixton Academy 1995』(RS950719R) |
『The Brixton Academy 1995』(RS950719R) 2CD
July.19 1995 Brixton Academy,London,England
Stereo Soundboard Recording
Quality:Excellent
(※)Disc-1 Track-1 Disc-2 Track-4(part)
Mono Audience Recording
Quality:Very Good
(※)Disc-1 Track-13(part) Disc-2 Track-4(part),10(part),11(part)
Stereo Audience Recording
Quality:Very Good
(Disc-1)
1.Opening/2.Honky Tonk Women/3.Tumbling Dice/4.You Got Me Rocking/5.Live With Me/6.Black Limousine/7.Dead Flowers/8.Sweet Virginia/9.Far Away Eyes/10.Love In Vain/11.Down In The Bottom/12.Shine A Light/13.Like A Rolling Stone
(Disc-2)
1.Monkey Man/2.I Go Wild/3.Miss You/4.Band Introductions/5.Connection/6.Slipping Away/7.Midnight Rambler/8.Rip This Joint/9.Start Me Up/10.Brown Sugar/11.Jumping Jack Flash
Rattle Snakeが発掘リリースした『Brixton Academy 1995』(RS 251/52)に収録されていた、オフィシャル『Stripped』用に準備されたラフミックスの流出ステレオサウンドボード音源を、逆だった左右を反転させてメインに据え、既発ではカットされていた部分もオーディエンス別音源を補填して最長収録としているのが本作。
このサウンドボード音源収録盤について、事典では『Brixton Academy 1995』(-)と『Welcome To Brixton』(FTV001 CD1/2)の2タイトルを代表盤として挙げましたが、いずれもオーディエンス音源での補填は無し。
では本作がどういう補填をしているかというと、まずはオープニング部分。このサウンドボード音源、"Honky Tonk Women"が始まる寸前からスタートしており、大半がそのままにしていた既発タイトルの中では、Mayflowerの『Brixton Academy 1995』(MF-33/34)のみ、"Honky Tonk Women"終了後の歓声数秒を"Honky Tonk Women"が始まる前にコピー移植しているものの、歓声部分のチョイス位置に細心の注意をはらわなかったため、ロニーのギターと思しき微細な音が鳴っているのでそこからというのがすぐ分かってしまうのが玉にキズ。
本作はというと、当時から出回っていたオーディエンス録画のビデオ音声を補填に使用していますが、この音声はモノラルの上に音のレンジが狭いことから、メインのサウンドボード音源との音質差がかなりあったりするので、たしかにビデオ音声より30秒弱短いものの"Honky Tonk Women"開始まで47秒という充分な長さがあり、またその差となる30秒弱の間も歓声しかなくバンドコールが入っているわけでもないので、それならば音質差の違和感もこちらの方が少ないと思しき『Brix 95』(-) のクリアーなオーディエンス音源を補填した方が良かったような気はしますが、後の補填状況から察すると入手できなかったのかも。
"Slipping Away"と"Midnight Rambler"の曲間、アンコールの"Jumping Jack Flash"前後の歓声は、VGP『Welcome To Brixton Academy』(VGP-094)からコピー補填しており、当然ながらサウンドボードとオーディエンス音源の音の質感の違いはあるものの、音質差の方はさほど感じられません。
ただ、サウンドボード音源でキースの紹介以外はすべて欠落していた"Band Introductions"の補填については、VGP盤がバーナードの紹介部分だけ何故か欠落していたため、バーナード部分は前述のビデオ音声で、そしてバーナードとキース以外はVGP音源で補填していることから、音質がころころ変わるといった印象を受けてしまうので、ここは何としても他の既発オーディエンスタイトルを入手して補填してもらいたかったところ。
その反面、凝った編集となっているのが"Like A Rolling Stone"終了後。曲終了直後の5分37秒からVGPオーディエンス音源に切り替わり、5分44秒の途中から5分45秒にかけてはVGP音源の上に、キースが発した「Thank you Bob」の一言をオフィシャル『Stripped』から持ってきて被せ、5分51秒にチャーリーが遊びで入れたフィルインが始まる寸前までVGP音源が続くといった編集になっています。こういう凝った編集をやっているだけに、オープニングやメンバー紹介でのビデオ音源使用はなんとも残念かと。
ちなみに全体の音質ですが、やや硬質な音造りにつき一部高域が耳につくことも。
そして既発のサウンドボード音源収録盤すべてに共通の、"Black Limousine"終了後にミックが発した「Thank you」に続いてのMCに入る寸前と、"Rip This Joint"終了後の歓声それぞれにあった僅かな音飛びについては本作もありますが、なめらかに聞こえるよう編集が施されています。 |
by Hara ¦ 14:15, Saturday, Sep 06, 2014 ¦ 固定リンク
『One Night In A Judo Arena』(Tarantura) |
『One Night In A Judo Arena -Special Guest Is A Ghost-』(TCDRS-45-1,2) 2CD
Mar.10 2003 Budokan Hall,Tokyo,Japan
Stereo Audience Recording
Quality:Excellent - Very Good
(Disc-1)
1.Jumping Jack Flash/2.You Got Me Rocking/3.MC/4.Live With Me/5.Let It Bleed/6.No Expectations/7.Rocks Off/8.Everybody Needs Somebody To Love/9.Worried About You/10.Midnight Rambler/11.Member Introductions/12.Slipping Away/13.Before They Make Me Run
(Disc-2)
1.Start Me Up/2.It's Only Rock'N Roll/3.Rock Me Baby/4.Can't You Hear Me Knocking/5.Honky Tonk Women/6.Tumbling Dice/7.Brown Sugar/8.Satisfaction
事典以降リリースの2003年武道館公演全曲収録盤3タイトル目となる本作。
メインで収録しているのは、前々項で紹介したMayflowerの『The Man Who Stole The Sun』(MF-38/39)や『Live At Budokan 2003』(MF-38/39)と同じネット上に挙がっていたオーディエンス音源で、演奏を大きく捉えた好録音。時折手拍子が曲中にパラパラと被ってきたりもしますが気になる程のレベルではなく、耳障りな歌声や叫び声もほとんどありません。
Mayflower盤は、アップされていた基音源のスタートが"Jumping Jack Flash"が始まる10秒前という唐突感や、アンコールの"Satisfaction"終了後に、まだメンバーがステージから完全に立ち去る前にフェードアウトしていたことを嫌って、この音源の頭と最後にExileの『Live At The Budokan Special Edition』(EXM-015A/B/C)からコピーした別音源を補填していましたが、本作はそのような処理はせずに長さはそのまま。
終わりの方はまだしも、既発が全て開演前のブザーや客電が落ちる瞬間の盛り上がりを捉えているのに対し、最初の盛り上がる部分が未収録というのは後発としては減点ものかと。
この音源の難点だった"Rocks Off"中盤の1分弱の欠落については、Mayflower盤は音源前後同様にExile盤からコピー補填していましたが、本作もさすがにその部分をそのままというわけにはいかなかったようで、
やや中域が響き気味のモノラル音源を補填しています。
音質の方は、コンプレッサーを過剰にかけて音圧を上げているというこのレーベル特有のもので、Mayflower盤に比べると高域と低域のレンジ差があまりない、すっきり感に欠ける音になってしまっています。
また、このレーベル特有のチャプターが変わる際の僅かな音飛びも"Jumping Jack Flash"と"You Got Me Rocking"の間に1箇所発生しているのは大減点もの。
というわけで、後発にしてはあまりにおそまつかなという印象を受けるタイトル。 |
by Hara ¦ 23:11, Friday, Sep 05, 2014 ¦ 固定リンク
『Budokan 2003』(-) 2CD
Mar.10 2003 Budokan Hall,Tokyo,Japan
Stereo Audience Recording
Quality:Excellent
(Disc-1)
1.Intro/2.Jumping Jack Flash/3.You Got Me Rocking/4.Live With Me/5.Let It Bleed/6.No Expectations/7.Rocks Off/8.Everybody Needs Somebody To Love/9.Worried About You/10.Midnight Rambler
(Disc-2)
1.Band Introductions/2.Slipping Away/3.Before They Make Me Run/4.Start Me Up/5.It's Only Rock'N Roll/6.Rock Me Baby/7.Can't You Hear Me Knocking/8.Honky Tonk Women/9.Tumbling Dice/10.Brown Sugar/11.Satisfaction
武道館公演6種類目となるオーディエンス音源での全曲収録盤。
これまでの全曲収録盤は、開演前のブザーから実際に客電が落ちるまでの間を短く編集していましたが、本作はそこをノーカットで収録しているためディスク1冒頭の"Intro"のトータルタイムが14分29秒もの長さとなっています。
これに関しては、ブザーから客電落ちまでどういった場内BGMが流れていたかという欲求に応えるものにはなっていますが、ざわめきの中のBGMを実際に毎回14分強も聞かなくてはならないということもあるし、客電が落ちて場内が沸くところから聞きたい場合は早送りか巻き戻しが必要だったりするので、ここは客電が落ちる前にもチャプターを振っておいてもらいたかったところ。
序盤やや奥行きを感じたりしますが、場内の音量が上がった中盤以降はかなり音が近くなり、どちらかというと重心低めの音はSODDの『Live At The Budokan (5th Anniversary Edition)』(SODD 070/071)と『Front Row』(VGP-330)の中間といった印象ですが、タムでリズムを刻む"You Got Me Rocking"あたりは重心の低いVGP盤よりもドラムが太い印象を受けたりします。
音質もSODD盤に近い印象のマイルドな音造りで、高域が耳に刺さるといった印象は無し。
惜しむらくは、左側の観客がメンバー紹介や楽曲イントロで時折奇声をあげているのが気になる箇所があったりするので、演奏の定位がやや右寄りなので、左チャンネルに右チャンネルをパンさせる等して緩和を図ってもらいたかったかなと。 |
by Hara ¦ 07:08, Friday, Sep 05, 2014 ¦ 固定リンク
『The Man Who Stole The Sun』(Mayflower) |
『The Man Who Stole The Sun』(MF-38/39) 2CD
Mar.10 2003 Budokan Hall,Tokyo,Japan
Stereo Audience Recording
Quality:Excellent
(Disc-1)
1.Introduction/2.Jumping Jack Flash/3.You Got Me Rocking/4.Live With Me/5.Let It Bleed/6.No Expectations/7.Rocks Off/8.Everybody Needs Somebody To Love/9.Worried About You/10.Midnight Rambler/11.Member Introductions/12.Slipping Away/13.Before They Make Me Run
(Disc-2)
1.Start Me Up/2.It's Only Rock'N Roll/3.Rock Me Baby/4.Can't You Hear Me Knocking/5.Honky Tonk Women/6.Tumbling Dice/7.Brown Sugar/8.Satisfaction
2003年Licks Japanツアー初日にして、一部ファンにとっては悲願であった武道館公演。
事典では4種のオーディエンス音源を採り上げましたが(掲載したオーディエンス音源全曲収録タイトルは5つ)、出版後に何故か相次いで3タイトルもの、これまでとは異なるオーディエンス音源での全曲収録盤がリリースされたので、順を追って紹介していきます。
まずはMayflowerリリースの本作。
基となったのはネット上に挙がっていた音源ですが、この音源は"Jumping Jack Flash"が始まる10秒前から始まる形でアップされていたことから、やや唐突な感じを受ける印象でしたが、本作はその点を嫌い、
まず開始ブザーから客電が落ちてメンバーがステージに上がるまでの部分をExileの『Live At The Budokan Special Edition』(EXM-015A/B/C)からコピーして補填をしています。
ちなみにこの補填部分ですが、Exile盤はディスクスタートからブザーが鳴るまで20秒弱程ありましたが、最初のうちは右チャンネルで話し声を結構拾っていたことから本作はその部分を嫌って、Exile盤より15秒ほど遅れてフェードインスタート。
またこのアップされた音源、マスターに問題があったのか"Rocks Off"の中盤にも1分弱の欠落がありましたが(本作のタイムでいうと2分37秒から3分41秒まで)、本作はその部分もExile盤からコピー補填。
加えて、基の音源はアンコールの"Satisfaction"終了後、まだメンバーがステージから完全に立ち去る前にフェードアウトしていましたが、本作は9分3秒から1分17秒間ほど、ここもまたExile盤からコピー補填をして終演後のアナウンスまで聞けるようにしています。
・・・と、ここまでは単純なネット落としではなく、きちんと開始ブザーやアナウンス、そして欠落部も補填と、後発タイトルとして然るべき処理がされている点はグッドポイントだったりしますが、肝心の音質がやや高域を持ち上げすぎたようでシンバル類が耳につくのが玉にキズ。
大元のネットに挙がっていた音源は低域がオンで高域控えめの太めな音でしたが、本作はクリアーですっきりとした質感に仕上げたかったのか、高域を持ち上げたまでは良かったものの、耳につく周波数をやや下げるといった細かい作業を怠ってしまったようで、結果としてちょっと高域キツめな印象を受ける音に仕上がってしまっているのはやや残念。
では補填部との音質差はどうかというと、前述の"Rocks Off"での音源切り替わり部を聞けば明白なように、Exile音源になった途端に音がマイルドになった印象を受けます。
逆にもしメインとの違和感を無くすのだったら、同じExile音源でも高域きつめの音造りにしていた、『Live At The Budokan Hall』(SD-001A/B)をコピー補填した方が良かったかも。
音源自体は演奏を大きく捉えた好録音で、時折手拍子が曲中にパラパラと被ってきたりもしますが気になる程のレベルではなく、耳障りな歌声や叫び声もほとんどありません。
なお、本作は現在タイトル名が『Live At Budokan 2003』(型番は同じMF-38/39)に変更となり、ジャケットも以下のものになっているようです(ジャケット画像は現時点で現物未入手につきネットから)。
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by Hara ¦ 23:53, Tuesday, Sep 02, 2014 ¦ 固定リンク
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